社畜サラリーマンの優雅な性奴隷生活

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欲求不満?

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「ん…」
「龍之介…様…」
「様、はもう、いいって…」
「舌、もっと絡めてください……あと、手も…」
「シコシコ気持ちい?」
「はい……もう、出そう、です…ッ」
「お前ら~……人を放置して勝手に世界作るなよなー……」

ひとりでしてるみたいで悲しくなるだろ、とスピネルは背後から押し潰すように龍之介にのしかかる。そのまま耳を食べられ濡れた舌に鼓膜を犯される。ンンッ、とつい甘い声を漏らすと対抗するかのように狼くんに乳首を摘まれた。

「あっ、気持ちいっ」
「乳首弱いですよね…可愛いです…」
「んっ、キスして、エド…」
「あっ、そんなに扱いだら、俺ももう…ッ

イク…!と龍之介の手の中に狼くんが射精する。すると背後から素股をしていたスピネルも腰の動きを速めてくる。スピネルの太くて長いちんこに後ろの穴と自身のちんこを同時に擦られて龍之介もあっという間に射精感が込み上げてくる。

「あっあっあっイクッ、イっちゃう!」
「は、……くっ、出る……ッ」

びしゃっと互いの精子がシーツの上に飛び散った。龍之介はレイノルドと子作りの真っ最中の為、中に出すのは禁止なのである。

というか、万が一があっては困るということで、挿入自体駄目、ということになっていた。なので狼くんやスピネルとする時は基本フェラか手コキ、そして素股となってしまうわけである。


(これはこれで、結構俺も生殺し感が凄い…)

射精しても、なんだかスッキリしない。後ろを弄ってもらっても余計太いのが欲しくなるし、指でイカせてもらってもやっぱりちんこを挿入してもらいたくなってしまう。

だが欲求不満なのはふたりも同じことだろう。寧ろよく耐えているなとすら思う。今までのセックスの頻度を考えれば、今のこの状況は拷問以外のなにものでもないだろうに…


「しょうがねぇよ、俺らは愛人だからな」
「はい、その辺は弁えています」
「そういう…もんか…」

けれど当のふたりはケロッとしたものである。その辺の割り切りは、多分龍之介なんかより余程しっかり出来ているのだろう。

「まあ本音は早く孕んでくれねえかなって思ってるけど」
「龍之介様のお子なら、きっと可愛いでしょうね」
「気が早いな…」
「明日はレイノルドとする日なんだろ?一日置きにしてるって聞いたが」
「う、うん……妊娠確率を上げる為には週に3、4回の性行為が推奨されてんだって」

エルヴィンさんがそう言ってた、と龍之介が続けると、ふたりとも無言で顔を見合わせる。その顔は、何か言いたげであった。

「アイツ、執事辞めるって言ってたわりには出て行かないな」
「そうですね……なんだかんだと龍之介様のお世話をしているように見受けられるのですが、いったいどういうつもりなのでしょうか…?」
「…………?いや、俺が頼んだんだ、せめて出産するまではいてくれないかって」

だってエルヴィンさんがいないと普通に心細いんだよ、と言う龍之介に、狼くんもスピネルも不満気な表情を隠さない。

(なんかここんとこ、やたらエルヴィンさんのこと気にしてくるんだよな…?)

なんでなんだろ、と龍之介は疑問に思う。
その理由を、龍之介だけが知らないままだった。
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