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リサーチだいじ
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顔は獣、体は人間、手足は獣、でも基本は二足歩行。それが獣人の一般的な容姿らしい。
「ち、ちんこは…」
「………………」
何故黙る。そこいちばん大事なとこなんだけど?という顔をする龍之介に、レイノルドは無言で己の下半身を剥き出しにする。
「えっ」
「獣人の雄とヤル時はこのサイズだ」
「(デカ過ぎてひいた)」
龍之介は白目を剥きそうになる。こんなの挿入出来るサイズではない。
「流石に他の種族との交…セックスの時はサイズダウンさせている。獣人はペニスの太さや長さを重視するから必然的に元の大きさでの行為になるな」
「(交尾って言おうとした…)ちんこのサイズを変えられるってこと?」
「獣人は基本的に変化が可能な種族だ。細かい部位も自在に変えることが出来る。まあその分魔力も消費するから、姿を変えることを嫌がる者も多いが」
「でも、それなら人型になることも可能ってことだよな?」
「完全な人型となるには相応の魔力が必要となる。故に全員が人型をとれるわけではない」
「だからちんこだけサイズダウンするん?」
「そのままのサイズだと相手を壊してしまうからな。他種族と交わる時は相手のサイズに合わせるのが一般的だ」
「因みにレイノルドは…」
「私は父方が完全な獣人だから、性器も元はこの大きさだ」
「じゃあ、今までのは…」
「お前に合わせた大きさに調整していた」
「合ってない!その調整失敗してるから!」
今までだって充分大きかった!!と龍之介は訴える。が、しかし、今のこの目の前の暴力的なまでの大きさを目の当たりにしてしまうと確かに加減はしてくれていたのだと理解出来てしまう。なにこれ、女の腕くらいは余裕であるぞ…
「勃起してない状態でこのサイズ…」
「勃起させてみるか?」
「ええー…」
すごく嫌だ。でもそれと同じくらいに興味もあった。純粋な好奇心というやつだ。
「全部は口に入んないからな」
「わかっている」
無理矢理突っ込んでくるなよ!と一応牽制してからおずおずと顔を寄せていく。間近で見るとその迫力がすごい。
「んっ、」
ちゅ、と軽く吸いついてから、ゆっくりと舌を這わせていく。ふにゃふにゃだったちんこがそれだけで少し芯を持ったのがわかった。
チロチロと小刻みに裏筋を舐め、同じようにカリと亀頭も舐めていく。根もとに手を添えながら舌を動かしていくと、龍之介の手と口の中でどんどんレイノルドのちんこの質量が増していくのがわかる。こわい。これどこまででっかくなるんだろう?
恐怖を感じながらも龍之介はフェラを続行する。とてもじゃないが口に全部含むことは出来ないので、カリの部分を唇にひっかけ、スライドさせるように刺激していった。
「……あ、イイ、それ…」
「(知ってる)」
レイノルドの腰に、グッと力が入ったのがわかった。と同時に髪の毛を撫でられ、そのままレイノルドの指が龍之介の耳に伸ばされる。
(フェラの時、耳を弄られると集中出来なくなるから嫌だって言ってんのに…)
耳の中をすりすりされながら、耳朶を弄られる。ちんこに吸いつく水音がやたら近くで響いて妙な気分になってしまう。
その時、自然と膝を擦り合わせる仕草をしていた龍之介の下腹部に、レイノルドの足先が無遠慮に踏み込んできた。そのままぐりぐりと踏みつけられ足コキされそうになり、龍之介はグッと目に力を入れて、下からレイノルドを睨みつける。やめろ、という強い意思を込めて。
(あ、これ嫌な予感)
バチリと目が合った瞬間、そう思った。
なんか余計なスイッチを入れてしまったかもしれない。そう気がついた時には、もう遅かった。
フェラの最中に涙目で睨みつけてくる顔がいちばん可愛いのだと、そうレイノルドがエルヴィンに語っていたことを龍之介が知るのは、もう少し先のことになる。
「ち、ちんこは…」
「………………」
何故黙る。そこいちばん大事なとこなんだけど?という顔をする龍之介に、レイノルドは無言で己の下半身を剥き出しにする。
「えっ」
「獣人の雄とヤル時はこのサイズだ」
「(デカ過ぎてひいた)」
龍之介は白目を剥きそうになる。こんなの挿入出来るサイズではない。
「流石に他の種族との交…セックスの時はサイズダウンさせている。獣人はペニスの太さや長さを重視するから必然的に元の大きさでの行為になるな」
「(交尾って言おうとした…)ちんこのサイズを変えられるってこと?」
「獣人は基本的に変化が可能な種族だ。細かい部位も自在に変えることが出来る。まあその分魔力も消費するから、姿を変えることを嫌がる者も多いが」
「でも、それなら人型になることも可能ってことだよな?」
「完全な人型となるには相応の魔力が必要となる。故に全員が人型をとれるわけではない」
「だからちんこだけサイズダウンするん?」
「そのままのサイズだと相手を壊してしまうからな。他種族と交わる時は相手のサイズに合わせるのが一般的だ」
「因みにレイノルドは…」
「私は父方が完全な獣人だから、性器も元はこの大きさだ」
「じゃあ、今までのは…」
「お前に合わせた大きさに調整していた」
「合ってない!その調整失敗してるから!」
今までだって充分大きかった!!と龍之介は訴える。が、しかし、今のこの目の前の暴力的なまでの大きさを目の当たりにしてしまうと確かに加減はしてくれていたのだと理解出来てしまう。なにこれ、女の腕くらいは余裕であるぞ…
「勃起してない状態でこのサイズ…」
「勃起させてみるか?」
「ええー…」
すごく嫌だ。でもそれと同じくらいに興味もあった。純粋な好奇心というやつだ。
「全部は口に入んないからな」
「わかっている」
無理矢理突っ込んでくるなよ!と一応牽制してからおずおずと顔を寄せていく。間近で見るとその迫力がすごい。
「んっ、」
ちゅ、と軽く吸いついてから、ゆっくりと舌を這わせていく。ふにゃふにゃだったちんこがそれだけで少し芯を持ったのがわかった。
チロチロと小刻みに裏筋を舐め、同じようにカリと亀頭も舐めていく。根もとに手を添えながら舌を動かしていくと、龍之介の手と口の中でどんどんレイノルドのちんこの質量が増していくのがわかる。こわい。これどこまででっかくなるんだろう?
恐怖を感じながらも龍之介はフェラを続行する。とてもじゃないが口に全部含むことは出来ないので、カリの部分を唇にひっかけ、スライドさせるように刺激していった。
「……あ、イイ、それ…」
「(知ってる)」
レイノルドの腰に、グッと力が入ったのがわかった。と同時に髪の毛を撫でられ、そのままレイノルドの指が龍之介の耳に伸ばされる。
(フェラの時、耳を弄られると集中出来なくなるから嫌だって言ってんのに…)
耳の中をすりすりされながら、耳朶を弄られる。ちんこに吸いつく水音がやたら近くで響いて妙な気分になってしまう。
その時、自然と膝を擦り合わせる仕草をしていた龍之介の下腹部に、レイノルドの足先が無遠慮に踏み込んできた。そのままぐりぐりと踏みつけられ足コキされそうになり、龍之介はグッと目に力を入れて、下からレイノルドを睨みつける。やめろ、という強い意思を込めて。
(あ、これ嫌な予感)
バチリと目が合った瞬間、そう思った。
なんか余計なスイッチを入れてしまったかもしれない。そう気がついた時には、もう遅かった。
フェラの最中に涙目で睨みつけてくる顔がいちばん可愛いのだと、そうレイノルドがエルヴィンに語っていたことを龍之介が知るのは、もう少し先のことになる。
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