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第3話
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「京太さん……。今日はありがとうございました」
「ん? 何がだ?」
「私のためにいろいろとしてくださって……。すごく嬉しかったです」
「いや、何もしてないよ……、むしろ俺の方が感謝したいぐらいだよ」
「そんなことありません。私は京太さんと一緒にいるだけで幸せなんです。だから、これからもずっと一緒にいてくださいね……」
ミズハは振り向いてきてじっと見つめてくる。潤んだ瞳がとても綺麗でドキッとしてしまう。こういうときは、もちろんだよ……。と答えるべきなんだろうけど、俺は何故かそう答えることができなかった。
「う~ん……、ずっとは一緒にいれないかもな……」
「どうしてですか?」
「えーと、君は怪しい人物だし……、それに、俺はやらなきゃいけないことがあるから……」
「やらなきゃいけないことって……、京太さんを陥れた勇者パーティーのメンバーとセックスすることですか?」
「ああ……」
昨日、幸福の会の教祖・ユナリアにそう言われた。この町のどこかに埋まっているという魔道具を見つけ出してタイムリープ能力を手に入れれば、俺は勇者パーティーをやり直すことが叶うのだ。そして、俺を陥れたヒーラーの女の子や魔法使いの女とセックスすれば、俺の魂の傷が癒えるというわけだ。
「その人たちとエッチしたら、もう私のことはどうでもよくなっちゃうんですか?」
「え?」
「それに、昔のことなんて考えずに幸せに生きる道もあると思いますよ?」
「それは……」
確かにミズハの言う通りかもしれない。過去のことに囚われず、このまま平穏に暮らすこともできる。だが、それでも俺は……
「いや……、俺はどうしても過去に戻らないとダメなんだ……」
「……そう、ですか……」
ミズハは悲しそうな顔をした。しかし、すぐに表情を元に戻して微笑む。
「そうですよね……。わかりました。では、せめて魔道具が見つかるまでの間は、私と一緒にいてくれますか?」
「ああ、それはもちろん……」
「じゃあ、それでいいです。ふふっ、嬉しい……」
ミズハはぎゅっと抱きついてきた。彼女の柔らかい胸の感触が伝わってくる。温かくて気持ち良い。俺も腕を回して彼女の柔らかい肢体を撫で回した。
「あっ……、んっ……」
ミズハはくすぐったそうに身を捩らせる。それが可愛くて、もっと色んなことをしてあげたくなった。
「ん? 何がだ?」
「私のためにいろいろとしてくださって……。すごく嬉しかったです」
「いや、何もしてないよ……、むしろ俺の方が感謝したいぐらいだよ」
「そんなことありません。私は京太さんと一緒にいるだけで幸せなんです。だから、これからもずっと一緒にいてくださいね……」
ミズハは振り向いてきてじっと見つめてくる。潤んだ瞳がとても綺麗でドキッとしてしまう。こういうときは、もちろんだよ……。と答えるべきなんだろうけど、俺は何故かそう答えることができなかった。
「う~ん……、ずっとは一緒にいれないかもな……」
「どうしてですか?」
「えーと、君は怪しい人物だし……、それに、俺はやらなきゃいけないことがあるから……」
「やらなきゃいけないことって……、京太さんを陥れた勇者パーティーのメンバーとセックスすることですか?」
「ああ……」
昨日、幸福の会の教祖・ユナリアにそう言われた。この町のどこかに埋まっているという魔道具を見つけ出してタイムリープ能力を手に入れれば、俺は勇者パーティーをやり直すことが叶うのだ。そして、俺を陥れたヒーラーの女の子や魔法使いの女とセックスすれば、俺の魂の傷が癒えるというわけだ。
「その人たちとエッチしたら、もう私のことはどうでもよくなっちゃうんですか?」
「え?」
「それに、昔のことなんて考えずに幸せに生きる道もあると思いますよ?」
「それは……」
確かにミズハの言う通りかもしれない。過去のことに囚われず、このまま平穏に暮らすこともできる。だが、それでも俺は……
「いや……、俺はどうしても過去に戻らないとダメなんだ……」
「……そう、ですか……」
ミズハは悲しそうな顔をした。しかし、すぐに表情を元に戻して微笑む。
「そうですよね……。わかりました。では、せめて魔道具が見つかるまでの間は、私と一緒にいてくれますか?」
「ああ、それはもちろん……」
「じゃあ、それでいいです。ふふっ、嬉しい……」
ミズハはぎゅっと抱きついてきた。彼女の柔らかい胸の感触が伝わってくる。温かくて気持ち良い。俺も腕を回して彼女の柔らかい肢体を撫で回した。
「あっ……、んっ……」
ミズハはくすぐったそうに身を捩らせる。それが可愛くて、もっと色んなことをしてあげたくなった。
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