10 / 18
第2話
2-4
しおりを挟む
「由衣ちゃん、いい子にしてた?」
彼は私の耳元で囁いた。その声はとても甘くて優しい響きを帯びている。
(なんだかくすぐったいな……。これが父娘の関係なのか?)
私は戸惑いながらも返事をした。
「はい……」
「本当に?パパのこと嫌いになったりしないよね?」
「もちろんです……」
「良かったぁ……」
御手洗さんはホッとした表情を浮かべる。私はそんな彼を見て、不覚にもキュンときてしまった。
(こんな大きな大人なのに、可愛いところあるな……。なんかギャップ萌えする)
「ねえ、由衣ちゃん。こっちおいで」
「はい」
私は言われるがままに彼の膝の上に座った。すると、後ろからギュッと抱き締められる。背中に感じる体温にドキドキした。
「由衣ちゃん、しばらく見ない間に大きくなったね」
「そうですか?」
「そうだよ。もう子供じゃないもんね」
「はい……」
「身体つきもすごく女の子らしくなったし」
「そ、それはどうでしょう……?自分ではよく分かりませんけど……」
「本当だよ。胸だって大きくなってるじゃないか」
そう言うと、御手洗さんの手が伸びてきて服の上から乳房に触れた。
「あんっ……」
思わず変な声が出てしまう。
(しまった……。つい……)
「どうかした?」
「いえ……。何でもないわ……、パパ……、んぅ……」
「ふふふ、敏感だね。可愛いよ」
そう言って御手洗さんは首筋にキスをする。
「ひゃっ!」
私はビクッと反応してしまう。
「もっと可愛い顔見せて」
今度は耳に息を吹きかけられた。ゾワッとする感覚に身震いする。
「ああ……、ダメぇ……」
私は甘い吐息を漏らす。頭がボーっとしてきた。
「あれれ~、どうしたのかなぁ?」
彼は意地悪そうな笑みを浮かべながら、さらに追い打ちをかけてくる。私は必死に耐えていた。
「パパ、お願いだからやめて……」
「なんで?」
「恥ずかしいから……」
「でも、由衣ちゃんの顔すごく蕩けてるよ。本当は嬉しいんじゃないの?」
「ち、違う……、さっきシャワー浴びたばかりなのに、また下着が汚れちゃう……」
私は顔を真っ赤にしながら言った。
「あはっ、やっぱり嬉しかったんだ」
「……」
図星だった私は黙り込む。
「素直になればいいのに。ほら、パパに正直に言ってごらん」
「はい……、パパに触られてとても気持ちよかったです……」
「うん、よく言えたね。偉いよ」
彼は私の頭を優しく撫でてくれた。
「えへへ……」
「じゃあ、続きをしよっか」
「はい……」
それから、私は彼にたくさん可愛がってもらった。
彼は私の耳元で囁いた。その声はとても甘くて優しい響きを帯びている。
(なんだかくすぐったいな……。これが父娘の関係なのか?)
私は戸惑いながらも返事をした。
「はい……」
「本当に?パパのこと嫌いになったりしないよね?」
「もちろんです……」
「良かったぁ……」
御手洗さんはホッとした表情を浮かべる。私はそんな彼を見て、不覚にもキュンときてしまった。
(こんな大きな大人なのに、可愛いところあるな……。なんかギャップ萌えする)
「ねえ、由衣ちゃん。こっちおいで」
「はい」
私は言われるがままに彼の膝の上に座った。すると、後ろからギュッと抱き締められる。背中に感じる体温にドキドキした。
「由衣ちゃん、しばらく見ない間に大きくなったね」
「そうですか?」
「そうだよ。もう子供じゃないもんね」
「はい……」
「身体つきもすごく女の子らしくなったし」
「そ、それはどうでしょう……?自分ではよく分かりませんけど……」
「本当だよ。胸だって大きくなってるじゃないか」
そう言うと、御手洗さんの手が伸びてきて服の上から乳房に触れた。
「あんっ……」
思わず変な声が出てしまう。
(しまった……。つい……)
「どうかした?」
「いえ……。何でもないわ……、パパ……、んぅ……」
「ふふふ、敏感だね。可愛いよ」
そう言って御手洗さんは首筋にキスをする。
「ひゃっ!」
私はビクッと反応してしまう。
「もっと可愛い顔見せて」
今度は耳に息を吹きかけられた。ゾワッとする感覚に身震いする。
「ああ……、ダメぇ……」
私は甘い吐息を漏らす。頭がボーっとしてきた。
「あれれ~、どうしたのかなぁ?」
彼は意地悪そうな笑みを浮かべながら、さらに追い打ちをかけてくる。私は必死に耐えていた。
「パパ、お願いだからやめて……」
「なんで?」
「恥ずかしいから……」
「でも、由衣ちゃんの顔すごく蕩けてるよ。本当は嬉しいんじゃないの?」
「ち、違う……、さっきシャワー浴びたばかりなのに、また下着が汚れちゃう……」
私は顔を真っ赤にしながら言った。
「あはっ、やっぱり嬉しかったんだ」
「……」
図星だった私は黙り込む。
「素直になればいいのに。ほら、パパに正直に言ってごらん」
「はい……、パパに触られてとても気持ちよかったです……」
「うん、よく言えたね。偉いよ」
彼は私の頭を優しく撫でてくれた。
「えへへ……」
「じゃあ、続きをしよっか」
「はい……」
それから、私は彼にたくさん可愛がってもらった。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
異世界転生したら悪役令嬢じゃなくイケメン達に囲まれちゃいましたっ!!
杏仁豆腐
恋愛
17歳の女子高生が交通事故で即死。その後女神に天国か地獄か、それとも異世界に転生するかの選択肢を与えられたので、異世界を選択したら……イケメンだらけの世界に来ちゃいました。それも私って悪役令嬢!? いやそれはバッドエンドになるから勘弁してほしいわっ! 逆ハーレム生活をエンジョイしたいのっ!!
※不定期更新で申し訳ないです。順調に進めばアップしていく予定です。設定めちゃめちゃかもしれません……本当に御免なさい。とにかく考え付いたお話を書いていくつもりです。宜しくお願い致します。
※タイトル変更しました。3/31
義弟の為に悪役令嬢になったけど何故か義弟がヒロインに会う前にヤンデレ化している件。
あの
恋愛
交通事故で死んだら、大好きな乙女ゲームの世界に転生してしまった。けど、、ヒロインじゃなくて攻略対象の義姉の悪役令嬢!?
ゲームで推しキャラだったヤンデレ義弟に嫌われるのは胸が痛いけど幸せになってもらうために悪役になろう!と思ったのだけれど
ヒロインに会う前にヤンデレ化してしまったのです。
※初めて書くので設定などごちゃごちゃかもしれませんが暖かく見守ってください。
執着系逆ハー乙女ゲームに転生したみたいだけど強ヒロインなら問題ない、よね?
陽海
恋愛
乙女ゲームのヒロインに転生したと気が付いたローズ・アメリア。
この乙女ゲームは攻略対象たちの執着がすごい逆ハーレムものの乙女ゲームだったはず。だけど肝心の執着の度合いが分からない。
執着逆ハーから身を守るために剣術や魔法を学ぶことにしたローズだったが、乙女ゲーム開始前からどんどん攻略対象たちに会ってしまう。最初こそ普通だけど少しずつ執着の兆しが見え始め......
剣術や魔法も最強、筋トレもする、そんな強ヒロインなら逆ハーにはならないと思っているローズは自分の行動がシナリオを変えてますます執着の度合いを釣り上げていることに気がつかない。
本編完結。マルチエンディング、おまけ話更新中です。
小説家になろう様でも掲載中です。
変態王子&モブ令嬢 番外編
咲桜りおな
恋愛
「完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい」と
「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」の
番外編集です。
本編で描ききれなかったお話を不定期に更新しています。
「小説家になろう」でも公開しています。
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
二度目の人生は異世界で溺愛されています
ノッポ
恋愛
私はブラック企業で働く彼氏ナシのおひとりさまアラフォー会社員だった。
ある日 信号で轢かれそうな男の子を助けたことがキッカケで異世界に行くことに。
加護とチート有りな上に超絶美少女にまでしてもらったけど……中身は今まで喪女の地味女だったので周りの環境変化にタジタジ。
おまけに女性が少ない世界のため
夫をたくさん持つことになりー……
周りに流されて愛されてつつ たまに前世の知識で少しだけ生活を改善しながら異世界で生きていくお話。
目が覚めたら男女比がおかしくなっていた
いつき
恋愛
主人公である宮坂葵は、ある日階段から落ちて暫く昏睡状態になってしまう。
一週間後、葵が目を覚ますとそこは男女比が約50:1の世界に!?自分の父も何故かイケメンになっていて、不安の中高校へ進学するも、わがままな女性だらけのこの世界では葵のような優しい女性は珍しく、沢山のイケメン達から迫られる事に!?
「私はただ普通の高校生活を送りたいんです!!」
#####
r15は保険です。
2024年12月12日
私生活に余裕が出たため、投稿再開します。
それにあたって一部を再編集します。
設定や話の流れに変更はありません。
ヤンデレお兄様に殺されたくないので、ブラコンやめます!(長編版)
夕立悠理
恋愛
──だって、好きでいてもしかたないもの。
ヴァイオレットは、思い出した。ここは、ロマンス小説の世界で、ヴァイオレットは義兄の恋人をいじめたあげくにヤンデレな義兄に殺される悪役令嬢だと。
って、むりむりむり。死ぬとかむりですから!
せっかく転生したんだし、魔法とか気ままに楽しみたいよね。ということで、ずっと好きだった恋心は封印し、ブラコンをやめることに。
新たな恋のお相手は、公爵令嬢なんだし、王子様とかどうかなー!?なんてうきうきわくわくしていると。
なんだかお兄様の様子がおかしい……?
※小説になろうさまでも掲載しています
※以前連載していたやつの長編版です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる