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仕切り直し
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「で?理由がわかって……なんなわけ?」
「これで奴の目的がわかった。今までは何故手当たり次第孕ませてまわっているのか、皆目見当もつかない状態だったからな」
「はぁ…」
でも結局、産まれてきた子を見て魔人が納得しなければ、その傍迷惑な行為はやめないままなんじゃねえの?と言えば「まあそうだな」と元も子もない発言が返ってきた。
「だが、その原因が聞けたことで納得出来ることもある」
「納得?なんの話だ?」
「長年放置してきた過去との折り合いをつける時がきたということだな」
「………よく、わかんねえけど」
あの一言を聞き出す為だけに、お前は人格の主導権を魔人に譲ったってこと?と聞けばレイノルドは無言のまま薄ら笑いを浮かべてみせた。
こいつ……本当に俺のこと好きなのだろうか……なんかちょっと酷くねえ……?
「まあ人格の所有権はこちらにあるからな。代わろうと思えばいつでも代われる状態だった。勿論リュウに危険が及ぶようなら直ぐに魔人を引っ込めるつもりだったさ」
「俺がスライム入れられてめちゃくちゃにされてんの、見てたんだよな…?」
「ああ、いやらしい顔でたくさん感じていたな」
「…………………」
そうだけど……そうだけど……!!
そうじゃねえだろっ、と龍之介はレイノルドの胸ぐらを掴む。が、その反動で近づいた唇にちゅ、とキスされてしまう。そのまま開いた唇の隙間に舌を差し込まれてしまった。んぅ、と言いたかった文句と一緒に舌を吸われ、口腔を蹂躙されてしまう。気がつけば頤を捕まれ、顔を固定されてしまっていた。何度も何度も角度を変え、口の中を執拗に犯されて、一度は鎮まったはずの下半身がまたむくむくと反応しはじめるのがわかった。
「んぁ…っ、ふ、んんっ…」
「魔人を通して見るのもいいが、やはりこの距離で視るのがいちばんだな。キスだけでそんなに蕩けた顔をして……もう挿れて欲しくなったか?」
「ううっ、………そんな、聞かなくても…」
わかるだろ、と龍之介は気まずさから視線を背ける。レイノルドを直視できなかった。だってゴリゴリに反応してしまっているのだ。しおしおになっていたちんこはレイノルドのキスによってバキバキに勃起してしまっている。なんなら後ろもとろとろになっていた。早く挿れて欲しくて涎を垂らしているのがわかる。自然に濡れるって、こういう感じなのだと改めて龍之介は実感した。
(触られて感じると濡れるけど、それだけじゃなくて……期待したり、想像したりしただけでも濡れるんだな……)
子宮が疼くって、こういうことだろうか?
(今、めちゃくちゃレイノルドに中出しされたい……!)
そんなことを考えているのがわかったのか、レイノルドは不敵に笑って龍之介をベッドに押し倒す。
子作りの仕切り直しであった。
「これで奴の目的がわかった。今までは何故手当たり次第孕ませてまわっているのか、皆目見当もつかない状態だったからな」
「はぁ…」
でも結局、産まれてきた子を見て魔人が納得しなければ、その傍迷惑な行為はやめないままなんじゃねえの?と言えば「まあそうだな」と元も子もない発言が返ってきた。
「だが、その原因が聞けたことで納得出来ることもある」
「納得?なんの話だ?」
「長年放置してきた過去との折り合いをつける時がきたということだな」
「………よく、わかんねえけど」
あの一言を聞き出す為だけに、お前は人格の主導権を魔人に譲ったってこと?と聞けばレイノルドは無言のまま薄ら笑いを浮かべてみせた。
こいつ……本当に俺のこと好きなのだろうか……なんかちょっと酷くねえ……?
「まあ人格の所有権はこちらにあるからな。代わろうと思えばいつでも代われる状態だった。勿論リュウに危険が及ぶようなら直ぐに魔人を引っ込めるつもりだったさ」
「俺がスライム入れられてめちゃくちゃにされてんの、見てたんだよな…?」
「ああ、いやらしい顔でたくさん感じていたな」
「…………………」
そうだけど……そうだけど……!!
そうじゃねえだろっ、と龍之介はレイノルドの胸ぐらを掴む。が、その反動で近づいた唇にちゅ、とキスされてしまう。そのまま開いた唇の隙間に舌を差し込まれてしまった。んぅ、と言いたかった文句と一緒に舌を吸われ、口腔を蹂躙されてしまう。気がつけば頤を捕まれ、顔を固定されてしまっていた。何度も何度も角度を変え、口の中を執拗に犯されて、一度は鎮まったはずの下半身がまたむくむくと反応しはじめるのがわかった。
「んぁ…っ、ふ、んんっ…」
「魔人を通して見るのもいいが、やはりこの距離で視るのがいちばんだな。キスだけでそんなに蕩けた顔をして……もう挿れて欲しくなったか?」
「ううっ、………そんな、聞かなくても…」
わかるだろ、と龍之介は気まずさから視線を背ける。レイノルドを直視できなかった。だってゴリゴリに反応してしまっているのだ。しおしおになっていたちんこはレイノルドのキスによってバキバキに勃起してしまっている。なんなら後ろもとろとろになっていた。早く挿れて欲しくて涎を垂らしているのがわかる。自然に濡れるって、こういう感じなのだと改めて龍之介は実感した。
(触られて感じると濡れるけど、それだけじゃなくて……期待したり、想像したりしただけでも濡れるんだな……)
子宮が疼くって、こういうことだろうか?
(今、めちゃくちゃレイノルドに中出しされたい……!)
そんなことを考えているのがわかったのか、レイノルドは不敵に笑って龍之介をベッドに押し倒す。
子作りの仕切り直しであった。
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