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演技と建前
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「正気か?女なら誰でもいいのか?」
「まあ、わりと…?」
「お前のちんこは女に突っ込む為についてるわけじゃない」
「俺のちんこの存在意義を勝手に決めるなよ…」
俺はもともとすごい女好きだ!と龍之介は胸を張る。
巨乳も貧乳も熟女も幼女もオールオッケー、NGナシだ!と力説する傍で、レイノルドはいそいそと小瓶を取り出す。
「なにそれ」
「感度が上がるオイル」
「…俺をこれ以上アヘらせてどうするつもり?」
「感じ過ぎて苦しいとなれば、リーリエも諦めてくれるかと…」
「それ、普通に俺も苦しむだけじゃん…」
「リュウは苦しいの好きだろう?」
「そんな曇りのない笑顔で言われても…」
んっ、と唐突にキスをされた。はむはむと唇を食まれてお遊びのようなキスを繰り返される。
「キスをたくさんして欲しいだなんて、アレにも少しは可愛げというものがあったのだな」
「女の子だしねえ」
「アレは女の子、という年齢では…」
「えっ?」
「まあ、いいか…」
レイノルドは話すのをやめ、今度はチュッチュと啄むようなキスをしてきた。なんだかんだでリーリエの要求通りにしてくれるのだから、意外と優しいところがあるのかもしれないなどと、龍之介は見当違いなことを考える。
「リュウ、舌出して。べーって」
「べー」
「フフ、素直でいいね」
互いに出した舌先でキスをする。絡ませ合って、舐めて、吸って、えっちなキスだ。
「んっ、ん、ン、」
「涎のむ?」
「のま、ね…ンンッ」
「口あけてて」
「やだ、って…え」
口の端に指を引っ掛けられ、閉じられなくさせられる。
そのまま顔を固定され、レイノルドの口から垂らした涎を口の中に注ぎ込まれた。
「このっ、へんったい!」
「精子の方が良かった?」
「最低かよ…」
「ああ、その嫌そうな顔イイね。本当にリュウはいつまで経ってもその顔をするよね」
「…どんな顔?」
「最高に可愛い顔」
「………………(ゾッ)」
どうかしている、と思う。
この男は本当にどうかしている、嫌そうな顔をすればするほど、レイノルドは喜ぶ。そのことにいい加減龍之介も気がついてきていた。
(けど、ほんとに嫌なんだもんな…演技とか俺、出来そうにないし…)
よく女の子は感じてなくても感じてるフリをしたり、イってなくてもイッたフリをしているとか言うけれど、あれは演技出来るだけの余裕と冷静さがあってこそのものだと思う。
今の自分にはレイノルドを相手に演技をすることは難しい。だって全然その余裕がないから。レイノルドが嫌そうな顔が好みだというなら反対に全力で媚びた態度を取ってやろうかとも思うのだが、…まあ最終的にグズグズにされた時にはそうなっている気がしないでもないが、結局は上手くいかない。口からは勝手に可愛げのない台詞が出てきてしまうし、主人を相手に取り繕うことも出来ない。
(あれっ、俺ってこう考えるとめちゃくちゃダメな奴隷じゃね?)
そもそも性奴隷はご主人さまにタメ口をきいてはいけないのではないだろうか。
なんて、そんな今更真っ当な疑問に辿り着いたところで、気がつけば鼻先に巨大なちんこが突きつけられていた。
「キスの最中に上の空なんて、たいした余裕だ」
「あ、いや…」
レイノルドのことを考えていたんだけど、という言葉は最後まで言えずじまいだった。
レイノルドが喉奥までちんこを突っ込んできたからである。
……イラマは嫌いなんだよ、ちくしょう
「まあ、わりと…?」
「お前のちんこは女に突っ込む為についてるわけじゃない」
「俺のちんこの存在意義を勝手に決めるなよ…」
俺はもともとすごい女好きだ!と龍之介は胸を張る。
巨乳も貧乳も熟女も幼女もオールオッケー、NGナシだ!と力説する傍で、レイノルドはいそいそと小瓶を取り出す。
「なにそれ」
「感度が上がるオイル」
「…俺をこれ以上アヘらせてどうするつもり?」
「感じ過ぎて苦しいとなれば、リーリエも諦めてくれるかと…」
「それ、普通に俺も苦しむだけじゃん…」
「リュウは苦しいの好きだろう?」
「そんな曇りのない笑顔で言われても…」
んっ、と唐突にキスをされた。はむはむと唇を食まれてお遊びのようなキスを繰り返される。
「キスをたくさんして欲しいだなんて、アレにも少しは可愛げというものがあったのだな」
「女の子だしねえ」
「アレは女の子、という年齢では…」
「えっ?」
「まあ、いいか…」
レイノルドは話すのをやめ、今度はチュッチュと啄むようなキスをしてきた。なんだかんだでリーリエの要求通りにしてくれるのだから、意外と優しいところがあるのかもしれないなどと、龍之介は見当違いなことを考える。
「リュウ、舌出して。べーって」
「べー」
「フフ、素直でいいね」
互いに出した舌先でキスをする。絡ませ合って、舐めて、吸って、えっちなキスだ。
「んっ、ん、ン、」
「涎のむ?」
「のま、ね…ンンッ」
「口あけてて」
「やだ、って…え」
口の端に指を引っ掛けられ、閉じられなくさせられる。
そのまま顔を固定され、レイノルドの口から垂らした涎を口の中に注ぎ込まれた。
「このっ、へんったい!」
「精子の方が良かった?」
「最低かよ…」
「ああ、その嫌そうな顔イイね。本当にリュウはいつまで経ってもその顔をするよね」
「…どんな顔?」
「最高に可愛い顔」
「………………(ゾッ)」
どうかしている、と思う。
この男は本当にどうかしている、嫌そうな顔をすればするほど、レイノルドは喜ぶ。そのことにいい加減龍之介も気がついてきていた。
(けど、ほんとに嫌なんだもんな…演技とか俺、出来そうにないし…)
よく女の子は感じてなくても感じてるフリをしたり、イってなくてもイッたフリをしているとか言うけれど、あれは演技出来るだけの余裕と冷静さがあってこそのものだと思う。
今の自分にはレイノルドを相手に演技をすることは難しい。だって全然その余裕がないから。レイノルドが嫌そうな顔が好みだというなら反対に全力で媚びた態度を取ってやろうかとも思うのだが、…まあ最終的にグズグズにされた時にはそうなっている気がしないでもないが、結局は上手くいかない。口からは勝手に可愛げのない台詞が出てきてしまうし、主人を相手に取り繕うことも出来ない。
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なんて、そんな今更真っ当な疑問に辿り着いたところで、気がつけば鼻先に巨大なちんこが突きつけられていた。
「キスの最中に上の空なんて、たいした余裕だ」
「あ、いや…」
レイノルドのことを考えていたんだけど、という言葉は最後まで言えずじまいだった。
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