13 / 239
NTRっていいよね
しおりを挟む
レイノルドはめちゃくちゃ興奮していた。
「レイノルド様……そろそろ助けに行かれた方が…」
「ん?何故だ?」
「何故って……あんなに助けを求めてるわけですし、あのままルクシュに犯られていいんですか?」
「それもいいかな…なんて」
「………………」
うっとりとした表情で自分の性奴隷が使用人に押し倒されている現場を見ているレイノルドに、エルヴィンは頭痛を覚える。
「独占欲とか、所有欲はないのですか?」
「あるよ、あるとも。当然だろう」
「でしたら…」
「ほら、見てみろエルヴィン。あんなに必死になって私を呼んで……めちゃくちゃ可愛くないか?私に操を立ててるんだと思うか?」
「違うと思います」
「嫌がりながら感じてる顔、そそるなあ…」
「…………(不憫)」
今度からあの人間の青年にもう少しだけ優しくしてやろうとエルヴィンが決意したところで、レイノルドは「でもなあ」と悩まし気な声を出す。
「もう少しこのまま鑑賞していたいが、今助けに行かなかったら折角築いた信頼関係がパアかな?」
「そうかもしれませんね」
「それは惜しいな。最近少しずつ懐いてきた感じがあったんだが」
「でしたらすぐに向かわれては如何ですか?」
「でも他の男に犯られて罪悪感に打ちひしがれる姿も良くない?」
「………………」
駄目だコイツ…という顔をするエルヴィンに、けれどレイノルドは気付いた様子もない。
レイノルド的には意外にも人間の性奴隷を大事にしている風であったが、彼の溺愛の仕方には少々癖があるようだ。
こんな難儀な性癖持ちだっただろうか?とエルヴィンは首を傾げる。
以前のレイノルドはどちらかというと受け身で、顔さえ良ければ来るもの拒まず(リーリエ以外)、性欲さえ発散できればそれでいいといったスタンスであるよう見受けられたのだが…
(長すぎる禁欲生活で、ネジが外れてしまったんだろうか…)
だとしたら、リーリエ嬢の罪は重い。
「ま、今回は助けに行ってやるか。無茶をさせて壊れてしまっては大変だからな」
「是非そうしてあげて下さい」
「でも3Pも捨て難いな…」
「…………(早く行け…!)」
エルヴィンは無言のままレイノルドの背中を蹴り飛ばすと、そのまま扉を閉めた。
扉の向こうで何やら文句を垂れている様子のレイノルドだったが、そのうち足音が遠ざかっていく。
やっと助けに行ったかと胸を撫で下ろしたエルヴィンだったが、レイノルドがルクシュを止めたのはそれから随分経ってからであった事を、エルヴィンは知らない。
「レイノルド様……そろそろ助けに行かれた方が…」
「ん?何故だ?」
「何故って……あんなに助けを求めてるわけですし、あのままルクシュに犯られていいんですか?」
「それもいいかな…なんて」
「………………」
うっとりとした表情で自分の性奴隷が使用人に押し倒されている現場を見ているレイノルドに、エルヴィンは頭痛を覚える。
「独占欲とか、所有欲はないのですか?」
「あるよ、あるとも。当然だろう」
「でしたら…」
「ほら、見てみろエルヴィン。あんなに必死になって私を呼んで……めちゃくちゃ可愛くないか?私に操を立ててるんだと思うか?」
「違うと思います」
「嫌がりながら感じてる顔、そそるなあ…」
「…………(不憫)」
今度からあの人間の青年にもう少しだけ優しくしてやろうとエルヴィンが決意したところで、レイノルドは「でもなあ」と悩まし気な声を出す。
「もう少しこのまま鑑賞していたいが、今助けに行かなかったら折角築いた信頼関係がパアかな?」
「そうかもしれませんね」
「それは惜しいな。最近少しずつ懐いてきた感じがあったんだが」
「でしたらすぐに向かわれては如何ですか?」
「でも他の男に犯られて罪悪感に打ちひしがれる姿も良くない?」
「………………」
駄目だコイツ…という顔をするエルヴィンに、けれどレイノルドは気付いた様子もない。
レイノルド的には意外にも人間の性奴隷を大事にしている風であったが、彼の溺愛の仕方には少々癖があるようだ。
こんな難儀な性癖持ちだっただろうか?とエルヴィンは首を傾げる。
以前のレイノルドはどちらかというと受け身で、顔さえ良ければ来るもの拒まず(リーリエ以外)、性欲さえ発散できればそれでいいといったスタンスであるよう見受けられたのだが…
(長すぎる禁欲生活で、ネジが外れてしまったんだろうか…)
だとしたら、リーリエ嬢の罪は重い。
「ま、今回は助けに行ってやるか。無茶をさせて壊れてしまっては大変だからな」
「是非そうしてあげて下さい」
「でも3Pも捨て難いな…」
「…………(早く行け…!)」
エルヴィンは無言のままレイノルドの背中を蹴り飛ばすと、そのまま扉を閉めた。
扉の向こうで何やら文句を垂れている様子のレイノルドだったが、そのうち足音が遠ざかっていく。
やっと助けに行ったかと胸を撫で下ろしたエルヴィンだったが、レイノルドがルクシュを止めたのはそれから随分経ってからであった事を、エルヴィンは知らない。
59
お気に入りに追加
1,610
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R-18】♡喘ぎ詰め合わせ♥あほえろ短編集
夜井
BL
完結済みの短編エロのみを公開していきます。
現在公開中の作品(随時更新)
『異世界転生したら、激太触手に犯されて即堕ちしちゃった話♥』
異種姦・産卵・大量中出し・即堕ち・二輪挿し・フェラ/イラマ・ごっくん・乳首責め・結腸責め・尿道責め・トコロテン・小スカ
異世界のオークションで落札された俺は男娼となる
mamaマリナ
BL
親の借金により俺は、ヤクザから異世界へ売られた。異世界ブルーム王国のオークションにかけられ、男娼婦館の獣人クレイに買われた。
異世界ブルーム王国では、人間は、人気で貴重らしい。そして、特に日本人は人気があり、俺は、日本円にして500億で買われたみたいだった。
俺の異世界での男娼としてのお話。
※Rは18です
受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店
ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。
【BL】SNSで人気の訳あり超絶イケメン大学生、前立腺を子宮化され、堕ちる?【R18】
NichePorn
BL
スーパーダーリンに犯される超絶イケメン男子大学生
SNSを開設すれば即10万人フォロワー。
町を歩けばスカウトの嵐。
超絶イケメンなルックスながらどこか抜けた可愛らしい性格で多くの人々を魅了してきた恋司(れんじ)。
そんな人生を謳歌していそうな彼にも、児童保護施設で育った暗い過去や両親の離婚、SNS依存などといった訳ありな点があった。
愛情に飢え、性に奔放になっていく彼は、就活先で出会った世界規模の名門製薬会社の御曹司に手を出してしまい・・・。
【完結済み】異世界でもモテるって、僕すごいかも。
mamaマリナ
BL
【完結済み 番外編を投稿予定】
モデルの仕事帰りに、異世界転移。召還された国は、男しかいない。別にバイだから、気にしないけど、ここでもモテるって、僕すごくない?
国を助けるために子ども生めるかなあ?
騎士団長(攻)×中性的な美人(受)
???×中性的な美人
体格差
複数プレイあり
一妻多夫
タイトルに※は、R18です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる