社畜サラリーマンの優雅な性奴隷生活

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NTRっていいよね

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レイノルドはめちゃくちゃ興奮していた。


「レイノルド様……そろそろ助けに行かれた方が…」
「ん?何故だ?」
「何故って……あんなに助けを求めてるわけですし、あのままルクシュに犯られていいんですか?」
「それもいいかな…なんて」
「………………」

うっとりとした表情で自分の性奴隷が使用人に押し倒されている現場を見ているレイノルドに、エルヴィンは頭痛を覚える。

「独占欲とか、所有欲はないのですか?」
「あるよ、あるとも。当然だろう」
「でしたら…」
「ほら、見てみろエルヴィン。あんなに必死になって私を呼んで……めちゃくちゃ可愛くないか?私に操を立ててるんだと思うか?」
「違うと思います」
「嫌がりながら感じてる顔、そそるなあ…」
「…………(不憫)」


今度からあの人間の青年にもう少しだけ優しくしてやろうとエルヴィンが決意したところで、レイノルドは「でもなあ」と悩まし気な声を出す。

「もう少しこのまま鑑賞していたいが、今助けに行かなかったら折角築いた信頼関係がパアかな?」
「そうかもしれませんね」
「それは惜しいな。最近少しずつ懐いてきた感じがあったんだが」
「でしたらすぐに向かわれては如何ですか?」
「でも他の男に犯られて罪悪感に打ちひしがれる姿も良くない?」
「………………」

駄目だコイツ…という顔をするエルヴィンに、けれどレイノルドは気付いた様子もない。
レイノルド的には意外にも人間の性奴隷を大事にしている風であったが、彼の溺愛の仕方には少々癖があるようだ。
こんな難儀な性癖持ちだっただろうか?とエルヴィンは首を傾げる。
以前のレイノルドはどちらかというと受け身で、顔さえ良ければ来るもの拒まず(リーリエ以外)、性欲さえ発散できればそれでいいといったスタンスであるよう見受けられたのだが…

(長すぎる禁欲生活で、ネジが外れてしまったんだろうか…)

だとしたら、リーリエ嬢の罪は重い。




「ま、今回は助けに行ってやるか。無茶をさせて壊れてしまっては大変だからな」
「是非そうしてあげて下さい」
「でも3Pも捨て難いな…」
「…………(早く行け…!)」

エルヴィンは無言のままレイノルドの背中を蹴り飛ばすと、そのまま扉を閉めた。
扉の向こうで何やら文句を垂れている様子のレイノルドだったが、そのうち足音が遠ざかっていく。
やっと助けに行ったかと胸を撫で下ろしたエルヴィンだったが、レイノルドがルクシュを止めたのはそれから随分経ってからであった事を、エルヴィンは知らない。
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