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めんどくさい
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その後の話はもっと面倒くさい話だった。私の目と髪の色のせいで私も王宮に押し込めたい陛下と、公爵家の跡取りだから手放さないと言う父親と宰相。
陛下は宰相の奥さんを抱きこんで宰相、父親の弟、の娘を公爵家に、私は王家にと言う話を吹き込んだ、らしい。
「はぁ?なんで私が?」
本気で本音の言葉だ。
「今、王家に王家の色を持った女性がいない事が大きいな。エイドリアンのお母様も同じ話を持ちかけられてあの時も公爵家と揉めたらしい。まぁ、侯爵が掻っ攫ったらしいけど」
えーと…。
「ま、キャスを利用したいってとこはキャスの母方の祖父母もだし、キャスと俺の祖父母も、なんだよ」
エイドリアンが教えてくれる。
「ミドルトンの祖父母はキャスと俺の結婚を画策してて、 エレインに婿を取って侯爵家を、って。侯爵家の祖父母はそれに反発、でちょっとつか、かなり揉めてる」
はあ?はぁ?はーぁー?なんで私、蚊帳の外なの、色々と。
「で、だ。俺と婚約しない?」
殿下がいきなりな事を言う。
「ジェリー、話が飛びすぎ」
エイドリアンが制止してくれる。
「エイドリアンとキャスだと、ミドルトンのじーさまの思い通りになったと思われるし。俺とキャスだと俺がアボットに戻れば良いし」
「私を置いて話を進めないでください」
ここはちゃんと主張しておかないと、とんでもない事になる。
「早々にキャスのパートナー候補を決めておかないと陛下や君の母方のガースン元子爵辺りの暴走が、ね。キャスに僕らのどちらかと恋愛して欲しい訳ではなく…、って飾っても仕方ないからぶっちゃけるけど」
殿下は『殿下』の皮を捨ててジェリーに戻っている。
「俺のパートナーが決まってないのは『初恋の子を探してる』ってね、陛下と母上に言って逃げたのさ。で、侯爵家に遊びにいってた事を王妃様が思い出して、エレインを自分付きの侍女として侯爵家に望んだのさ。俺の初恋はエレインだと決めてかかってね」
えーと。
「陛下は基本ロマンチストだし、母上は侯爵夫人とかなり仲良くしてるから…。侯爵夫人がいると王妃様ともうまくやれるからね」
うーん、うーん…。私には荷が重い話なんだけど。エイドリアンもジェリーも考えたこともない相手だし。二人とも私と恋愛的に仲良くしたいようには見えないし。
陛下は宰相の奥さんを抱きこんで宰相、父親の弟、の娘を公爵家に、私は王家にと言う話を吹き込んだ、らしい。
「はぁ?なんで私が?」
本気で本音の言葉だ。
「今、王家に王家の色を持った女性がいない事が大きいな。エイドリアンのお母様も同じ話を持ちかけられてあの時も公爵家と揉めたらしい。まぁ、侯爵が掻っ攫ったらしいけど」
えーと…。
「ま、キャスを利用したいってとこはキャスの母方の祖父母もだし、キャスと俺の祖父母も、なんだよ」
エイドリアンが教えてくれる。
「ミドルトンの祖父母はキャスと俺の結婚を画策してて、 エレインに婿を取って侯爵家を、って。侯爵家の祖父母はそれに反発、でちょっとつか、かなり揉めてる」
はあ?はぁ?はーぁー?なんで私、蚊帳の外なの、色々と。
「で、だ。俺と婚約しない?」
殿下がいきなりな事を言う。
「ジェリー、話が飛びすぎ」
エイドリアンが制止してくれる。
「エイドリアンとキャスだと、ミドルトンのじーさまの思い通りになったと思われるし。俺とキャスだと俺がアボットに戻れば良いし」
「私を置いて話を進めないでください」
ここはちゃんと主張しておかないと、とんでもない事になる。
「早々にキャスのパートナー候補を決めておかないと陛下や君の母方のガースン元子爵辺りの暴走が、ね。キャスに僕らのどちらかと恋愛して欲しい訳ではなく…、って飾っても仕方ないからぶっちゃけるけど」
殿下は『殿下』の皮を捨ててジェリーに戻っている。
「俺のパートナーが決まってないのは『初恋の子を探してる』ってね、陛下と母上に言って逃げたのさ。で、侯爵家に遊びにいってた事を王妃様が思い出して、エレインを自分付きの侍女として侯爵家に望んだのさ。俺の初恋はエレインだと決めてかかってね」
えーと。
「陛下は基本ロマンチストだし、母上は侯爵夫人とかなり仲良くしてるから…。侯爵夫人がいると王妃様ともうまくやれるからね」
うーん、うーん…。私には荷が重い話なんだけど。エイドリアンもジェリーも考えたこともない相手だし。二人とも私と恋愛的に仲良くしたいようには見えないし。
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