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3貴婦人のお茶会
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エレインが帰ってきてからは王妃教育は私と一緒に受けるようになった。王妃様は以前より頻繁に堂々と侯爵家に来るようになった。側妃様と一緒に。
陛下と王妃様と側妃様は元宰相夫人の事をじっくり話したらしい。彼女は平民で、学院で知り合ったらしい。そして『あの』マリアさんの友人というか元取り巻きというか…、私の『従姉妹』さんは陛下の子でも宰相様の子でもないらしく…。元宰相夫人も悪魔崇拝の罪で裁かれてますがそのあたりの話も宰相様に類が及ばないように平民の一女性として、鉱山の男性たちの家政婦のような事をしているらしいです。鉱山のある街からは出ることができないらしいです。
晴れて独身に戻った父親と宰相様は色々縁談があるらしいのですが…。父親の元の婚約者であった王女様が南の伯爵と離縁して戻ってきてるらしいです。この伯爵は元騎士団長で王女を娶る為に子爵から伯爵になったそうなんですが、お子様に恵まれずに離縁、と言う話です。が、王妃様によると、伯爵と王女様は『白い結婚』だったそうです。理由は私の父親に操を立てていたから、と。…伯爵様は別に女性を囲っていてその方を内縁の妻として扱い(そちらには子供がいるらしい)、王女様自身は南にいる王弟殿下の一人、スティーブン様の元で暮らしていたと。
「なので公爵様と王女はゆっくり仲を修復してます。前公爵夫人に邪魔されて別れた二人ですから…。キャスが受け入れがたいなら、止めますが」
王妃様はそうおっしゃってくださった。
「父親の恋愛事情に興味ないので…」
と思ったことを言う。王女様が父親をあやしてくれるならそれでいい。それで息子ができるならもっといい。そうなったら私はエレインの為に王宮の文官を目指せるし。出来たら近いうちに何とかなって欲しいなぁ…。っていうか領地経営系の勉強しつつ文官試験も目指すと…もっとがちがちに勉強しなきゃ。やっぱり時間が足りない。
文官目指すなら貴族史をもっと成績上げなきゃ。それと…来年度からは学院の寮に入ろう。父親が恋人と一緒になるにも私の処遇が決まってた方がうまくいくだろうし。そもそもあんまり父親とかかわりたくないし…。
********************
次回 ラストです
陛下と王妃様と側妃様は元宰相夫人の事をじっくり話したらしい。彼女は平民で、学院で知り合ったらしい。そして『あの』マリアさんの友人というか元取り巻きというか…、私の『従姉妹』さんは陛下の子でも宰相様の子でもないらしく…。元宰相夫人も悪魔崇拝の罪で裁かれてますがそのあたりの話も宰相様に類が及ばないように平民の一女性として、鉱山の男性たちの家政婦のような事をしているらしいです。鉱山のある街からは出ることができないらしいです。
晴れて独身に戻った父親と宰相様は色々縁談があるらしいのですが…。父親の元の婚約者であった王女様が南の伯爵と離縁して戻ってきてるらしいです。この伯爵は元騎士団長で王女を娶る為に子爵から伯爵になったそうなんですが、お子様に恵まれずに離縁、と言う話です。が、王妃様によると、伯爵と王女様は『白い結婚』だったそうです。理由は私の父親に操を立てていたから、と。…伯爵様は別に女性を囲っていてその方を内縁の妻として扱い(そちらには子供がいるらしい)、王女様自身は南にいる王弟殿下の一人、スティーブン様の元で暮らしていたと。
「なので公爵様と王女はゆっくり仲を修復してます。前公爵夫人に邪魔されて別れた二人ですから…。キャスが受け入れがたいなら、止めますが」
王妃様はそうおっしゃってくださった。
「父親の恋愛事情に興味ないので…」
と思ったことを言う。王女様が父親をあやしてくれるならそれでいい。それで息子ができるならもっといい。そうなったら私はエレインの為に王宮の文官を目指せるし。出来たら近いうちに何とかなって欲しいなぁ…。っていうか領地経営系の勉強しつつ文官試験も目指すと…もっとがちがちに勉強しなきゃ。やっぱり時間が足りない。
文官目指すなら貴族史をもっと成績上げなきゃ。それと…来年度からは学院の寮に入ろう。父親が恋人と一緒になるにも私の処遇が決まってた方がうまくいくだろうし。そもそもあんまり父親とかかわりたくないし…。
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次回 ラストです
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