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たまには突っ込みたいのよ
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正直ちょっと、ショックだった。
(フェラでも勃たないとか…軽く自信喪失…)
なんてことを考えて、自信てなんだよとセルフ突っ込みする。いったいいつから思い上がっていたのだろう、男がみんな自分とヤリたがっている幻想に取り憑かれていた気分である。
(なんか、頭バグってたかも)
男同士でセックスすることにすっかり麻痺していたが、当然のことながらこの世界でも普通に異性愛者が多数を占めているわけで、元の世界と違うのは圧倒的にバイセクシャルが多いということである。
つまり、基本は異性が恋愛対象だけれど、同性もイケるよ、みたいな奴が多いのである。
身近な例をあげるとダームウェルやエルヴィンがそうである。そして例に漏れずルクシュもそのタイプなのだった。
「なんだ、ルクシュとできなくて拗ねてんのか?」
「………ピンポイントで嫌なこと言ってくるなぁ…」
なんで知ってんの?と聞くとダームウェルは曖昧に笑って誤魔化した。まあどうでもいいけど、と龍之介は枕に顔を埋める。
「俺だって本当は、女の子とセックスがしたいんだ」
「へえ?そうなんだ」
「そうだよ…俺は元々かなりの女好きなんだ…」
「まぁあのリーリエと仲良くお茶出来てるぐらいだから、そんな気はしてたけどな」
「レイノルド、俺がメイドに手を出しても怒んないと思う?」
「……それは多分、想定してないんじゃねえかな…」
「だよなぁ…」
NTR展開を承諾したものの、なんだか暗黙の内に相手は男、と限定されている節があった。
確かにレイノルドは女を相手にしないだろうが、別に自分までそれに倣う必要はないのでは…?という疑問が、ここにきてふつふつと湧いてきている龍之介であった。3Pするにしても、自分が女の子に突っ込んで、レイノルドが俺に突っ込めばいいじゃん?とまで考えてしまっている。絵面的にはエグい仕上がりではあるのだが…
「でもお前、このちんこ女の子に突っ込めんの?」
「ハァ?俺の過去の彼女とセフレたちに謝れ!」
「だってさぁ」
女の手コキと男の手コキじゃ、全然違うだろ?とダームウェルがおもむろに龍之介のちんこを鷲掴みにする。
「ちょ、」
「フェラだって、ぶっちゃけ男にされる方が良くねえか?」
「ちょちょちょ!何してんだよ、今そんな気分じゃ…」
「ルクシュと最後まで出来なくて燻ってんだろ、少し遊んでやるよ」
「いや、いや、いや…」
そんなつもりじゃ全然なかった、とずりずり後ずさるもここはベッドの上である。ダームウェルにのしかかられてしまえばすぐに身動きは取れなくなってしまう。
「なあ、本気?」
「別にいいだろ?恋人のOKも出てるんだ。少しくらいイチャついても罰当たんねえよ」
「いや、でも……ん、あっ」
「ほら、もう半勃ち」
背後を取られ、後ろから羽交締めにされる。そのまま下着の上から軽く揉まれて耳を舐められ息を吹き込まれた。思わず「んっ」と甘い声が漏れる。
「あっ、ちくび、こりこりすん…な」
「そう言えば乳首触られたいって言ってたな。強くつねられるのと舌で舐められるのどっちがいい?」
「うう、なにその質問…」
「噛まれるのと吸われるの、どっちが感じる?」
言いながら、下着の中から勃起したちんこを取り出される。根もとから大きな手で扱かれると一気に射精感が込み上げてくる。マジで俺のちんこチョロいな…と情けなくなった。マジでビッチ。こんなよわよわな恋人嫌である…
(フェラでも勃たないとか…軽く自信喪失…)
なんてことを考えて、自信てなんだよとセルフ突っ込みする。いったいいつから思い上がっていたのだろう、男がみんな自分とヤリたがっている幻想に取り憑かれていた気分である。
(なんか、頭バグってたかも)
男同士でセックスすることにすっかり麻痺していたが、当然のことながらこの世界でも普通に異性愛者が多数を占めているわけで、元の世界と違うのは圧倒的にバイセクシャルが多いということである。
つまり、基本は異性が恋愛対象だけれど、同性もイケるよ、みたいな奴が多いのである。
身近な例をあげるとダームウェルやエルヴィンがそうである。そして例に漏れずルクシュもそのタイプなのだった。
「なんだ、ルクシュとできなくて拗ねてんのか?」
「………ピンポイントで嫌なこと言ってくるなぁ…」
なんで知ってんの?と聞くとダームウェルは曖昧に笑って誤魔化した。まあどうでもいいけど、と龍之介は枕に顔を埋める。
「俺だって本当は、女の子とセックスがしたいんだ」
「へえ?そうなんだ」
「そうだよ…俺は元々かなりの女好きなんだ…」
「まぁあのリーリエと仲良くお茶出来てるぐらいだから、そんな気はしてたけどな」
「レイノルド、俺がメイドに手を出しても怒んないと思う?」
「……それは多分、想定してないんじゃねえかな…」
「だよなぁ…」
NTR展開を承諾したものの、なんだか暗黙の内に相手は男、と限定されている節があった。
確かにレイノルドは女を相手にしないだろうが、別に自分までそれに倣う必要はないのでは…?という疑問が、ここにきてふつふつと湧いてきている龍之介であった。3Pするにしても、自分が女の子に突っ込んで、レイノルドが俺に突っ込めばいいじゃん?とまで考えてしまっている。絵面的にはエグい仕上がりではあるのだが…
「でもお前、このちんこ女の子に突っ込めんの?」
「ハァ?俺の過去の彼女とセフレたちに謝れ!」
「だってさぁ」
女の手コキと男の手コキじゃ、全然違うだろ?とダームウェルがおもむろに龍之介のちんこを鷲掴みにする。
「ちょ、」
「フェラだって、ぶっちゃけ男にされる方が良くねえか?」
「ちょちょちょ!何してんだよ、今そんな気分じゃ…」
「ルクシュと最後まで出来なくて燻ってんだろ、少し遊んでやるよ」
「いや、いや、いや…」
そんなつもりじゃ全然なかった、とずりずり後ずさるもここはベッドの上である。ダームウェルにのしかかられてしまえばすぐに身動きは取れなくなってしまう。
「なあ、本気?」
「別にいいだろ?恋人のOKも出てるんだ。少しくらいイチャついても罰当たんねえよ」
「いや、でも……ん、あっ」
「ほら、もう半勃ち」
背後を取られ、後ろから羽交締めにされる。そのまま下着の上から軽く揉まれて耳を舐められ息を吹き込まれた。思わず「んっ」と甘い声が漏れる。
「あっ、ちくび、こりこりすん…な」
「そう言えば乳首触られたいって言ってたな。強くつねられるのと舌で舐められるのどっちがいい?」
「うう、なにその質問…」
「噛まれるのと吸われるの、どっちが感じる?」
言いながら、下着の中から勃起したちんこを取り出される。根もとから大きな手で扱かれると一気に射精感が込み上げてくる。マジで俺のちんこチョロいな…と情けなくなった。マジでビッチ。こんなよわよわな恋人嫌である…
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