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体つきの変化
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勝手な口約束をされ焦りと恐怖でレイノルドを責め立てていると、ふとレイノルドの視線が上半身に向けられていることに気が付いた。
「何処見てんだよ」
「……少し、膨らんだか」
「え、なにが?」
「胸」
「……………」
今の話の流れで、よくもまぁそんなことを…
「おっまえ~……人が真剣に文句言ってる時に…」
「乳首も大きくなったな。咥えやすそうだ」
「それは妊娠してからの体の変化だろっ!?まだ早ぇよ!っていうかシャツを剥くな!」
「以前は女の体にも抵抗があったが、呪いが解けたせいか今は何も感じないな。むしろまるみを帯びた体つきは新鮮に感じるし、肌も以前より柔らかい。悪くない触り心地だ」
「なんの実況だっ」
確かに薬を飲みはじめてから感じていた違和感はそこに起因していた。なんというか、全体的に体つきが女っぽくなっている…ような…?
「ペニスも小さくなったしな」
「気っ、気にしてることサラッと言うな!」
「別に構わないだろう、使わないのだから」
「そういう問題じゃなくない…?」
「そうか?これはこれで、舐めやすくていいと思うぞ」
「んうっ!」
ぺろっと先端を舐められ、背筋がゾクゾクっとした。確かにちいさくなった分、勃起してもレイノルドの口の中に余裕でおさまってしまいそうである。つい、根本からしゃぶられている想像をしてしまって、気がついたら完勃ちしていた。もう欲求不満が過ぎる…
「今すぐシたいみたいだな?」
「(屈辱)」
「濡れているな、匂いでわかる」
「(マジか)………その、いつもより狭くなってるだろうから…」
「処女穴に戻っているのかもな」
「しょっ!?……いや、そこまでとは…思わないけど、でもその、初めての時と同じくらい気を遣って抱いてくれたらな、なーんて…」
「……………」
初めての時もそれ程気を遣ったわけじゃなかったけどな…と思ったレイノルドであったが、それは言わないでおいた。これが成長というものである。
「まあ、善処する」
「(疑わしき目)」
「そういう顔をするのなら、こちらにも考えがあるぞ」
「あっ、うそうそ!信頼…はしてないけど、その、えーっと、出来るだけ優しくしてくれるとうれしい…な…?」
「ふ、やさしく、な」
レイノルドは口の端でちいさく微笑うと、舌舐めずりをした。
え、えー…なにその不穏な仕草…やだなぁ、なんて思ったのも束の間、秒で下半身を剥かれてまんぐりがえしの格好をさせられていた。あまりの早業に何をされているのか脳が追いつくより先に、体のほうが強い刺激に敏感に反応した。レイノルドが龍之介の太腿をがっしりと掴み、逃げられないよう固定した上で、顔を尻に埋めていたのである。吐息がかかる。そして、あろうことかスンスンと鼻を鳴らして匂いを嗅がれているではないか…!
「こっ、の……!」
変態!離せ!と言いたかった口は結局のところろくな言葉を発せなかった。
何故ならレイノルドの指と舌が、容赦なく龍之介の中を蹂躙してきたからである。
「何処見てんだよ」
「……少し、膨らんだか」
「え、なにが?」
「胸」
「……………」
今の話の流れで、よくもまぁそんなことを…
「おっまえ~……人が真剣に文句言ってる時に…」
「乳首も大きくなったな。咥えやすそうだ」
「それは妊娠してからの体の変化だろっ!?まだ早ぇよ!っていうかシャツを剥くな!」
「以前は女の体にも抵抗があったが、呪いが解けたせいか今は何も感じないな。むしろまるみを帯びた体つきは新鮮に感じるし、肌も以前より柔らかい。悪くない触り心地だ」
「なんの実況だっ」
確かに薬を飲みはじめてから感じていた違和感はそこに起因していた。なんというか、全体的に体つきが女っぽくなっている…ような…?
「ペニスも小さくなったしな」
「気っ、気にしてることサラッと言うな!」
「別に構わないだろう、使わないのだから」
「そういう問題じゃなくない…?」
「そうか?これはこれで、舐めやすくていいと思うぞ」
「んうっ!」
ぺろっと先端を舐められ、背筋がゾクゾクっとした。確かにちいさくなった分、勃起してもレイノルドの口の中に余裕でおさまってしまいそうである。つい、根本からしゃぶられている想像をしてしまって、気がついたら完勃ちしていた。もう欲求不満が過ぎる…
「今すぐシたいみたいだな?」
「(屈辱)」
「濡れているな、匂いでわかる」
「(マジか)………その、いつもより狭くなってるだろうから…」
「処女穴に戻っているのかもな」
「しょっ!?……いや、そこまでとは…思わないけど、でもその、初めての時と同じくらい気を遣って抱いてくれたらな、なーんて…」
「……………」
初めての時もそれ程気を遣ったわけじゃなかったけどな…と思ったレイノルドであったが、それは言わないでおいた。これが成長というものである。
「まあ、善処する」
「(疑わしき目)」
「そういう顔をするのなら、こちらにも考えがあるぞ」
「あっ、うそうそ!信頼…はしてないけど、その、えーっと、出来るだけ優しくしてくれるとうれしい…な…?」
「ふ、やさしく、な」
レイノルドは口の端でちいさく微笑うと、舌舐めずりをした。
え、えー…なにその不穏な仕草…やだなぁ、なんて思ったのも束の間、秒で下半身を剥かれてまんぐりがえしの格好をさせられていた。あまりの早業に何をされているのか脳が追いつくより先に、体のほうが強い刺激に敏感に反応した。レイノルドが龍之介の太腿をがっしりと掴み、逃げられないよう固定した上で、顔を尻に埋めていたのである。吐息がかかる。そして、あろうことかスンスンと鼻を鳴らして匂いを嗅がれているではないか…!
「こっ、の……!」
変態!離せ!と言いたかった口は結局のところろくな言葉を発せなかった。
何故ならレイノルドの指と舌が、容赦なく龍之介の中を蹂躙してきたからである。
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