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脱童貞!?1
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眩しい朝日。
変わらない清々しい朝、達はいつもより早く目を覚ました。
昨日までと違うことといえば自分のおかれる立場だった。決して目を背けることの出来ない現実が隣に転がっている。
「もう朝か? 忌々しい太陽め」
隣で欠伸をしながら悪態をつく男こそ、その現実、大悪魔メフィストフェレスだ。
「……おはよう」
達は昨日悪魔と取引をしてメフィストの奴隷になってしまったのだ。
(結局、今も童貞のまま――)
「そういえばお前、童貞を卒業したかったんだよな?」
「もういいよ、諦めたらから」
「どうして?」
メフィストの目が達の目を下から覗きみると達はあわてて目をそらした。メフィストはおやじのくせに妙な色気を漂わせている。いわゆるちょい悪オヤジのそれだったりするのだが達には馴染みがなく、もちろん免疫もない。故に無意識に避けようとしてしまうのだ。達はメフィストの方を見ないで話はじめた。
「今日が俺の20歳の誕生日だから……、10代の内に卒業しておきたかっただけ」
童貞脱出のために悪魔を召喚とは我ながら情けない話だ。
「産まれたのは何時だ?」
「午後7時……」
「だったらまだ間に合うではないか、悲観するなよ」
いきなり覆い被さられてキスをされる。不馴れな達は息の仕方すらわからなかったが、メフィストは容赦なく舌を入れてきた。
「ひぐっ……はっ――っ」
口の中は異物感で蹂躙され呼吸もままならない達は涙目になってしまった。酸素不足で頭が働かない。
「我輩が新世界の扉を開いてやろう」
メフィストの唇が徐々に下がってゆく。
達は触れられた場所から熱が広がっていくのを感じていた。
いつの間にか下半身は剥かれ、朝立ちのそれに唇が行き着くとメフィストはなんの躊躇もなく達自身を口に含んだ。メフィストの口内は温かく柔らかい、それが今自分の1番敏感なところを刺激してくるのだからたまらない。痛くも苦しくもないただ快感だけの波が絶え間なく達に押し寄せてくる。
「あっあっ……ヤバイよ……なんかヤバ……い」
「気持ちいいか? 此方の方はどうだ?」
メフィストの指が蕾にあてがわれ、つぷっと達の中に入ってくる。
「やだっやめてよ、な……なにして――ひぁっ」
達が抵抗の色を出すとメフィストは口での愛撫を速めた。下半身での違和感はメフィストの巧みな口技によって蕩ける様な快感に誤魔化されてしまった。
「でる――、でちゃうよっやぁっはっ……はあっ」
抗う術も無く達してしまった達を射精による解放感と全身に広がる快感が熱となって支配する。1度解放されてしまったそこは更に敏感になり、先程まで異物感と違和感しか感じなかった蕾にまで快感が生じるようになってしまった達はただ喘ぐことしか出来なくなっていた。
変わらない清々しい朝、達はいつもより早く目を覚ました。
昨日までと違うことといえば自分のおかれる立場だった。決して目を背けることの出来ない現実が隣に転がっている。
「もう朝か? 忌々しい太陽め」
隣で欠伸をしながら悪態をつく男こそ、その現実、大悪魔メフィストフェレスだ。
「……おはよう」
達は昨日悪魔と取引をしてメフィストの奴隷になってしまったのだ。
(結局、今も童貞のまま――)
「そういえばお前、童貞を卒業したかったんだよな?」
「もういいよ、諦めたらから」
「どうして?」
メフィストの目が達の目を下から覗きみると達はあわてて目をそらした。メフィストはおやじのくせに妙な色気を漂わせている。いわゆるちょい悪オヤジのそれだったりするのだが達には馴染みがなく、もちろん免疫もない。故に無意識に避けようとしてしまうのだ。達はメフィストの方を見ないで話はじめた。
「今日が俺の20歳の誕生日だから……、10代の内に卒業しておきたかっただけ」
童貞脱出のために悪魔を召喚とは我ながら情けない話だ。
「産まれたのは何時だ?」
「午後7時……」
「だったらまだ間に合うではないか、悲観するなよ」
いきなり覆い被さられてキスをされる。不馴れな達は息の仕方すらわからなかったが、メフィストは容赦なく舌を入れてきた。
「ひぐっ……はっ――っ」
口の中は異物感で蹂躙され呼吸もままならない達は涙目になってしまった。酸素不足で頭が働かない。
「我輩が新世界の扉を開いてやろう」
メフィストの唇が徐々に下がってゆく。
達は触れられた場所から熱が広がっていくのを感じていた。
いつの間にか下半身は剥かれ、朝立ちのそれに唇が行き着くとメフィストはなんの躊躇もなく達自身を口に含んだ。メフィストの口内は温かく柔らかい、それが今自分の1番敏感なところを刺激してくるのだからたまらない。痛くも苦しくもないただ快感だけの波が絶え間なく達に押し寄せてくる。
「あっあっ……ヤバイよ……なんかヤバ……い」
「気持ちいいか? 此方の方はどうだ?」
メフィストの指が蕾にあてがわれ、つぷっと達の中に入ってくる。
「やだっやめてよ、な……なにして――ひぁっ」
達が抵抗の色を出すとメフィストは口での愛撫を速めた。下半身での違和感はメフィストの巧みな口技によって蕩ける様な快感に誤魔化されてしまった。
「でる――、でちゃうよっやぁっはっ……はあっ」
抗う術も無く達してしまった達を射精による解放感と全身に広がる快感が熱となって支配する。1度解放されてしまったそこは更に敏感になり、先程まで異物感と違和感しか感じなかった蕾にまで快感が生じるようになってしまった達はただ喘ぐことしか出来なくなっていた。
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