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ひとりでできるもん
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数日規則正しい生活をしただけなのに、龍之介の体力は驚くほど回復していた。
(男同士のセックスって、やっぱ抱かれる側の負担がどう考えても大きいよな…)
なんてことに今更ながらに気付く龍之介であった。レイノルドから数日離れただけで頗る調子が良い。これは悲しいかな純然たる事実であった。
食事は決まった時間にエルヴィンかダームウェルが運んできてくれた。ダームウェルの指示なのか、気持ち野菜や根菜、果物が増えた気がする。空いた時間は筋トレしたり本を読んで文字の勉強をしたりして時間を潰した。意外にも退屈に感じなかったのは、適度に顔を出してくれるダームウェルのおかげかもしれなかった。
そんなこんなで健全な生活を送っていた龍之介であったが、そうなってくるとあるひとつの問題が浮上してくることになる。
(やば…ムラついてきた…)
こっちの世界に来てからというもの、ほぼ毎日のようにセックスをしていた。
そのせいで、すっかりそれに慣れてしまっていた龍之介はひとりで慰めるということをしなくなっていたのだ。
しかしここで問題なのは、ナニをオカズにどこをどう慰めれば満足するのか?ということである。
(尻……をひとりで弄るのは、まだ俺にはハードルが高い…)
で、あるならば当然ちんこを扱くべきなのだが、実はこっちの世界に来てからというもの、一回もちんこに触られたことがなかったのだ。レイノルドは徹底的に尻しか愛でない奴だったのである。
(果たしてこっちで、イケるんだろうか)
正直イケなかったらショックである。男としての機能が完全に失われたような気になってしまう。そもそもなにをオカズにシコればよいのか?部屋を見渡してみてもオカズになりそうなものなどさっぱり見つからない。
でも確かにムラついてはいるのだ。これをスッキリさせなければ何も手につかない。仕方がないので龍之介は久しぶりに目的を持って己のちんこを取り出した。
(うーん……やっぱり、イマイチ勃ちが悪い…)
というか、コレじゃない感がすごい。そもそもあんまり集中も出来ていない為、扱く手にも迷いがある。
(何か……抜けるようなモノ……)
頭の中であれこれ考えてみても、ろくな妄想が過ぎらない。過去付き合った歴代の彼女の顔ももう既にうろ覚えだ。好きだったアイドルや女優の顔もボンヤリとしか思い出せない。そもそも女の体をはっきりと想像出来なくなっていた。
(ヤバいヤバいヤバい……!このままじゃレイノルドのこと思い出して抜いちまう……!)
そんなことになってしまったら、なんだかもう立ち直れない気がする。折角レイノルドから離れて身も心も健やかな生活を取り戻しているのに、元凶であるその男を思ってオナっていたら本末転倒ではないか?性奴隷の鏡かよ!ってことになっちまわないか!?
「ちんこ丸出しで何やってんだ、お前…」
「ダ、ダームウェル~」
たすけて!と言わんばかりに部屋に入ってきたダームウェルに救いを求める。求められても困るだろうが、誰かに言わずにはいられなかった。
というわけで、何故か成り行きでダームウェルに抜くのを手伝ってもらう運びとなりました(なんでだ!)
(男同士のセックスって、やっぱ抱かれる側の負担がどう考えても大きいよな…)
なんてことに今更ながらに気付く龍之介であった。レイノルドから数日離れただけで頗る調子が良い。これは悲しいかな純然たる事実であった。
食事は決まった時間にエルヴィンかダームウェルが運んできてくれた。ダームウェルの指示なのか、気持ち野菜や根菜、果物が増えた気がする。空いた時間は筋トレしたり本を読んで文字の勉強をしたりして時間を潰した。意外にも退屈に感じなかったのは、適度に顔を出してくれるダームウェルのおかげかもしれなかった。
そんなこんなで健全な生活を送っていた龍之介であったが、そうなってくるとあるひとつの問題が浮上してくることになる。
(やば…ムラついてきた…)
こっちの世界に来てからというもの、ほぼ毎日のようにセックスをしていた。
そのせいで、すっかりそれに慣れてしまっていた龍之介はひとりで慰めるということをしなくなっていたのだ。
しかしここで問題なのは、ナニをオカズにどこをどう慰めれば満足するのか?ということである。
(尻……をひとりで弄るのは、まだ俺にはハードルが高い…)
で、あるならば当然ちんこを扱くべきなのだが、実はこっちの世界に来てからというもの、一回もちんこに触られたことがなかったのだ。レイノルドは徹底的に尻しか愛でない奴だったのである。
(果たしてこっちで、イケるんだろうか)
正直イケなかったらショックである。男としての機能が完全に失われたような気になってしまう。そもそもなにをオカズにシコればよいのか?部屋を見渡してみてもオカズになりそうなものなどさっぱり見つからない。
でも確かにムラついてはいるのだ。これをスッキリさせなければ何も手につかない。仕方がないので龍之介は久しぶりに目的を持って己のちんこを取り出した。
(うーん……やっぱり、イマイチ勃ちが悪い…)
というか、コレじゃない感がすごい。そもそもあんまり集中も出来ていない為、扱く手にも迷いがある。
(何か……抜けるようなモノ……)
頭の中であれこれ考えてみても、ろくな妄想が過ぎらない。過去付き合った歴代の彼女の顔ももう既にうろ覚えだ。好きだったアイドルや女優の顔もボンヤリとしか思い出せない。そもそも女の体をはっきりと想像出来なくなっていた。
(ヤバいヤバいヤバい……!このままじゃレイノルドのこと思い出して抜いちまう……!)
そんなことになってしまったら、なんだかもう立ち直れない気がする。折角レイノルドから離れて身も心も健やかな生活を取り戻しているのに、元凶であるその男を思ってオナっていたら本末転倒ではないか?性奴隷の鏡かよ!ってことになっちまわないか!?
「ちんこ丸出しで何やってんだ、お前…」
「ダ、ダームウェル~」
たすけて!と言わんばかりに部屋に入ってきたダームウェルに救いを求める。求められても困るだろうが、誰かに言わずにはいられなかった。
というわけで、何故か成り行きでダームウェルに抜くのを手伝ってもらう運びとなりました(なんでだ!)
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