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倒錯的関係
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翌日会わせてもらった男女の双子も可愛いかった。やっぱり女の子の方がちょっと大人びた言動で、しっかり者だった。でも同じくらい可愛くってたまらなかった。この世の楽園かな?と思うくらいにはスピネルの子供たちは愛らしかった。
「俺も…スピネルと子供作ったらあんな子産めるのかな…?」
とまで言い出した龍之介に、狼くんが大慌てで説明してきた。なんでも獣の姿で生まれてくるには双方が獣人でなければならないのだそうだ。なあんだ…とがっかりした様子を見せるとかなり複雑そうな顔をされてしまった。いや、冗談だよ?ちょっとした冗談ですから…
「別に、自分で生まなくてもアイツらの親にはなれるだろう」
「ええ?あ、そうか、義理の母的な?」
「アイツらは愛情に飢えてるからな。かまってくれる大人は多いに越したことはない」
「でも気悪くしないのか?他の王妃に自分の産んだ我が子を預けたり遊ばせたりするのは…」
「そんなことはない。現にアイツらもお前に懐いただろう。受け入れられている証拠だ」
「だってさあ、あんな可愛い生物、可愛がるに決まってるだろ…?」
「みんながみんな、お前みたいなら良かったんだけどな」
「んっ、」
不意にキスされ、瞬きする。スピネルの黄金色の睫毛が僅かに頬に触れた。本当に、彫刻のように綺麗な顔である。こんな至近距離で見ても、毛穴のひとつもみつからない。
まじまじと見つめていると、フッと微笑まれた。吐息が唇にかかる。なんだかくすぐったい。
「俺と子作りしたくなったか?」
「うーん…でも、俺と作っても半獣人の子になるんだろ?人間との混血って王族的にどうなの?」
「そっちの心配か?……まあ、資質にもよるが、獣人である方が有利であることは確かだな。だがだからと言って蔑ろにされることはない。寧ろ…」
「むしろ?」
「………そちらの方が、長生きするかもしれんな」
「?」
よくわからないといった顔をしている間にベッドに押し倒される。もう今日は散々したし、後は寝るだけだと思っていたのだけれど…
「ん、あ…や、またそんな、おっきくして…」
「もう疲れたか?寝ていても構わないぞ」
「むりです、……んんっ、あ、中にまだ…」
「…………今からでも薬を飲むか?妊娠出来る体にしてやろうか」
「いい、まだ俺、レイノルドの恋人…だし」
「馬鹿だな、お前は今、俺の嫁だ」
「んんっ、あっ、あっっ」
「レイノルドのよりイイだろ?最近は挿れただけで軽イキするもんな」
「はっ、あん…、だっ、て…」
「俺のちんこに慣れたら他のじゃ物足りないだろ?今度エドも混ぜてやろうか、俺に抱かれてよがってる顔、アイツにも見せてやれよ」
「あっ、く、しゅみいぃ」
…でも正直、スピネルのセックスに慣れたら不味いなと龍之介も思っていたところであった。
ライオンさんのちんこは、正直馴染むと凄いのである…
「俺も…スピネルと子供作ったらあんな子産めるのかな…?」
とまで言い出した龍之介に、狼くんが大慌てで説明してきた。なんでも獣の姿で生まれてくるには双方が獣人でなければならないのだそうだ。なあんだ…とがっかりした様子を見せるとかなり複雑そうな顔をされてしまった。いや、冗談だよ?ちょっとした冗談ですから…
「別に、自分で生まなくてもアイツらの親にはなれるだろう」
「ええ?あ、そうか、義理の母的な?」
「アイツらは愛情に飢えてるからな。かまってくれる大人は多いに越したことはない」
「でも気悪くしないのか?他の王妃に自分の産んだ我が子を預けたり遊ばせたりするのは…」
「そんなことはない。現にアイツらもお前に懐いただろう。受け入れられている証拠だ」
「だってさあ、あんな可愛い生物、可愛がるに決まってるだろ…?」
「みんながみんな、お前みたいなら良かったんだけどな」
「んっ、」
不意にキスされ、瞬きする。スピネルの黄金色の睫毛が僅かに頬に触れた。本当に、彫刻のように綺麗な顔である。こんな至近距離で見ても、毛穴のひとつもみつからない。
まじまじと見つめていると、フッと微笑まれた。吐息が唇にかかる。なんだかくすぐったい。
「俺と子作りしたくなったか?」
「うーん…でも、俺と作っても半獣人の子になるんだろ?人間との混血って王族的にどうなの?」
「そっちの心配か?……まあ、資質にもよるが、獣人である方が有利であることは確かだな。だがだからと言って蔑ろにされることはない。寧ろ…」
「むしろ?」
「………そちらの方が、長生きするかもしれんな」
「?」
よくわからないといった顔をしている間にベッドに押し倒される。もう今日は散々したし、後は寝るだけだと思っていたのだけれど…
「ん、あ…や、またそんな、おっきくして…」
「もう疲れたか?寝ていても構わないぞ」
「むりです、……んんっ、あ、中にまだ…」
「…………今からでも薬を飲むか?妊娠出来る体にしてやろうか」
「いい、まだ俺、レイノルドの恋人…だし」
「馬鹿だな、お前は今、俺の嫁だ」
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「俺のちんこに慣れたら他のじゃ物足りないだろ?今度エドも混ぜてやろうか、俺に抱かれてよがってる顔、アイツにも見せてやれよ」
「あっ、く、しゅみいぃ」
…でも正直、スピネルのセックスに慣れたら不味いなと龍之介も思っていたところであった。
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