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復帰戦、第一試合
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さて、束の間の健康的な日々は終わりを迎え、今日はめでたく主人のもとに帰る日である。
(……これ、どんな気持ちなんだろ)
ドキドキするような、緊張するような、それでいて胃から酸っぱいものがせりあがってくるような、変な気分。
以前使用していた自分の部屋の前に立ち、一呼吸置いてから扉を開ける。
すると心の準備をする間も無く、そこにはレイノルドがひとり、龍之介が来るのを待ち構えていた。
「レ…」
名前を呼び終わるよりも早く、抱きしめられる。それはとても熱烈な抱擁だった。ぎちぎちに両腕でしめあげられ、龍之介は苦しさのあまり何度もプロレスよろしく腕をタップするがレイノルドは抱きしめる腕をゆるめてはくれない。
(また殺す気か……!)
このままじゃ肋が折れる!と龍之介は死ぬ気で抵抗する。
するとふっと体が軽くなったと思ったら、次の瞬間には至近距離で顔を覗き込まれていた。ちか…!近すぎだから!!
「……私を怒っているか?」
「は、はぁ」
何を聞かれているのかよく理解出来ないまま生返事をすると、レイノルドがショックを受けたような顔で固まってしまった。
あ、まずい。リアクション間違いだったかも。
「え、えーと…」
怒ってなんていないです、と慌てて訂正する。そもそも自分にレイノルドを怒る理由なんてない。
(俺はこの人の性奴隷で、この人の所有物だ。例えセックスの途中で死にかけたって、文句を言える立場じゃない)
いくら普段優しくしてくれていたって、関係の根本にあるのは従属関係だ。レイノルドの庇護がなければ自分はこの世界で一日だって無事に生きられない。
そのくらい、人間なんて生き物は、弱くて無力な存在なのだ。
(そのことが、ダームウェルと話していて、よくわかったから)
「怒っていないのか…?」
「それは……まあ、はい」
「よかった…」
レイノルドは龍之介の反応に安堵したのか、今度はそっと優しく龍之介を抱き寄せる。
最初からこのくらいの力で抱擁してくれればいいのに…と龍之介はため息を吐いた。
だがそこで、早速下半身に違和感を覚える。
(こいつ……この状況で勃起してやがる…!)
なんにも反省してねえ…!と龍之介はギャンギャンにそそり勃つ下半身をグイグイ押しつけられながら怒りに震えあがる。
さっきまでのしおらしさはなんだったんだ?演技だったのか?あまりに変わり身が早すぎないか??
「リュウ、舐めてくれないか?」
「…………はぁ」
思わず心底嫌そうな顔をしてしまった。
けれどその顔を見たレイノルドが何故かとても幸せそうに相好を崩したので、なんだかもう何もかもどうでもよくなってしまった。
(まあ、俺所詮性奴隷だからな…)
舐めろ、じゃなく
舐めて、とお願いされるだけマシだろう。
そう思うことにして、龍之介はその場で膝をついた。
久しぶりに見たレイノルドの勃起ちんこは、禍々しいまでに凶悪なデカさで、龍之介はつい自分の顎の心配をしてしまうのだった…。
(……これ、どんな気持ちなんだろ)
ドキドキするような、緊張するような、それでいて胃から酸っぱいものがせりあがってくるような、変な気分。
以前使用していた自分の部屋の前に立ち、一呼吸置いてから扉を開ける。
すると心の準備をする間も無く、そこにはレイノルドがひとり、龍之介が来るのを待ち構えていた。
「レ…」
名前を呼び終わるよりも早く、抱きしめられる。それはとても熱烈な抱擁だった。ぎちぎちに両腕でしめあげられ、龍之介は苦しさのあまり何度もプロレスよろしく腕をタップするがレイノルドは抱きしめる腕をゆるめてはくれない。
(また殺す気か……!)
このままじゃ肋が折れる!と龍之介は死ぬ気で抵抗する。
するとふっと体が軽くなったと思ったら、次の瞬間には至近距離で顔を覗き込まれていた。ちか…!近すぎだから!!
「……私を怒っているか?」
「は、はぁ」
何を聞かれているのかよく理解出来ないまま生返事をすると、レイノルドがショックを受けたような顔で固まってしまった。
あ、まずい。リアクション間違いだったかも。
「え、えーと…」
怒ってなんていないです、と慌てて訂正する。そもそも自分にレイノルドを怒る理由なんてない。
(俺はこの人の性奴隷で、この人の所有物だ。例えセックスの途中で死にかけたって、文句を言える立場じゃない)
いくら普段優しくしてくれていたって、関係の根本にあるのは従属関係だ。レイノルドの庇護がなければ自分はこの世界で一日だって無事に生きられない。
そのくらい、人間なんて生き物は、弱くて無力な存在なのだ。
(そのことが、ダームウェルと話していて、よくわかったから)
「怒っていないのか…?」
「それは……まあ、はい」
「よかった…」
レイノルドは龍之介の反応に安堵したのか、今度はそっと優しく龍之介を抱き寄せる。
最初からこのくらいの力で抱擁してくれればいいのに…と龍之介はため息を吐いた。
だがそこで、早速下半身に違和感を覚える。
(こいつ……この状況で勃起してやがる…!)
なんにも反省してねえ…!と龍之介はギャンギャンにそそり勃つ下半身をグイグイ押しつけられながら怒りに震えあがる。
さっきまでのしおらしさはなんだったんだ?演技だったのか?あまりに変わり身が早すぎないか??
「リュウ、舐めてくれないか?」
「…………はぁ」
思わず心底嫌そうな顔をしてしまった。
けれどその顔を見たレイノルドが何故かとても幸せそうに相好を崩したので、なんだかもう何もかもどうでもよくなってしまった。
(まあ、俺所詮性奴隷だからな…)
舐めろ、じゃなく
舐めて、とお願いされるだけマシだろう。
そう思うことにして、龍之介はその場で膝をついた。
久しぶりに見たレイノルドの勃起ちんこは、禍々しいまでに凶悪なデカさで、龍之介はつい自分の顎の心配をしてしまうのだった…。
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