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性奴隷の正しい振る舞い方
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「フル勃起だな」
「えっ、あっ」
指摘され、視線を下げる。言われた通り、龍之介のちんこはギンギンに勃起していた。
初対面の男にキスされて、さすがにコレは無いだろう…
(節操なさすぎ…)
というより、気持ちいいとすぐ反応してしまう体になってしまっている。これは最早職業病である。どうしてくれよう。
などとしょうもないことを龍之介が考えていると、またちゅ、と軽くキスされる。この男、口調はオレ様の割にキスが好きなんだろうか。意外性あり過ぎ。
「んっ」
「散々レイノルドに抱かれてるだけあって反応がいいな、感度も良さそうだ」
「レイ…ノルドの、知り合い…?」
「ハハッ、まあそうだな。知り合いではあるな」
男は笑いながら遊びのようなキスを繰り返す。その度にザラザラとした舌の感触が、ジリジリと下腹部に熱を集めていく。うう、なにこの感覚、癖になりそう…
「元々抱くつもりではあったが、予想以上に愉しめそうだ。レイノルドの前で邪魔されながら抱くより、今ここで犯してやろうか?」
その方が優しく抱いてやれるぜと、男はキスの合間にそう微笑う。
上手く働かない思考のまま、龍之介は考える。レイノルドの知り合い、獣人、ライオン、元々抱くつもりだった…と断片的なピースをつなぎ合わせて、漸く龍之介は答えを導き出す。
「もしかして、レイノルドが探してたのってアンタ…?」
「正解。てことは、わかるよな?」
「え、なにが?」
「この国に来たからには、我が国の流儀に従ってもらう。商談相手の性奴隷をこの国の王である俺がどうしようと、誰も咎める者はない」
「王?王様?アンタが??」
「見えないか?」
「めっちゃ見える…!」
というか、もうそうとしか思えない。言われて見れば王様っぽい風貌だ!と龍之介は興奮したように捲し立てる。
「ハハッ、面白いリアクションだ。これはレイノルドが可愛がるのも、わかる気がするな…」
素直で思ったことがすぐ口にも顔にも出るタイプだろう、と王様は親指で龍之介の唇をこじ開ける。
つい反射で侵入してきたそれに吸いつくと、いい子いい子するみたいに頭を撫でられた。オレ様のくせに手つきが優しい。なんかズルい卑怯。
「お前を攫ったのはレイシャに頼まれたからだが、思わぬ収穫だったな」
可愛がりがいのある奴隷で嬉しいぞ、と王様は指でぐぽぐぽと龍之介の口を犯しながら会話を続ける。これでは疑似的なフェラ顔を晒してしまっているではないか。うう、この状況どうしたらいいの?と龍之介は上目遣いに王様を見る。レイノルドに比べれば愛撫の手は優しいけれど、やっぱりどこか横暴である。さすが王様。
どんどん咥える指を増やされて、口の端から飲みきれなかった涎がダラダラとこぼれていく。指の腹で舌を押されたり頬を擦られたりと、もうこれ殆どフェラじゃんというような卑猥な指の動きにどんどんちんこが硬くなっていくのがわかる。弄りたい、扱きたい、なんなら後ろの穴がヒクヒクしているような気もしてきた。
(オナッ……たら、駄目だよな…)
なんてことを考える自分は、本当に学習しない奴だと心底思う。つい、この間もそれで狼くんとなんだかんだあったばかりではないか。
(うう、これ、マジでどうすべきなん…?)
性奴隷としての正解がわからん、と龍之介は真剣に悩みはじめる。確かにエルヴィンは抱かれることも覚悟しておけみたいなことを言っていた気もする。レイノルドもそれに近いことは言っていたと思う。
ただ、こんなふうに突然拉致られて、主人のいないところで勝手に抱かれてしまうのは何か違うとさすがの龍之介でもわかる。
(でも、逆らってどうなる?商談相手って言ってたよな?機嫌損なったら不味いんじゃ…)
それに抵抗したところで行為をやめてくれる保証もない。例え逃げ出したとしても、1秒で捕まる自信がある。
こうなると、冷静に考えて龍之介に残されている選択肢はふたつだけだ。
従順に股を開くか、無理矢理犯されるかの二択である。
結局抱かれるしかないんだろうか?と龍之介が覚悟を決めようとしたその時だった。
とんでもないモノを、龍之介は見た。目撃してしまった。その瞬間、龍之介はしゃぶっていた指を思わず吐き出し、王様からじりじりと距離を取る。
(無理……、俺には無理だ……!!)
そうだ、ライオンもネコ科なのだった!と龍之介ははたと気づく。
ネコ科の雄は、陰茎の表面に無数の棘状の突起があるのだ。昔雄猫を飼っていたから知っている。猫の交尾は、物凄く痛いのだ…!
「えっ、あっ」
指摘され、視線を下げる。言われた通り、龍之介のちんこはギンギンに勃起していた。
初対面の男にキスされて、さすがにコレは無いだろう…
(節操なさすぎ…)
というより、気持ちいいとすぐ反応してしまう体になってしまっている。これは最早職業病である。どうしてくれよう。
などとしょうもないことを龍之介が考えていると、またちゅ、と軽くキスされる。この男、口調はオレ様の割にキスが好きなんだろうか。意外性あり過ぎ。
「んっ」
「散々レイノルドに抱かれてるだけあって反応がいいな、感度も良さそうだ」
「レイ…ノルドの、知り合い…?」
「ハハッ、まあそうだな。知り合いではあるな」
男は笑いながら遊びのようなキスを繰り返す。その度にザラザラとした舌の感触が、ジリジリと下腹部に熱を集めていく。うう、なにこの感覚、癖になりそう…
「元々抱くつもりではあったが、予想以上に愉しめそうだ。レイノルドの前で邪魔されながら抱くより、今ここで犯してやろうか?」
その方が優しく抱いてやれるぜと、男はキスの合間にそう微笑う。
上手く働かない思考のまま、龍之介は考える。レイノルドの知り合い、獣人、ライオン、元々抱くつもりだった…と断片的なピースをつなぎ合わせて、漸く龍之介は答えを導き出す。
「もしかして、レイノルドが探してたのってアンタ…?」
「正解。てことは、わかるよな?」
「え、なにが?」
「この国に来たからには、我が国の流儀に従ってもらう。商談相手の性奴隷をこの国の王である俺がどうしようと、誰も咎める者はない」
「王?王様?アンタが??」
「見えないか?」
「めっちゃ見える…!」
というか、もうそうとしか思えない。言われて見れば王様っぽい風貌だ!と龍之介は興奮したように捲し立てる。
「ハハッ、面白いリアクションだ。これはレイノルドが可愛がるのも、わかる気がするな…」
素直で思ったことがすぐ口にも顔にも出るタイプだろう、と王様は親指で龍之介の唇をこじ開ける。
つい反射で侵入してきたそれに吸いつくと、いい子いい子するみたいに頭を撫でられた。オレ様のくせに手つきが優しい。なんかズルい卑怯。
「お前を攫ったのはレイシャに頼まれたからだが、思わぬ収穫だったな」
可愛がりがいのある奴隷で嬉しいぞ、と王様は指でぐぽぐぽと龍之介の口を犯しながら会話を続ける。これでは疑似的なフェラ顔を晒してしまっているではないか。うう、この状況どうしたらいいの?と龍之介は上目遣いに王様を見る。レイノルドに比べれば愛撫の手は優しいけれど、やっぱりどこか横暴である。さすが王様。
どんどん咥える指を増やされて、口の端から飲みきれなかった涎がダラダラとこぼれていく。指の腹で舌を押されたり頬を擦られたりと、もうこれ殆どフェラじゃんというような卑猥な指の動きにどんどんちんこが硬くなっていくのがわかる。弄りたい、扱きたい、なんなら後ろの穴がヒクヒクしているような気もしてきた。
(オナッ……たら、駄目だよな…)
なんてことを考える自分は、本当に学習しない奴だと心底思う。つい、この間もそれで狼くんとなんだかんだあったばかりではないか。
(うう、これ、マジでどうすべきなん…?)
性奴隷としての正解がわからん、と龍之介は真剣に悩みはじめる。確かにエルヴィンは抱かれることも覚悟しておけみたいなことを言っていた気もする。レイノルドもそれに近いことは言っていたと思う。
ただ、こんなふうに突然拉致られて、主人のいないところで勝手に抱かれてしまうのは何か違うとさすがの龍之介でもわかる。
(でも、逆らってどうなる?商談相手って言ってたよな?機嫌損なったら不味いんじゃ…)
それに抵抗したところで行為をやめてくれる保証もない。例え逃げ出したとしても、1秒で捕まる自信がある。
こうなると、冷静に考えて龍之介に残されている選択肢はふたつだけだ。
従順に股を開くか、無理矢理犯されるかの二択である。
結局抱かれるしかないんだろうか?と龍之介が覚悟を決めようとしたその時だった。
とんでもないモノを、龍之介は見た。目撃してしまった。その瞬間、龍之介はしゃぶっていた指を思わず吐き出し、王様からじりじりと距離を取る。
(無理……、俺には無理だ……!!)
そうだ、ライオンもネコ科なのだった!と龍之介ははたと気づく。
ネコ科の雄は、陰茎の表面に無数の棘状の突起があるのだ。昔雄猫を飼っていたから知っている。猫の交尾は、物凄く痛いのだ…!
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