社畜サラリーマンの優雅な性奴隷生活

妊娠後期

「あ、ぅ……ち、くびばっか、吸うのや、らぁっ…」

ちゅうちゅうと音を立ててレイノルドの形の良い唇が龍之介の乳首を執拗に責め立てている。舐めては吸って、舌でつついて甘噛みして、口の中で散々捏ね回しては漏れ出る乳汁を吸いあげる。それは母乳じゃないとエルヴィンから指摘されたにも関わらず、何故かレイノルドは龍之介の胸から分泌されるそれに過度な執着をみせた。

「も、とれる、とれちゃうか、らぁっ」

どうにか顔をどけようと力いっぱい胸に乗っている頭を掴んでも、レイノルドは一向にびくともしない。龍之介が非力なのか、レイノルドが異常に頑丈なのかはわからないが、龍之介が本気で抵抗してもレイノルドは龍之介の乳首を愛撫するのをやめなかった。乳首マジでとれる、このままじゃ、と龍之介が涙目で訴え続けてもフル無視である。ひどい。


それに胸ばかり舐められ吸われ続けても、正直なところ欲求不満なのである。
確かに気持ち良くない、とまでは言わないし、刺激されれば興奮もするし下も自然と濡れてくる。
けれどそれ以降の行為が続かないのである。

何故かここ最近のレイノルドは龍之介を最後まで抱かない。というより、胸で満足してしまうのだ。

（おかげでこっちは欲求不満だっつーのーー～！！！）

レイノルドの広く逞しい背中を八つ当たり気味にバシバシと叩く。あらゆる意味での抗議のつもりなのだが、レイノルドはなんの反応も示さない。そのままただひたすらに乳首だけを愛撫し続けている。

「もっ、やだっ、やだってばっっ」

乳首を甘噛みされただけでイキそうになる自分も情けない。
実際何回か達しているわけだが、正直に言えばそれでも全然スッキリしないわけで…

「いい加減、胸ばっかぁ……アッ、や、やめ……ぇ、あ、ん、んんっ…！」

こんな声を出していても、やっぱり不満は不満なのである。



けれど、散々抗議したにも関わらず今日もレイノルドは龍之介を最後まで抱かなかった。そのくせ自分は勃起ちんこを乳首に擦りつけて長々射精していきやがった。

散々吸われ続けた龍之介の乳首はぷっくりと膨れあがり、真っ赤に充血してしまっている。おかげでちょっとシャツに擦れただけでも痛い。痛いというか、絶妙に感じてしまう。こんなんじゃ日常生活もままならない。


「アイツ、いったいなんなんだよ、もう……」

いよいよ妊娠後期、出産間近だというのに、ここにきていったいレイノルドはどうしてしまったのだろうか？

結局胸だけの刺激で3回も射精してしまった龍之介は不完全燃焼のまま、それでも射精後の疲労で今日も朝までぐっすり眠ってしまうのであった。