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悩むだけ無駄でした
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「私はリュウが他の男に抱かれてるのを見るのも好きだ」
だから私の目の届く範囲でなら浮気とは思わないと、レイノルドは重ねて言う。
「良かったな。エッチし放題だぞ」
「…なんか、微妙なきぶん」
「だが私に内緒でするセックスは浮気と見做す」
「う、うん…?」
「要は申告制ってことだな」
「???」
なんだかよくわからなくなってきた。浮気のゲシュタルト崩壊を起こしそうである…
「体の浮気はいいけど、気持ちの浮気は駄目ということではないですか?」
「エルヴィンさん的にはそれでいいんですか?」
「と言いますと?」
「その…主の恋人が他の男…と遊んでて嫌な気持ちになったりしません?」
「なりませんね」
「(即答)」
「そもそもこの世界の婚姻制度はあなたが思ってるほど綺麗なものではありませんよ」
「…………??」
まあ、わからなくてもいいですけどねと言うと、エルヴィンは話を打ち切った。
「レイノルド様もこう言っているので、あなたさえよければルクシュと寝てやって下さい。どうやらあの子はあなたのことが気になっているようですから」
「えっ」
それ、こんなタイミングで言う…?という顔をした龍之介に、ダームウェルは豪快に笑う。
「なんだ、モテるな龍之介。折角だから3Pでもするか?」
「やらねぇよ…」
倍疲れるだけじゃねぇか、と言ってからそういう問題じゃねぇよな、と思う。ちょっと発想が毒され過ぎてて怖くなってくるな…
「俺、恋人には一途でいたいタイプなんですけど」
「でもその恋人はお前が他の男とヤッてるとこが見たいんだってよ」
「ね、寝取られ願望?そういうのって、恋人として応えなきゃいけないわけ??」
「さぁなぁ、それこそ話し合いじゃねえの?」
「………………」
何の為に恋人同士になったんだっけ?
「お前の子供産むのに、他の男にも抱かれてたら、誰の子かわからなくなっちまうじゃん…」
その発言に、その場にいた全員が動きを止めて龍之介の方を見る。
「なんだ、子供を産む気になってくれたのか」
「心配して損をしましたね。それなら早速薬を持ってきましょう」
「別にレイノルド以外とは避妊すりゃいいだけじゃねえの?堅苦しく考えんなよ」
「………………」
ねえ、これ俺がおかしいの?この世界の倫理観がおかしいの??
「なんかもう、どうでもよくなってきた…」
考えるだけ無駄だ。もうなるようになれだ。
「俺は金輪際、レイノルドとの関係で悩まないぞ。貞操観念なんて糞食らえだ!」
「もともとビッチの癖によく言うぜ…」
「うるせえ!もうNTRでも孕ませでもドンときやがれ!!」
「おう、その意気その意気」
というわけで話し合いは決裂した。そもそもこっちの常識をこの世界の奴らにあてはめて考えるのがいけなかった、ということに漸く気づいた龍之介であった。はい、解散!
だから私の目の届く範囲でなら浮気とは思わないと、レイノルドは重ねて言う。
「良かったな。エッチし放題だぞ」
「…なんか、微妙なきぶん」
「だが私に内緒でするセックスは浮気と見做す」
「う、うん…?」
「要は申告制ってことだな」
「???」
なんだかよくわからなくなってきた。浮気のゲシュタルト崩壊を起こしそうである…
「体の浮気はいいけど、気持ちの浮気は駄目ということではないですか?」
「エルヴィンさん的にはそれでいいんですか?」
「と言いますと?」
「その…主の恋人が他の男…と遊んでて嫌な気持ちになったりしません?」
「なりませんね」
「(即答)」
「そもそもこの世界の婚姻制度はあなたが思ってるほど綺麗なものではありませんよ」
「…………??」
まあ、わからなくてもいいですけどねと言うと、エルヴィンは話を打ち切った。
「レイノルド様もこう言っているので、あなたさえよければルクシュと寝てやって下さい。どうやらあの子はあなたのことが気になっているようですから」
「えっ」
それ、こんなタイミングで言う…?という顔をした龍之介に、ダームウェルは豪快に笑う。
「なんだ、モテるな龍之介。折角だから3Pでもするか?」
「やらねぇよ…」
倍疲れるだけじゃねぇか、と言ってからそういう問題じゃねぇよな、と思う。ちょっと発想が毒され過ぎてて怖くなってくるな…
「俺、恋人には一途でいたいタイプなんですけど」
「でもその恋人はお前が他の男とヤッてるとこが見たいんだってよ」
「ね、寝取られ願望?そういうのって、恋人として応えなきゃいけないわけ??」
「さぁなぁ、それこそ話し合いじゃねえの?」
「………………」
何の為に恋人同士になったんだっけ?
「お前の子供産むのに、他の男にも抱かれてたら、誰の子かわからなくなっちまうじゃん…」
その発言に、その場にいた全員が動きを止めて龍之介の方を見る。
「なんだ、子供を産む気になってくれたのか」
「心配して損をしましたね。それなら早速薬を持ってきましょう」
「別にレイノルド以外とは避妊すりゃいいだけじゃねえの?堅苦しく考えんなよ」
「………………」
ねえ、これ俺がおかしいの?この世界の倫理観がおかしいの??
「なんかもう、どうでもよくなってきた…」
考えるだけ無駄だ。もうなるようになれだ。
「俺は金輪際、レイノルドとの関係で悩まないぞ。貞操観念なんて糞食らえだ!」
「もともとビッチの癖によく言うぜ…」
「うるせえ!もうNTRでも孕ませでもドンときやがれ!!」
「おう、その意気その意気」
というわけで話し合いは決裂した。そもそもこっちの常識をこの世界の奴らにあてはめて考えるのがいけなかった、ということに漸く気づいた龍之介であった。はい、解散!
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