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イケメンは何をしてもイケメン
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「はぁぁっ、スピ、ねるぅっ、あっ、あんん」
「龍之介、気持ちいいか?」
「うんっ、んぅう、きもち…っ」
「顔とろとろ…イキそうだな…」
「っ、は~──っ♡んぅぅ…」
「……いいな、気持ちよくイケたな」
イキ顔最高、とスピネルは涎まみれの口元にキスをしてくる。
甘い。ゲロ甘である。
(ど、どうした…?)
イッたばかりで朦朧とした意識のまま、龍之介は考える。どう考えても、スピネルの様子が以前とは違う。
(そう言えば、最近エド入れた3Pばっかしてたから…)
ふたりっきりでするのは久しぶりである。に、してもだ。どちらかといえばSっけの強い俺様タイプのセックスをしていた気がするスピネルであるが、なんだか今日に限って様子がおかしい。
(おかしい……っていうか、なんだろ、やけに…)
溺愛が過ぎる気がする。うん、これだ、と龍之介は思う。なんていうか、こう、めちゃくちゃ愛されてるような錯覚を起こしそうになる抱き方をされているのだ。現在進行形で──
「にゅるにゅるだな」
「んんっ!?」
イッたばかりの敏感なところをスピネルの指がすりすりと撫でていく。つぷりと挿入された2本の指が、前立腺をピンポイントでトントンとノックしたり撫でたり擦ったりしている。どぱっと思わずカウパーが溢れ出た。射精したみたいにぬるぬるが止まらない。
「んぅっ、あ、それ、だめぇ…」
「だめ?どうして?ああ、指だけじゃ足りないか?」
「イッ、イイとこばっか、だめ、変になるぅ」
「変になっていいぞ、頭おかしくなるくらい感じて、気持ちいい声もっと聞かせろよ…」
「あっちがっ、まって、あっ、あっ、」
「ほら、イケ」
「────~~ッッ」
やばい、指だけでイッてしまった…
「上手にイケたな」
「ンッ」
ちゅ、とキスされ頭を優しく撫でられる。ゆっくり引き抜かれた指の感覚がいつまでも消えない。イッたばかりなのにもうスピネルの太いちんこがほしくてほしくて尻の奥がむずむずしてしまっている。いつもならとっくに乱暴に突っ込まれて有無を言わさず連続射精させられている頃なのに、今日はいちいちこちらの反応を見ながら愛撫してくる。気持ちいいけど、なんだか死ぬほど気恥ずかしい。イケメンこわい。
「な、なんで…?いつもみたいに、雑に扱ってくれよ…」
「雑とは酷い言われ方だな。今までだって充分可愛がっていたつもりだが?」
「そ、そうかもしんないけどっ、なんか今日変だぞっ!?そんな優しく抱くなよ、なんか変な気持ちになるだろうがっ」
「変な気持ち、ねえ……別にいいだろ?今日はめちゃくちゃに甘やかしてやりたい気分なんだ」
今夜は腰が抜けるまで可愛がってやるよ、とスピネルは微笑う。その言葉通り、スピネルは自分の射精よりも龍之介をイカせることに終始した。
特にスピネルの口淫は絶品で、龍之介は何度もスピネルの口の中で果てた。ザラザラの舌で舐められる感触は癖になりそうな程良くて、こんなの忘れられなくなりそうで怖いと、何度も思った。
(しかも、イケメンが俺のちんこ咥えてる絵面がえぐいのなんのって…)
視覚の暴力だ、と龍之介は思う。見てはいけないものを目にしてしまったような背徳感。そんなものが入り混じった挙句、終いには盛大に顔射してしまっていた。
しかし顔射されてもイケメンはイケメンであった。イケメンってほんとすごい。
「龍之介、気持ちいいか?」
「うんっ、んぅう、きもち…っ」
「顔とろとろ…イキそうだな…」
「っ、は~──っ♡んぅぅ…」
「……いいな、気持ちよくイケたな」
イキ顔最高、とスピネルは涎まみれの口元にキスをしてくる。
甘い。ゲロ甘である。
(ど、どうした…?)
イッたばかりで朦朧とした意識のまま、龍之介は考える。どう考えても、スピネルの様子が以前とは違う。
(そう言えば、最近エド入れた3Pばっかしてたから…)
ふたりっきりでするのは久しぶりである。に、してもだ。どちらかといえばSっけの強い俺様タイプのセックスをしていた気がするスピネルであるが、なんだか今日に限って様子がおかしい。
(おかしい……っていうか、なんだろ、やけに…)
溺愛が過ぎる気がする。うん、これだ、と龍之介は思う。なんていうか、こう、めちゃくちゃ愛されてるような錯覚を起こしそうになる抱き方をされているのだ。現在進行形で──
「にゅるにゅるだな」
「んんっ!?」
イッたばかりの敏感なところをスピネルの指がすりすりと撫でていく。つぷりと挿入された2本の指が、前立腺をピンポイントでトントンとノックしたり撫でたり擦ったりしている。どぱっと思わずカウパーが溢れ出た。射精したみたいにぬるぬるが止まらない。
「んぅっ、あ、それ、だめぇ…」
「だめ?どうして?ああ、指だけじゃ足りないか?」
「イッ、イイとこばっか、だめ、変になるぅ」
「変になっていいぞ、頭おかしくなるくらい感じて、気持ちいい声もっと聞かせろよ…」
「あっちがっ、まって、あっ、あっ、」
「ほら、イケ」
「────~~ッッ」
やばい、指だけでイッてしまった…
「上手にイケたな」
「ンッ」
ちゅ、とキスされ頭を優しく撫でられる。ゆっくり引き抜かれた指の感覚がいつまでも消えない。イッたばかりなのにもうスピネルの太いちんこがほしくてほしくて尻の奥がむずむずしてしまっている。いつもならとっくに乱暴に突っ込まれて有無を言わさず連続射精させられている頃なのに、今日はいちいちこちらの反応を見ながら愛撫してくる。気持ちいいけど、なんだか死ぬほど気恥ずかしい。イケメンこわい。
「な、なんで…?いつもみたいに、雑に扱ってくれよ…」
「雑とは酷い言われ方だな。今までだって充分可愛がっていたつもりだが?」
「そ、そうかもしんないけどっ、なんか今日変だぞっ!?そんな優しく抱くなよ、なんか変な気持ちになるだろうがっ」
「変な気持ち、ねえ……別にいいだろ?今日はめちゃくちゃに甘やかしてやりたい気分なんだ」
今夜は腰が抜けるまで可愛がってやるよ、とスピネルは微笑う。その言葉通り、スピネルは自分の射精よりも龍之介をイカせることに終始した。
特にスピネルの口淫は絶品で、龍之介は何度もスピネルの口の中で果てた。ザラザラの舌で舐められる感触は癖になりそうな程良くて、こんなの忘れられなくなりそうで怖いと、何度も思った。
(しかも、イケメンが俺のちんこ咥えてる絵面がえぐいのなんのって…)
視覚の暴力だ、と龍之介は思う。見てはいけないものを目にしてしまったような背徳感。そんなものが入り混じった挙句、終いには盛大に顔射してしまっていた。
しかし顔射されてもイケメンはイケメンであった。イケメンってほんとすごい。
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