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最近寝取られてばっか
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「うっ!?」
「…今回は、前回の反省を踏まえた上で量を調節してある。あんまり強力だと俺にも支障が出るからな」
「あ……これ…」
「即効性に優れ、効果があまり持続しないように調整済みだ。故にサクッと終わらすぞ」
「ひどい…言いようだ…」
布越しに匂いを嗅がされ、暫くその状態で抑え込まれた。息を吸い込む度に意識が鈍化していく感覚がする。意識がぼうっとしはじめたところでとろっとした蜜を口の中に垂らされ、鼻をつままれてしまった。反射的に飲み込んだその瞬間に、カッと体が熱くなる。
「あ…!?」
「それはオマケ。俺、痛がられると萎えるんだよ」
「う、あ、あつっ」
「体に悪い成分は入ってないから心配するな。とにかく、あんまり抵抗するなよ」
こっちは時間がないんだ、と言って王様は龍之介の下半身をあっという間に剥いてしまう。あまりの手際の良さに抵抗する隙もなかった。
「なんだ、もう勃起してんのか」
「え、うそっ」
「女はこの薬使えば勝手に濡れるけど、男はそうもいかないからな。エド、例のオイルよこせ」
「はい、陛下」
いつの間にやら狼くんがすぐそばで跪いていた。そこ?そこにいるの?これから挿入られるって時にずっとそこにいんの??
(これ、どんな羞恥プレイ…)
マジかよ、と思う。意識がつい、狼くんの方に向かっていたその時、ヒヤッとした冷たい感触に思わず声が出た。王様がオイルを龍之介の下半身と、自分の勃起ちんこに塗りたくっていたのだ。
(じ、自分だって勃ってるじゃねえか…!!)
俺だけ特別淫乱みたいに言いやがって!と文句を垂れそうになったその瞬間に、グッと下半身を押しつけられて息が詰まった。
あれ、王様のって、こんなに大きかったっけ…?
「あー……やっぱ前より効きが弱いな、薬追加するか?」
「え、やだよっ、って、いっ、いたたたたたっっ、なにこれ、拷問!?」
めちゃくちゃに痛い!!ぼやっとしていた意識が途端に引き戻される。強烈な下腹部から感じる痛みに龍之介は思い切り腕を振り回して抵抗しようとする。が、それはあえなく失敗に終わった。狼くんに両腕を掴まれてしまったからである。
「えっ、な、なにっ」
「…すみません、龍之介様」
「しっかり抑えとけよ。遅れると俺もこいつも危ないんだからな」
「はい、承知しております」
狼くんは龍之介の両腕を頭の側で拘束すると、そのまま龍之介の顔を見下ろした。
バチッと目が合い、瞬間的にドキッとしてしまう。狼の顔のままではあまり感情が伝わってこないが、なんとなく困惑しているような気配が伝わってくる。まあぶっちゃけ困惑しかないよな、こんな状況。龍之介は恥ずかしいやら申し訳ないやら居た堪れないやらでついギュッと目を瞑ってしまう。
すると、その隙を見逃すまいともう一度布地を押しつけられ、薬を吹きかけられてしまった。
「薬追加な。今度は途中で止めてやらないからそのつもりでいろよ」
「龍之介様、息を大きく吸って、少し息を止めてみて下さい」
そして、ゆっくり少しずつ吐き出してください、と狼くんが耳元で囁く。
言われた通りにすると、フワッと体が軽くなる感覚がした。地面から、体が浮き上がっていく感じがする。フワフワと心地良い浮遊感が体中を満たしていくうちに、再び下半身に硬い肉の棒が押しつけられていた。
(あ……挿入…り、そ…)
体中の力が抜けていた。そのせいか、嘘みたいにぬるっと侵入を許してしまう。
それでも強烈な圧迫感だけは消えない。けれど、不思議と苦痛は感じなかった。それより、もっと、むしろ…
「…………良さそうだな」
王様がちいさく、微笑う気配がした。
そこからの記憶は、もう殆どない。
「…今回は、前回の反省を踏まえた上で量を調節してある。あんまり強力だと俺にも支障が出るからな」
「あ……これ…」
「即効性に優れ、効果があまり持続しないように調整済みだ。故にサクッと終わらすぞ」
「ひどい…言いようだ…」
布越しに匂いを嗅がされ、暫くその状態で抑え込まれた。息を吸い込む度に意識が鈍化していく感覚がする。意識がぼうっとしはじめたところでとろっとした蜜を口の中に垂らされ、鼻をつままれてしまった。反射的に飲み込んだその瞬間に、カッと体が熱くなる。
「あ…!?」
「それはオマケ。俺、痛がられると萎えるんだよ」
「う、あ、あつっ」
「体に悪い成分は入ってないから心配するな。とにかく、あんまり抵抗するなよ」
こっちは時間がないんだ、と言って王様は龍之介の下半身をあっという間に剥いてしまう。あまりの手際の良さに抵抗する隙もなかった。
「なんだ、もう勃起してんのか」
「え、うそっ」
「女はこの薬使えば勝手に濡れるけど、男はそうもいかないからな。エド、例のオイルよこせ」
「はい、陛下」
いつの間にやら狼くんがすぐそばで跪いていた。そこ?そこにいるの?これから挿入られるって時にずっとそこにいんの??
(これ、どんな羞恥プレイ…)
マジかよ、と思う。意識がつい、狼くんの方に向かっていたその時、ヒヤッとした冷たい感触に思わず声が出た。王様がオイルを龍之介の下半身と、自分の勃起ちんこに塗りたくっていたのだ。
(じ、自分だって勃ってるじゃねえか…!!)
俺だけ特別淫乱みたいに言いやがって!と文句を垂れそうになったその瞬間に、グッと下半身を押しつけられて息が詰まった。
あれ、王様のって、こんなに大きかったっけ…?
「あー……やっぱ前より効きが弱いな、薬追加するか?」
「え、やだよっ、って、いっ、いたたたたたっっ、なにこれ、拷問!?」
めちゃくちゃに痛い!!ぼやっとしていた意識が途端に引き戻される。強烈な下腹部から感じる痛みに龍之介は思い切り腕を振り回して抵抗しようとする。が、それはあえなく失敗に終わった。狼くんに両腕を掴まれてしまったからである。
「えっ、な、なにっ」
「…すみません、龍之介様」
「しっかり抑えとけよ。遅れると俺もこいつも危ないんだからな」
「はい、承知しております」
狼くんは龍之介の両腕を頭の側で拘束すると、そのまま龍之介の顔を見下ろした。
バチッと目が合い、瞬間的にドキッとしてしまう。狼の顔のままではあまり感情が伝わってこないが、なんとなく困惑しているような気配が伝わってくる。まあぶっちゃけ困惑しかないよな、こんな状況。龍之介は恥ずかしいやら申し訳ないやら居た堪れないやらでついギュッと目を瞑ってしまう。
すると、その隙を見逃すまいともう一度布地を押しつけられ、薬を吹きかけられてしまった。
「薬追加な。今度は途中で止めてやらないからそのつもりでいろよ」
「龍之介様、息を大きく吸って、少し息を止めてみて下さい」
そして、ゆっくり少しずつ吐き出してください、と狼くんが耳元で囁く。
言われた通りにすると、フワッと体が軽くなる感覚がした。地面から、体が浮き上がっていく感じがする。フワフワと心地良い浮遊感が体中を満たしていくうちに、再び下半身に硬い肉の棒が押しつけられていた。
(あ……挿入…り、そ…)
体中の力が抜けていた。そのせいか、嘘みたいにぬるっと侵入を許してしまう。
それでも強烈な圧迫感だけは消えない。けれど、不思議と苦痛は感じなかった。それより、もっと、むしろ…
「…………良さそうだな」
王様がちいさく、微笑う気配がした。
そこからの記憶は、もう殆どない。
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