社畜サラリーマンの優雅な性奴隷生活

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石言葉は熱情・純愛

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「これはピジョンブラッドだな。これほどの透明度なら、かなりの高級品だぜ」
「ひえぇ」

小さいのに物凄い存在感である。指輪って…なんで今になってこんな装飾品を贈りつけてきたのだろうか、レイノルドは…

「俺、宝石とか怖い。絶対傷つけるもん」
「まあそう言うな。レイノルドのことだから、何らかの魔法をかけている可能性もあるし」
「だから余計嫌なんじゃんか」
「お前帰りたいんじゃなかったのか?」

龍之介の反応に、スピネルは呆れたような顔をする。

「それとこれとは別だろ」
「恋人からの贈り物、嬉しくないのか」
「指輪だろ?指輪ならもうスピネルに貰ったのがあるし」
「…嬉しいことを言ってくれるな」

んっ、と唐突に頬にキスされる。悪い気はしないが、どうもこの王様はスキンシップ過剰気味である。今もいつの間にか肩に顎を乗せ腰を抱かれて密着状態である。スピネルのエキゾチックで蠱惑的な香りを嗅ぐと、最近では妙にソワソワしてしまう。これがパブロフの犬というやつだろうか…

「勃ってるな」
「う、うるさい!そういうのは気付いても知らんぷりしておけよ!」
「何故だ?欲情しているのだろう?」

それなら大歓迎だ、と今度は唇にキスされる。そしてそのままソファに押し倒されてしまった。手慣れていやがる。

「ちょ、ちょっと待てよ、今そんな気分じゃなくてだな」
「こんなにおっ勃てといてよく言うぜ」
「んんん、あ、手、突っ込むなよ…っ」
「耳舐めながら手でしてやろうか?」
「いい、いいからっ、あっ、扱くなって!」
「あーもうぬるぬる、ほんとお前って濡れやすいよなあ…」

雑魚過ぎて可愛い、とスピネルは耳朶に舌を這わせる。そのまま耳の中に舌を突っ込まれ音を立てて舐め回された。ピチャピチャと唾液の絡む卑猥な音に、何故か触られているちんこより尻の奥がキュンとしてしまった。もうこれ、重症である。

「ん?別のとこ弄って欲しくなったか?」
「(わかってるくせに…!)」

しかし、そんな気分じゃないと言ったのもまた事実であった。感じてる体とはまた別の意識で、重症を負ったというレイノルドのことが頭から離れない。

(死にかけた、なんて……そんなの、心配するに決まってんだろ…)

何が、出来ることは何もないだ。そりゃそうかもしれないが、だからといって何も知らずにただのほほんと過ごしてていいわけがないではないか。
仮にも、恋人だったというのに



「…………お前、ちゃんとレイノルドのこと好きだったんだな」
「…………うるせえ」

頬を伝う涙を舐めとって、スピネルが優しく微笑う。
それでも愛撫の手を止めないのが、スピネルらしいっちゃらしいのだけど…
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