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7章:査察でござる
謀叛、ご乱心
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おそらく初めからどこかに潜んでいたのだろう。無軌道、無機質に殺到する無数のサムライどもはどこか、あの気持ち悪くカサカサ動く昆虫を思わせた。簡素ではあるが贅沢な造りとなっていたこの部屋にはふさわしくない無礼者どもだ。
鋼と革で緻密に編み込まれた真っ黒な鎧兜に刀や槍、薙刀や大槌のような様々な武器を携えてはいるが、機械と魔力で奇怪に変質した異形のカタチをしていた。
「マジでキモイ!」
とは、オフィーリアの叫び声。まあ、こやつだけではなく、我も根源的な嫌悪に吐き気を催しそうだ。
どれもこれも元の造形から大きく歪んで捩じ曲がっていた。
ある者は、その腕は2本ではなく、3本4本、その全てに武器を持つ者、6本生えた腕のうち4本と元の足で床を這い回る者。剥き出しの赤黒い肋骨をかちゃかちゃと気持ち悪く動かしながら突進してくるもの。背中から伸びた棘の生えた触手を乱雑に振り回すもの。畳をじゅーじゅー溶かす血を吐き出すもの。
そんなグロテスクな悪夢の吐瀉物みたいなやつらが殺戮本能のままになだれ込んでくる様は、恐怖以外の何物でもない。どうしてあやつらはこっち向かってくるんだろうな!
それらの異形に同じような機構はあまり見られなかったが、唯一共通していたのは、もはや意思が、というよりもまともな思考、いや、もしかしたら生命活動すら感じさせないような、濁った灰色の眼球だけだった。
それらは人間でも魔物でもない。いや、あるいは、かつてはそうであって、今は違うものに成り果てたのか。
この忌まわしき改造技術が何なのか我らには計り知れないし、今はゆっくり観察しているような余裕ももちろんない。人間だけではなく、我が同胞である魔物をもここまで捻じ繰り回すとはマジ許すまじ。
「あっは、このおなごは殺すなよ? 手足くらいはもぎ取っても死なぬだろうがな!」
魔王より遣わされた使者を殺し、叛逆の狼煙とする。
つまり。
明確な宣戦布告。
初めからこれが狙いだった。
謀られた。刹鬼丸を差し向けたときからこうなると予測していたのかもしれぬ。そうでなければ、この部屋に押し寄せる異形のサムライどもの説明がつかぬ。
「オフィーリア、キミはステラの元へ!」
「りょ!」
「軽いな!」
この中で唯一飛行能力を有するサキュバス、オフィーリアのために一瞬の隙を無理やり作り出す。この大群の中ではポータルの起動はおろか、転移魔法すら使うことができない。ここではサキュバスの翼膜が役に立つ。
「なんじゃ、主を捨て置いて逃げ出すとはなんとも情けない護衛だな」
「ふっ、あやつは我が友だ。あやつが忠誠を誓うのは我じゃない」
「薄情な友達だなあ」
「それが信頼の証、てやつじゃないのかねえ!」
くるりとリーゼに背を向けた我と入れ替わるように、黒き群体から跳躍する鋭き影。
威勢よく飛び掛かりながらも妖刀は腰に差したままの居合の構え。
「おや、刹鬼丸、今度の飼い主は貴様を可愛がってくれたか?」
「はッ、あんたよりは色気があっていいぜ!」
「え、う、嘘!? わ、我がダイナマイトセクスィー!?」
「ヘラ様、キュンッとしてる場合じゃありません!」
遠くから聞こえるグロリアの声にハッと我に返ると、すぐ目の前で刀を振り上げるサムライを右手から放った魔力弾で反射的に撃ち抜く。ほとんど錬成されていない魔力弾では威力はない。そやつの鎧を穿ち、わずかによろめかせただけ。だが、それでいい。
我はそやつを精一杯の体当たりで倒すと、改めて右の手のひらを正面にかざす。一瞬さえあればいいのだ。
「刹鬼丸、巻き込まれるなよ!」
刹鬼丸の言葉を聞く暇もなく。魔法陣の展開、どす黒い魔力が稲光のようにバチバチと弾ける。この驚嘆すべき我が魔力を垣間見てなお、無謀にも向かって来ようとするサムライもどきに、思わず嘆息。我は右手を魔法陣とともに高々と掲げる。
「略式詠唱簡易黒魔法、“形骸神無し(カタカムナ)”!」
高らかに叫び、天井に向かって解き放たれた黒き魔法。しかし、本来の1/10の威力もない。だが、それで十分。そのカタチを奪う、という黒き光の如き魔法が我を中心に炸裂すれば、機械と魔力でキモく組み上げられたサムライの身体をバラバラにする。
黒光が稲妻のようにサムライを射抜けば、ぼたぼたと肉塊が崩れ落ちる。魔法の精度を限界まで落としたせいで、カタチを無に帰すまではいかなかったが、ここまでやればもう動けないだろう。
「ヘラ様、少し触手の先が切れちゃったのですがどうしてくれるのですか」
「ごめんて! それぐらいで済んでよかったな!? というか、キミ、わりとギリギリのとこにいたのかよ!」
他愛もない戯言なんて今はどうでもいい。消失したグロリアの触手の先っぽくらいどうでもいいのだ。どうせ黒塗りに修正されるのだからな。
サムライはまだまだこの部屋へと殺到してくる。クソ、1匹見つけると30匹はいる、というのはあながち嘘じゃないのか。
「くそ」
刹鬼丸の小さな、しかし、切実な悪態が背中越しに聞こえた。
剣の魔人同士の戦い、それは熾烈を極めるかと思っていたのだが。
がぎり、およそ、鍔迫り合いだとは思えない鈍い音に思わず振り返る。
そもそも、刹鬼丸の剣術は神速の居合だ。それが鍔迫り合いをしている時点で何かがおかしい。
豪奢な着物の長い袖が垂れて、リーゼの細い腕が露わになる。それは刹鬼丸という無双の剣豪と真剣勝負をするにはあまりにもふさわしくない、華奢な女の腕に他ならなかった。まあ、我も魔力で身体能力を補完しながら戦っていたから見た目とのギャップはそれほど気にはしないが。
ぎりぎりと互いの刃が擦れるたび、魔刀・鐵から染み出す瘴気が悲鳴のように周囲を蝕んでいく。そうなのだ、この瘴気による侵蝕こそが魔界化の現象なのだ。
妖刀、成ル阿救世鍵炉火を携えた刹鬼丸ですら全く太刀打ちできないとは。あれは、魔刀・鐵のように意思こそ持たぬが、概念ごと実存を斬る、ということに重点を置いた刀のはずだ。
上手く扱えるかわからない、刹鬼丸はそう言っていたが、剣を極め、その究極の一太刀によって魔人となった彼にこそこの妖刀はふさわしい。
それを斬り結ぶとは。
「ヘラ殿、俺にはリーゼの足止めしかできやしねえ。今のうちにさっさと逃げてくれねえかな」
リーゼがゆらりと舞うように振るった刀に押し負けて、飛び退いた刹鬼丸が畳を四肢で擦りながらこちらを見ずに叫ぶ。
いや、もはや鍔迫り合いすらできていなかった。リーゼの魔力は初めよりどんどん増大しているように思えた。
あれは、まさか。
「ヘラ様、行ってください! 私達は必ず追いつきますので!」
「死亡フラグ!」
グロリアはスライムだ、元々物理的攻撃は効かない。
しかし、多勢に囲まれて際限なく切り刻まれれば当然弱ってくる。それに、グロリアの感度3000倍を誇る媚薬はこの改造サムライには効果がないらしい。
それでも、グロリアが必死に切り開いてくれた活路だ、それを活かさずして査察が務まるだろうか!
鋼と革で緻密に編み込まれた真っ黒な鎧兜に刀や槍、薙刀や大槌のような様々な武器を携えてはいるが、機械と魔力で奇怪に変質した異形のカタチをしていた。
「マジでキモイ!」
とは、オフィーリアの叫び声。まあ、こやつだけではなく、我も根源的な嫌悪に吐き気を催しそうだ。
どれもこれも元の造形から大きく歪んで捩じ曲がっていた。
ある者は、その腕は2本ではなく、3本4本、その全てに武器を持つ者、6本生えた腕のうち4本と元の足で床を這い回る者。剥き出しの赤黒い肋骨をかちゃかちゃと気持ち悪く動かしながら突進してくるもの。背中から伸びた棘の生えた触手を乱雑に振り回すもの。畳をじゅーじゅー溶かす血を吐き出すもの。
そんなグロテスクな悪夢の吐瀉物みたいなやつらが殺戮本能のままになだれ込んでくる様は、恐怖以外の何物でもない。どうしてあやつらはこっち向かってくるんだろうな!
それらの異形に同じような機構はあまり見られなかったが、唯一共通していたのは、もはや意思が、というよりもまともな思考、いや、もしかしたら生命活動すら感じさせないような、濁った灰色の眼球だけだった。
それらは人間でも魔物でもない。いや、あるいは、かつてはそうであって、今は違うものに成り果てたのか。
この忌まわしき改造技術が何なのか我らには計り知れないし、今はゆっくり観察しているような余裕ももちろんない。人間だけではなく、我が同胞である魔物をもここまで捻じ繰り回すとはマジ許すまじ。
「あっは、このおなごは殺すなよ? 手足くらいはもぎ取っても死なぬだろうがな!」
魔王より遣わされた使者を殺し、叛逆の狼煙とする。
つまり。
明確な宣戦布告。
初めからこれが狙いだった。
謀られた。刹鬼丸を差し向けたときからこうなると予測していたのかもしれぬ。そうでなければ、この部屋に押し寄せる異形のサムライどもの説明がつかぬ。
「オフィーリア、キミはステラの元へ!」
「りょ!」
「軽いな!」
この中で唯一飛行能力を有するサキュバス、オフィーリアのために一瞬の隙を無理やり作り出す。この大群の中ではポータルの起動はおろか、転移魔法すら使うことができない。ここではサキュバスの翼膜が役に立つ。
「なんじゃ、主を捨て置いて逃げ出すとはなんとも情けない護衛だな」
「ふっ、あやつは我が友だ。あやつが忠誠を誓うのは我じゃない」
「薄情な友達だなあ」
「それが信頼の証、てやつじゃないのかねえ!」
くるりとリーゼに背を向けた我と入れ替わるように、黒き群体から跳躍する鋭き影。
威勢よく飛び掛かりながらも妖刀は腰に差したままの居合の構え。
「おや、刹鬼丸、今度の飼い主は貴様を可愛がってくれたか?」
「はッ、あんたよりは色気があっていいぜ!」
「え、う、嘘!? わ、我がダイナマイトセクスィー!?」
「ヘラ様、キュンッとしてる場合じゃありません!」
遠くから聞こえるグロリアの声にハッと我に返ると、すぐ目の前で刀を振り上げるサムライを右手から放った魔力弾で反射的に撃ち抜く。ほとんど錬成されていない魔力弾では威力はない。そやつの鎧を穿ち、わずかによろめかせただけ。だが、それでいい。
我はそやつを精一杯の体当たりで倒すと、改めて右の手のひらを正面にかざす。一瞬さえあればいいのだ。
「刹鬼丸、巻き込まれるなよ!」
刹鬼丸の言葉を聞く暇もなく。魔法陣の展開、どす黒い魔力が稲光のようにバチバチと弾ける。この驚嘆すべき我が魔力を垣間見てなお、無謀にも向かって来ようとするサムライもどきに、思わず嘆息。我は右手を魔法陣とともに高々と掲げる。
「略式詠唱簡易黒魔法、“形骸神無し(カタカムナ)”!」
高らかに叫び、天井に向かって解き放たれた黒き魔法。しかし、本来の1/10の威力もない。だが、それで十分。そのカタチを奪う、という黒き光の如き魔法が我を中心に炸裂すれば、機械と魔力でキモく組み上げられたサムライの身体をバラバラにする。
黒光が稲妻のようにサムライを射抜けば、ぼたぼたと肉塊が崩れ落ちる。魔法の精度を限界まで落としたせいで、カタチを無に帰すまではいかなかったが、ここまでやればもう動けないだろう。
「ヘラ様、少し触手の先が切れちゃったのですがどうしてくれるのですか」
「ごめんて! それぐらいで済んでよかったな!? というか、キミ、わりとギリギリのとこにいたのかよ!」
他愛もない戯言なんて今はどうでもいい。消失したグロリアの触手の先っぽくらいどうでもいいのだ。どうせ黒塗りに修正されるのだからな。
サムライはまだまだこの部屋へと殺到してくる。クソ、1匹見つけると30匹はいる、というのはあながち嘘じゃないのか。
「くそ」
刹鬼丸の小さな、しかし、切実な悪態が背中越しに聞こえた。
剣の魔人同士の戦い、それは熾烈を極めるかと思っていたのだが。
がぎり、およそ、鍔迫り合いだとは思えない鈍い音に思わず振り返る。
そもそも、刹鬼丸の剣術は神速の居合だ。それが鍔迫り合いをしている時点で何かがおかしい。
豪奢な着物の長い袖が垂れて、リーゼの細い腕が露わになる。それは刹鬼丸という無双の剣豪と真剣勝負をするにはあまりにもふさわしくない、華奢な女の腕に他ならなかった。まあ、我も魔力で身体能力を補完しながら戦っていたから見た目とのギャップはそれほど気にはしないが。
ぎりぎりと互いの刃が擦れるたび、魔刀・鐵から染み出す瘴気が悲鳴のように周囲を蝕んでいく。そうなのだ、この瘴気による侵蝕こそが魔界化の現象なのだ。
妖刀、成ル阿救世鍵炉火を携えた刹鬼丸ですら全く太刀打ちできないとは。あれは、魔刀・鐵のように意思こそ持たぬが、概念ごと実存を斬る、ということに重点を置いた刀のはずだ。
上手く扱えるかわからない、刹鬼丸はそう言っていたが、剣を極め、その究極の一太刀によって魔人となった彼にこそこの妖刀はふさわしい。
それを斬り結ぶとは。
「ヘラ殿、俺にはリーゼの足止めしかできやしねえ。今のうちにさっさと逃げてくれねえかな」
リーゼがゆらりと舞うように振るった刀に押し負けて、飛び退いた刹鬼丸が畳を四肢で擦りながらこちらを見ずに叫ぶ。
いや、もはや鍔迫り合いすらできていなかった。リーゼの魔力は初めよりどんどん増大しているように思えた。
あれは、まさか。
「ヘラ様、行ってください! 私達は必ず追いつきますので!」
「死亡フラグ!」
グロリアはスライムだ、元々物理的攻撃は効かない。
しかし、多勢に囲まれて際限なく切り刻まれれば当然弱ってくる。それに、グロリアの感度3000倍を誇る媚薬はこの改造サムライには効果がないらしい。
それでも、グロリアが必死に切り開いてくれた活路だ、それを活かさずして査察が務まるだろうか!
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