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第4話
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私たちは駅で切符を買って、改札を通る。そして、ホームに出た。ちょうど目的の駅行きの列車が停車していたので乗り込む。
車内は空いていた。座席に腰かける。隣には小鳥遊さんが座った。発車のアナウンスが流れる。やがて列車は走り出した。
ガタンガタン……ガタンゴトン……と心地よい振動が伝わってくる。窓の外の景色が流れていく。私はぼんやりと外を眺めていた。
ふと視線を感じて横を見ると、小鳥遊さんがじっと私の顔を見ていることに気付いた。
「どうかしました?」
「いえ……」
小鳥遊さんは少し躊躇いながら口を開いた。
「篠宮さんは綺麗だなって思って」
「そんなことないですよ」
「いや、篠宮さんは美人です。すごく魅力的です」
小鳥遊さんは真剣な眼差しで告げる。その言葉に嘘偽りはないように見えた。
「ありがとうございます」
褒められて悪い気はしない。素直に嬉しく思った。
私が微笑むと、小鳥遊さんも笑う。彼は私の手を握った。温かくて大きな手が私の手を包み込んだ。
ドキッとする。心臓が高鳴る。
「篠宮さんの手って小さくて柔らかいです」
「そ、そうですか?」
「はい」
小鳥遊さんは私を愛おしそうな目で見つめている。私は落ち着かない気持ちになった。どうしてこんなに胸が騒ぐのかしら。小鳥遊さんの顔をまともに見ることができない。恥ずかしくて、顔が熱くなる。きっと真っ赤になっているに違いない。
車内は空いていた。座席に腰かける。隣には小鳥遊さんが座った。発車のアナウンスが流れる。やがて列車は走り出した。
ガタンガタン……ガタンゴトン……と心地よい振動が伝わってくる。窓の外の景色が流れていく。私はぼんやりと外を眺めていた。
ふと視線を感じて横を見ると、小鳥遊さんがじっと私の顔を見ていることに気付いた。
「どうかしました?」
「いえ……」
小鳥遊さんは少し躊躇いながら口を開いた。
「篠宮さんは綺麗だなって思って」
「そんなことないですよ」
「いや、篠宮さんは美人です。すごく魅力的です」
小鳥遊さんは真剣な眼差しで告げる。その言葉に嘘偽りはないように見えた。
「ありがとうございます」
褒められて悪い気はしない。素直に嬉しく思った。
私が微笑むと、小鳥遊さんも笑う。彼は私の手を握った。温かくて大きな手が私の手を包み込んだ。
ドキッとする。心臓が高鳴る。
「篠宮さんの手って小さくて柔らかいです」
「そ、そうですか?」
「はい」
小鳥遊さんは私を愛おしそうな目で見つめている。私は落ち着かない気持ちになった。どうしてこんなに胸が騒ぐのかしら。小鳥遊さんの顔をまともに見ることができない。恥ずかしくて、顔が熱くなる。きっと真っ赤になっているに違いない。
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