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イヤよイヤよも
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「リュウは私の喜ばせ方をよくわかっているな」
耳元で低い声に甘く囁かれる。
興奮した声音。漏れる吐息も息遣いも聞いてるだけで尻がキュンキュンする。ちんこじゃなく尻が、だ。
こんな生活を続けていたら、そのうち妊娠してしまいそうだと本気で心配になる。
異世界マジックで男でも孕めるとか勘弁してくれよ?と思うが怖くて確認出来ず終いだ。
出来ると言われてもショックだし、それいいね!なんて言われても困ってしまう。
「ちくび、やだ、やめ、てぇ」
「感じ過ぎてつらいか?最近は乳首だけでイケそうなくらい敏感だからな」
「ううっ、ちが、むり、そんなの、むりぃ」
焦らすように指の腹で何度もさすられ、時折いたずらに勃起した乳首に爪を立てられる。
その度過剰に反応してしまう。うう、ちくしょう!女の子相手にだって乳首攻められたことなんてなかったのに!
(俺、M気質だったのかな…)
女の子に対してはSだったのに…と龍之介は朦朧とした意識の中で考える。
異世界で自分の知らない性癖に気づいてしまったなんて笑えない。乳首をぐりぐり刺激されて射精しそうになっているなんて歴代の彼女たちが見たらいったい何と言うだろう?
「こんなに可愛い勃起ちくび、見たことないな。今度ピアスでもあけてやろうか?リュウの肌に映える宝石を用意してやる」
「いら、な、いぃ…!」
レイノルドのうっとりとした提案に、龍之介は全力でノーを突きつける。ピアスなんてしたら余計に敏感になってしまうし、ちょっと擦れただけでも強い刺激になってしまいそうだ。想像しただけでも尻の奥が疼く。断固拒否である。
「リュウはやだやだばっかり、だな」
だがそこが可愛い、とレイノルドは耳元で笑う。最初はあんなに怖かったのに、この男はすっかり自分に対してデレデレである。
いったい自分なんかのどこにそんな夢中になる要素があったのか、龍之介にはさっぱりわからない。
相手を見つけるのに苦労しなさそうな外見なのに、何故性奴隷なんて買ったのか。
何か理由を言っていた気もするが、今となってはそんなことはどうでもいいとばかりに自分に執着を見せるレイノルドに、龍之介は首を傾げるばかりである。
龍之介自身も、今のこの状態が最善なのか、よくわかっていない。飽きて捨てられるは勿論困るが、ここまで頻繁に相手をさせられるのもしんどい。そして悪気なく絶倫なのも、かなりつらかったりするわけで…
「あ、うっ、うんっ、は、あ、あ──!」
乳首の刺激と緩い抜き差しだけでイッてしまった。完全にイキ癖がついてしまっている。
こんなに何度もイカされてしまうと、さすがに意識が飛びそうだった。
なんとか堪えようとするが、凄まじい疲労感に襲われ龍之介はかくりと気を失う。
「あれ、失神した?……人間は本当に体力がないな」
まだ自分はイッてないのに、とレイノルドは苦笑いをする。ここでもう一度激しいピストンをはじめればおそらく龍之介は目を覚ますだろうが、それはまあ可哀想な気がするのでやめておこうとレイノルドは思う。
はじめはわからなかったが、やはり人間とはとても繊細で壊れやすい生き物のようだった。
自分のやりたいことをやりたいようにしていては、早々に殺してしまう。レイノルドは最近になってようやくその事実を理解したのであった。
「長生きしてもらわないと……な」
その為には、やはり専属のヒーラーが必要だろう。
早急に手配せねば、とレイノルドは決意する。
それはそれとして、寝バックのまま龍之介を起こさないよう細心の注意を払いながら、しれっと行為を再開させるレイノルドであった。
耳元で低い声に甘く囁かれる。
興奮した声音。漏れる吐息も息遣いも聞いてるだけで尻がキュンキュンする。ちんこじゃなく尻が、だ。
こんな生活を続けていたら、そのうち妊娠してしまいそうだと本気で心配になる。
異世界マジックで男でも孕めるとか勘弁してくれよ?と思うが怖くて確認出来ず終いだ。
出来ると言われてもショックだし、それいいね!なんて言われても困ってしまう。
「ちくび、やだ、やめ、てぇ」
「感じ過ぎてつらいか?最近は乳首だけでイケそうなくらい敏感だからな」
「ううっ、ちが、むり、そんなの、むりぃ」
焦らすように指の腹で何度もさすられ、時折いたずらに勃起した乳首に爪を立てられる。
その度過剰に反応してしまう。うう、ちくしょう!女の子相手にだって乳首攻められたことなんてなかったのに!
(俺、M気質だったのかな…)
女の子に対してはSだったのに…と龍之介は朦朧とした意識の中で考える。
異世界で自分の知らない性癖に気づいてしまったなんて笑えない。乳首をぐりぐり刺激されて射精しそうになっているなんて歴代の彼女たちが見たらいったい何と言うだろう?
「こんなに可愛い勃起ちくび、見たことないな。今度ピアスでもあけてやろうか?リュウの肌に映える宝石を用意してやる」
「いら、な、いぃ…!」
レイノルドのうっとりとした提案に、龍之介は全力でノーを突きつける。ピアスなんてしたら余計に敏感になってしまうし、ちょっと擦れただけでも強い刺激になってしまいそうだ。想像しただけでも尻の奥が疼く。断固拒否である。
「リュウはやだやだばっかり、だな」
だがそこが可愛い、とレイノルドは耳元で笑う。最初はあんなに怖かったのに、この男はすっかり自分に対してデレデレである。
いったい自分なんかのどこにそんな夢中になる要素があったのか、龍之介にはさっぱりわからない。
相手を見つけるのに苦労しなさそうな外見なのに、何故性奴隷なんて買ったのか。
何か理由を言っていた気もするが、今となってはそんなことはどうでもいいとばかりに自分に執着を見せるレイノルドに、龍之介は首を傾げるばかりである。
龍之介自身も、今のこの状態が最善なのか、よくわかっていない。飽きて捨てられるは勿論困るが、ここまで頻繁に相手をさせられるのもしんどい。そして悪気なく絶倫なのも、かなりつらかったりするわけで…
「あ、うっ、うんっ、は、あ、あ──!」
乳首の刺激と緩い抜き差しだけでイッてしまった。完全にイキ癖がついてしまっている。
こんなに何度もイカされてしまうと、さすがに意識が飛びそうだった。
なんとか堪えようとするが、凄まじい疲労感に襲われ龍之介はかくりと気を失う。
「あれ、失神した?……人間は本当に体力がないな」
まだ自分はイッてないのに、とレイノルドは苦笑いをする。ここでもう一度激しいピストンをはじめればおそらく龍之介は目を覚ますだろうが、それはまあ可哀想な気がするのでやめておこうとレイノルドは思う。
はじめはわからなかったが、やはり人間とはとても繊細で壊れやすい生き物のようだった。
自分のやりたいことをやりたいようにしていては、早々に殺してしまう。レイノルドは最近になってようやくその事実を理解したのであった。
「長生きしてもらわないと……な」
その為には、やはり専属のヒーラーが必要だろう。
早急に手配せねば、とレイノルドは決意する。
それはそれとして、寝バックのまま龍之介を起こさないよう細心の注意を払いながら、しれっと行為を再開させるレイノルドであった。
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