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入学式と適性検査
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荷馬車の操縦席に腰を下ろしたメェルアーは楽しそうに鼻唄を歌っている。
「辛かったら止まってね」
「メェルアーは何にでも声をかけるなぁ」
運搬用の荷馬車なので人はメェルアーと操縦師のおっさんしかいない。
「うん、でもありがとう。変わってくれて」
「まぁこれで最後だし、馬達もメェルアーの操縦はえらく気に入っていたぞ」
「うん」
会話は特に続かないが楽しそうな笑みを浮かべる2人。
四つの大きな橋を渡り、いくつかの町や村に荷物を届けていく。
しばらく走っていると大きな門と壁が見えてきた。
「おっと、もうすぐで都に入るから交代だ」
慣れたように席を交代する2人。
門に着くと長いトンネルが中に広がっていた。
門兵が近付き2人を止める。
「そこの荷馬車、軽い確認をさせて貰うぞ」
魔術を使い荷物を確認していく門兵。
「わぁーおっきいトンネル」
「このトンネルを抜けると王都だ」
「不審なものは無し、事業者登録も不備無し。そっちの嬢ちゃんは入学おめでとう!」
笑顔で行ってよしの合図を送る門兵。
馬に指示を出して進み始める荷馬車。
「学校の前まで乗ってくか、それとも散策するか?」
「がっこうまでたのむ。私はまいごになり間に合わないことになる」
「りょーかい!」
人通りを掻き分けるように荷馬車が進んでいく。
魔導具による運搬が支流となったが、地方から来た行商人などはとても買う余裕などない。
だから怪訝な顔を向けるものは居ても、文句を言うものは居ない。
「いいなー、俺もアレが使えたらいいんだがなぁ」
「たかいからねー」
「だな。おっ、串焼き二つ」
会話しながら外で店を広げる男に金を投げるおっさん。
金の対価に串が二つ投げ渡された。
「ほら食え、ささやかながら入学祝いだ」
「ありがたく貰う」
食事を済ませると丁度くらいの時間だったようだ。
「じゃ、私はこれで。おじさんみんなによろしくって」
見送られながら学校の門を越える。
「本日2度目、こっちは短い」
受付まで進み入学手続き書を提出。
順番に並ぶ列へと案内された。
「私の担当は君かい?よろしくね」
白髪に黒い瞳、少年にも少女にもとれる容姿は美しく。
数秒目を合わせれば惚れてしまうかもしれない輝きを放っていた。
白をベースとした制服。
短い袖口を一周取り囲う黒い線に、袖口の外側から襟元まで伸びる金色の線三本線。
「私は三年主席のリーナ・ワードルズだ」
どうやら上級生が新入生の案内をするようだ。
「わたしはメェルアー・オレンズ。よろしくお願いします」
手を取られ、更衣室へと連れて行かれた。
受付で書類の代わりに受け取った紙袋があったと思い出す。
「制服の着方をレクチャーするんだ。最初の一週間は上級生の私達が教えるからその間に覚えるんだぞ」
「わかった」
なすがままに制服へと変えられていく。
黒色の袖口に金色の一本線。
「黒組だと私と同じだね。ってことは全般的に秀でているってことかな」
「そでにはそんなふかいいみが」
「そうだよ、袖口がクラス色で線が学年」
「ワードルズ先輩は全部強いんですか?」
「ふふ、面白い質問だね。魔法適性はオールA、剣に体、手当から魔導学に至るまでパーフェクトにこなせるとも」
「おーかっこいい、お姉様とお呼びしても」
「やめてくれ~みんなそう呼んでくるが恥ずかしいったらありゃしない」
「そうですか」
「まー気軽にリーナ先輩とかリーナちゃんでもいいよ、メェルアーちゃんとはいい縁になりそうだし」
放送が入り続々と大講義堂へ足を運んで行った。
「校長挨拶、代表挨拶、各関連商会挨拶くらいだねー。これが長過ぎて生徒会選挙で公約これの短縮にしたら受かった生徒がいるくらいなんだよ」
「せいとかい、いいね」
「残念だけど四年からだよ。私も来年から立候補できるし挑戦してみる」
「そう、ざんねん」
そうこうしていると校長と思しき男が壇上に立った。
「数ある中でも国立魔術学校を選んでくれた事、光栄に思う。未来の国益に向けた教育は厳しくもあるが、楽しい学びの場でもある!以上」
短縮されたと聞いたがそれでも長い時間を過ごし終え、疲れ果てた様にみんな大講義堂から出ていく。
「次は魔術適性検査とかだね、一応入学前書類で書いていると思うけど」
先輩に連れられるまま検査会場へとやってきた。
「まぁここで落ちる人は適性がFもない人くらいだから安心して」
少し緊張していたように見えたのか、心配して声をかけてくれた先輩に笑顔を向けるメェルアー。
「次!」
両手を空中に浮かぶ球体の横に持ってきて手を広げる。
「では息を吸って、吐いて。魔力を込めて~」
「すぅ…ふぅ(体が壊れないように慎重に)」
バチバチと鮮やかな閃光が球体を包み込み、消えた。
「安定するまで少し待とうねー、はい大丈夫です」
検査は終わったようだ。
「次のところ行こっか」
「うむ(4歳の時より出力が上がっているのは体の成長に合わせて、女神としての力が受け入れられているか?)」
悩ましい問題を抱えつつ、次の場所へやってきた。
「次は、軽い可視化検査だよ。女の子だと剣術とか体術やったとこのない子が多いから、この検査結果しだいでは基礎作りから教えることになるよ」
最初の場所は動く床のようだ。
「これで体力と持久力を測るんだ、連続で魔術を練るのに体力結構使うだろ?アレを軽減するためにもここでの結果が必要なんだ」
最初は徒歩でも大丈夫だったが、段々と走らなければ後ろに飛ばされる勢いになってきた。
「ふぅ、はぁ(転生先の器が悪いのか下手に力を出すと壊れそうですね)」
息を繋ぎながらなんとか走って耐える。
だが、脚がもつれて一気に動く床に倒れ込みそうになった。
「危ない、ほら立てる?」
咄嗟の判断で手を出し、体を支えてくれた先輩にお礼をした。
「ありがとうございます」
「いや、いいよ。にしても10か…」
ボソッと呟かれた声を拾うものは誰もいない。
「次はわたしのなにをみられる」
「次はそうだねー跳躍力かな、あとは瞬時な判断能力」
軽く飛んで板を剣で斬るといった内容。
「まぁやってみるといい。剣はそこの模造刀」
足に力を溜め、飛び跳ねるメェルアー。
剣を持つ手を顔の高さまで上げて、横に一閃。
「わぁっと」
切った反動で跳ねた板が頭を打ち、地面に間抜けな声を上げながら落ちた。
「いったた、どうですか先輩」
「危なかったよ、模造刀が折れてね」
先輩の人差し指と中指の間に折れた刃が刺さっていた。
板の方は無理やりへし折ったようにこちら側に折れていた。
「高さとしてはいいじゃないか、でも無闇に振るのは危ないよ」
自身の身長より高く跳べればいいようだ。
「さいごのこれは?」
「あぁ、これは床が回転するんだが。向こうの人を見てみるといい」
ぐるぐると回されたあと、奥にある剣を取り、丸太に一撃入れるというもの。
「これはまた殊勝な」
「これは本人の軸と目の良さを測れるんだ」
「がんばります」
丸い床の上に立ち目を瞑る。
グルングルンと回転する中で、女神だった頃の記憶が走馬燈のように流れてくる。
「(私本人の脳が追いつかなくならなければ見れない?)」
どれほど記憶をたぐっても思い出すのは最後に聞いた正負の因果と泣き叫ぶ声。それからもっと昔の業務くらいである。
「ほら、止まったよ」
声をかけられて我に戻る。
一直線に走り出し、机の上に置かれた剣を手に取り構える。
「はぁぁっ!!」
剣がマルタに突き刺さった。
「お見事」
そんなに驚いていない顔だが、内心は読み取れるほどに現れている。
好奇の眼差しだ。
「辛かったら止まってね」
「メェルアーは何にでも声をかけるなぁ」
運搬用の荷馬車なので人はメェルアーと操縦師のおっさんしかいない。
「うん、でもありがとう。変わってくれて」
「まぁこれで最後だし、馬達もメェルアーの操縦はえらく気に入っていたぞ」
「うん」
会話は特に続かないが楽しそうな笑みを浮かべる2人。
四つの大きな橋を渡り、いくつかの町や村に荷物を届けていく。
しばらく走っていると大きな門と壁が見えてきた。
「おっと、もうすぐで都に入るから交代だ」
慣れたように席を交代する2人。
門に着くと長いトンネルが中に広がっていた。
門兵が近付き2人を止める。
「そこの荷馬車、軽い確認をさせて貰うぞ」
魔術を使い荷物を確認していく門兵。
「わぁーおっきいトンネル」
「このトンネルを抜けると王都だ」
「不審なものは無し、事業者登録も不備無し。そっちの嬢ちゃんは入学おめでとう!」
笑顔で行ってよしの合図を送る門兵。
馬に指示を出して進み始める荷馬車。
「学校の前まで乗ってくか、それとも散策するか?」
「がっこうまでたのむ。私はまいごになり間に合わないことになる」
「りょーかい!」
人通りを掻き分けるように荷馬車が進んでいく。
魔導具による運搬が支流となったが、地方から来た行商人などはとても買う余裕などない。
だから怪訝な顔を向けるものは居ても、文句を言うものは居ない。
「いいなー、俺もアレが使えたらいいんだがなぁ」
「たかいからねー」
「だな。おっ、串焼き二つ」
会話しながら外で店を広げる男に金を投げるおっさん。
金の対価に串が二つ投げ渡された。
「ほら食え、ささやかながら入学祝いだ」
「ありがたく貰う」
食事を済ませると丁度くらいの時間だったようだ。
「じゃ、私はこれで。おじさんみんなによろしくって」
見送られながら学校の門を越える。
「本日2度目、こっちは短い」
受付まで進み入学手続き書を提出。
順番に並ぶ列へと案内された。
「私の担当は君かい?よろしくね」
白髪に黒い瞳、少年にも少女にもとれる容姿は美しく。
数秒目を合わせれば惚れてしまうかもしれない輝きを放っていた。
白をベースとした制服。
短い袖口を一周取り囲う黒い線に、袖口の外側から襟元まで伸びる金色の線三本線。
「私は三年主席のリーナ・ワードルズだ」
どうやら上級生が新入生の案内をするようだ。
「わたしはメェルアー・オレンズ。よろしくお願いします」
手を取られ、更衣室へと連れて行かれた。
受付で書類の代わりに受け取った紙袋があったと思い出す。
「制服の着方をレクチャーするんだ。最初の一週間は上級生の私達が教えるからその間に覚えるんだぞ」
「わかった」
なすがままに制服へと変えられていく。
黒色の袖口に金色の一本線。
「黒組だと私と同じだね。ってことは全般的に秀でているってことかな」
「そでにはそんなふかいいみが」
「そうだよ、袖口がクラス色で線が学年」
「ワードルズ先輩は全部強いんですか?」
「ふふ、面白い質問だね。魔法適性はオールA、剣に体、手当から魔導学に至るまでパーフェクトにこなせるとも」
「おーかっこいい、お姉様とお呼びしても」
「やめてくれ~みんなそう呼んでくるが恥ずかしいったらありゃしない」
「そうですか」
「まー気軽にリーナ先輩とかリーナちゃんでもいいよ、メェルアーちゃんとはいい縁になりそうだし」
放送が入り続々と大講義堂へ足を運んで行った。
「校長挨拶、代表挨拶、各関連商会挨拶くらいだねー。これが長過ぎて生徒会選挙で公約これの短縮にしたら受かった生徒がいるくらいなんだよ」
「せいとかい、いいね」
「残念だけど四年からだよ。私も来年から立候補できるし挑戦してみる」
「そう、ざんねん」
そうこうしていると校長と思しき男が壇上に立った。
「数ある中でも国立魔術学校を選んでくれた事、光栄に思う。未来の国益に向けた教育は厳しくもあるが、楽しい学びの場でもある!以上」
短縮されたと聞いたがそれでも長い時間を過ごし終え、疲れ果てた様にみんな大講義堂から出ていく。
「次は魔術適性検査とかだね、一応入学前書類で書いていると思うけど」
先輩に連れられるまま検査会場へとやってきた。
「まぁここで落ちる人は適性がFもない人くらいだから安心して」
少し緊張していたように見えたのか、心配して声をかけてくれた先輩に笑顔を向けるメェルアー。
「次!」
両手を空中に浮かぶ球体の横に持ってきて手を広げる。
「では息を吸って、吐いて。魔力を込めて~」
「すぅ…ふぅ(体が壊れないように慎重に)」
バチバチと鮮やかな閃光が球体を包み込み、消えた。
「安定するまで少し待とうねー、はい大丈夫です」
検査は終わったようだ。
「次のところ行こっか」
「うむ(4歳の時より出力が上がっているのは体の成長に合わせて、女神としての力が受け入れられているか?)」
悩ましい問題を抱えつつ、次の場所へやってきた。
「次は、軽い可視化検査だよ。女の子だと剣術とか体術やったとこのない子が多いから、この検査結果しだいでは基礎作りから教えることになるよ」
最初の場所は動く床のようだ。
「これで体力と持久力を測るんだ、連続で魔術を練るのに体力結構使うだろ?アレを軽減するためにもここでの結果が必要なんだ」
最初は徒歩でも大丈夫だったが、段々と走らなければ後ろに飛ばされる勢いになってきた。
「ふぅ、はぁ(転生先の器が悪いのか下手に力を出すと壊れそうですね)」
息を繋ぎながらなんとか走って耐える。
だが、脚がもつれて一気に動く床に倒れ込みそうになった。
「危ない、ほら立てる?」
咄嗟の判断で手を出し、体を支えてくれた先輩にお礼をした。
「ありがとうございます」
「いや、いいよ。にしても10か…」
ボソッと呟かれた声を拾うものは誰もいない。
「次はわたしのなにをみられる」
「次はそうだねー跳躍力かな、あとは瞬時な判断能力」
軽く飛んで板を剣で斬るといった内容。
「まぁやってみるといい。剣はそこの模造刀」
足に力を溜め、飛び跳ねるメェルアー。
剣を持つ手を顔の高さまで上げて、横に一閃。
「わぁっと」
切った反動で跳ねた板が頭を打ち、地面に間抜けな声を上げながら落ちた。
「いったた、どうですか先輩」
「危なかったよ、模造刀が折れてね」
先輩の人差し指と中指の間に折れた刃が刺さっていた。
板の方は無理やりへし折ったようにこちら側に折れていた。
「高さとしてはいいじゃないか、でも無闇に振るのは危ないよ」
自身の身長より高く跳べればいいようだ。
「さいごのこれは?」
「あぁ、これは床が回転するんだが。向こうの人を見てみるといい」
ぐるぐると回されたあと、奥にある剣を取り、丸太に一撃入れるというもの。
「これはまた殊勝な」
「これは本人の軸と目の良さを測れるんだ」
「がんばります」
丸い床の上に立ち目を瞑る。
グルングルンと回転する中で、女神だった頃の記憶が走馬燈のように流れてくる。
「(私本人の脳が追いつかなくならなければ見れない?)」
どれほど記憶をたぐっても思い出すのは最後に聞いた正負の因果と泣き叫ぶ声。それからもっと昔の業務くらいである。
「ほら、止まったよ」
声をかけられて我に戻る。
一直線に走り出し、机の上に置かれた剣を手に取り構える。
「はぁぁっ!!」
剣がマルタに突き刺さった。
「お見事」
そんなに驚いていない顔だが、内心は読み取れるほどに現れている。
好奇の眼差しだ。
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