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第1話 異世界転生、お疲れさまでした!
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気が付くと、俺はベッドの上にいた。スマホで日時を確認すると、今はトラックで轢かれた日の朝のようだ。俺は会社に向かう道の途中にある横断歩道で、うっかり赤信号を無視して渡ってしまったのだ。そしてそのまま大型トラックに轢かれてしまったのだ。
さて……、どうするかな……。働いていたのはもう遠い過去のように思えて、仕事のことがあまり思い出せない。このまま会社に行っても仕事にならないだろうな……。あ、そうだ……。女神様の力で俺は勇者になったんだよな……。じゃあこれから冒険の旅に出ようじゃないか!せっかくだし、新しい人生を楽しむとしよう!この世界には一体何があるんだろう? ワクワクしてきたぞ!
こうして俺の新しい生活が始まった。まずはステータスの確認だ。
名前:佐藤京太
職業:勇者
レベル1
HP:1000/1000
MP:500/500
攻撃力:100
防御力:100
素早さ:100
魔力 :100
スキル:なし
装備:パンツ、Tシャツ
所持金:10,000円(銀行残高:50,000円)
よしよし、ちゃんと勇者になっているな。だけどレベル1だと弱いからもっと強くならないとな……。しかし……、銀行残高が5万円か……。少し心もとないな……。どこかにお金を稼ぐ方法はないだろうか……? とりあえず街に出てみよう。
外に出ると同時に太陽がギラリと輝いている。天気もいいし、絶好の冒険日和だ。まずは腹ごしらえをしようと思い、近くのコンビニに入ってみると、そこには見慣れた光景が広がっていた。おにぎりとかパンが置いてあって、レジの前には店員さんがいる。なんだか懐かしいなぁ……と思いつつ、俺はサンドイッチを買った。
そういえば……昔、こんな感じの店でバイトしてたことあったなぁ……。懐かしいなぁ……。そんなことを考えながら公園のベンチに座ってサンドイッチを食べていると、隣に誰か座ってきた。
「あれ? もしかして京太くん?」
「ん?」
横を見ると、見たことのある女の子がいた。
「あ、やっぱり京太くんだ! 久しぶりだね!」
「あ、ああ……」
彼女は高校時代の同級生だった子だ。名前はたしか……、篠宮由衣ちゃんだ。ちょっと地味な印象の子だったが、何度か話したことはある。まぁ、それほど親しい間柄ではなかったが、顔はなんとなく覚えていた。向こうも同じことを思ったのか、不思議そうな顔をしている。
「どうしたの?平日の朝から公園でサンドイッチ食べてるなんて……」
「いや、実は昨日まで異世界にいたんだけど、こっちの世界に戻ってきて、朝ごはんがまだだったからさ……」
「へぇ~、異世界にねぇ……」
「うん……」
さて……、どうするかな……。働いていたのはもう遠い過去のように思えて、仕事のことがあまり思い出せない。このまま会社に行っても仕事にならないだろうな……。あ、そうだ……。女神様の力で俺は勇者になったんだよな……。じゃあこれから冒険の旅に出ようじゃないか!せっかくだし、新しい人生を楽しむとしよう!この世界には一体何があるんだろう? ワクワクしてきたぞ!
こうして俺の新しい生活が始まった。まずはステータスの確認だ。
名前:佐藤京太
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攻撃力:100
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素早さ:100
魔力 :100
スキル:なし
装備:パンツ、Tシャツ
所持金:10,000円(銀行残高:50,000円)
よしよし、ちゃんと勇者になっているな。だけどレベル1だと弱いからもっと強くならないとな……。しかし……、銀行残高が5万円か……。少し心もとないな……。どこかにお金を稼ぐ方法はないだろうか……? とりあえず街に出てみよう。
外に出ると同時に太陽がギラリと輝いている。天気もいいし、絶好の冒険日和だ。まずは腹ごしらえをしようと思い、近くのコンビニに入ってみると、そこには見慣れた光景が広がっていた。おにぎりとかパンが置いてあって、レジの前には店員さんがいる。なんだか懐かしいなぁ……と思いつつ、俺はサンドイッチを買った。
そういえば……昔、こんな感じの店でバイトしてたことあったなぁ……。懐かしいなぁ……。そんなことを考えながら公園のベンチに座ってサンドイッチを食べていると、隣に誰か座ってきた。
「あれ? もしかして京太くん?」
「ん?」
横を見ると、見たことのある女の子がいた。
「あ、やっぱり京太くんだ! 久しぶりだね!」
「あ、ああ……」
彼女は高校時代の同級生だった子だ。名前はたしか……、篠宮由衣ちゃんだ。ちょっと地味な印象の子だったが、何度か話したことはある。まぁ、それほど親しい間柄ではなかったが、顔はなんとなく覚えていた。向こうも同じことを思ったのか、不思議そうな顔をしている。
「どうしたの?平日の朝から公園でサンドイッチ食べてるなんて……」
「いや、実は昨日まで異世界にいたんだけど、こっちの世界に戻ってきて、朝ごはんがまだだったからさ……」
「へぇ~、異世界にねぇ……」
「うん……」
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