社畜サラリーマンの優雅な性奴隷生活

玩具的なアレ

「例えるならマン●ィ●●アナルプラグ…」
「え？なんですか？」
「いや、こっちの話」

はーあ、と龍之介は溜息を漏らす。正直これまでの人生で、恋人やセフレ相手に玩具を使ったことはあった。
中にはお尻を攻められたい子もいたし、セフレによってはかなりハードめなプレイに発展したことだってある。なのでバイブやディルドもそれなりに使ったことはある。ただし、それはあくまで挿入する側であり、される側ではなかったわけで…

（ライオンのちんこは、やっぱりイボイボディルド系なんだよなぁ…形状も、おそらく挿入感も…）

イボイボというよりはトゲトゲなのだが、あのちんこの凄いところは動かし方ひとつで全然違う快感が得られるところにある。
激しくピストンされると稲妻が走ったような快感に襲われ、思わず叫んでしまいそうになる。トゲトゲの与える強烈な摩擦による刺激でひっきりなしに喘いでしまうし、破壊的な快感で下半身の感覚がなくなるまでもっともっととちんこを求めてしまうのだ。

それでいてゆっくり動かされると、腰が抜けるような恍惚とした気持ちよさへと変わるのだ。棘が粘膜をねっとりと包み込み、ジッとしているだけでも腸壁が勝手にちんこを受け入れ快感を貪っていく。挿入する時の押し広げられる感覚も良いが、抜かれる時のそれはもう、思い出すだけで勃起してしまいそうになる。正直それで何回かオナッていた…



（常に極太ディルド…いや、バイブ突っ込まれてる感覚なんだよなあ）

こんなん、普通に戻れる気がしない。獣人セックスこわい。マジこわい。



龍之介は頭を抱える。スピネルの嫁になってからというもの、イキやすさに拍車がかかっていた。嫌な体の変化である。体力がめちゃくちゃ削られるし消耗も激しい。レイノルドみたいに痛いことはされないが、イキっぱなしというのも正直つらいものがある。


（エドのセックスもなあ…狼のセックスって、なんであんなにピストンはやいの…？）

腰を打ちつける速度が尋常じゃない。亀頭が独特な形をしていて、貫通中に前立腺とGスポットにそれぞれ異なる刺激を与え続けてくるし、とにかく射精してから抜くまでの時間が長い。射精も長い。そのうちまた硬くなってピストンがはじまってしまうから、一生セックスが終わらないのでは…？となってしまうのだ。ヤッてる最中の狼くんはかわいいけれど、こちらも中々にしんどい。十代の体力底なし沼。


「獣人の雌は大変だよなぁ…」
「………もしかして、無理をさせてしまっていますか？」
「もしかしてっていうか、無理はしてるよ。俺、人間の雄だもん。エドやスピネルの凶器みたいな凶悪なちんこを受け入れられるようにそもそも体がなってないわけ」
「も、申し訳…ありません…」
「俺マジで、このままじゃ獣人相手でしか満足出来ない体になっちまいそう」
「えっ」

嬉しそうな顔をする狼くんを尻目に、龍之介は再び溜息を吐く。
刺激の強すぎるセックスに慣れるのも考えものである。