520 / 585
クランに関わる人間関係
17 ダンジョン!
しおりを挟む
「……なぁ、なんで肉ゾーンであんなに時間食ったんだ?」
魔剣トラヴィスがヴァイキーの腰から声を出す。
「それはな、レアモンスターもなにもかも血をすすってた魔剣がいたからだ」
ヨアヒムが揶揄う。
「ま、皆眼の色変わったよね」
カイが言う。ジュニアは俺は違うぞ、という顔になる。既にジュニアの腕では太刀打ちできず、皆の戦いっぷりをみつつドロップ品を拾う役目になっていたが肉ゾーンでは皆バーサーカーと化しドロップ品が多くジュニアは必死で拾っていたのだ。肉ゾーンと言っても直前の7階層目は少しギミックがあったので8階層目に誰も来てなかったのも皆がバーサーカーと化していた一因であった。
「次の10階は真面目にやるよ、……なんじゃ、こりゃ」
アキラが10階層に足を踏み入れて驚く。一面の緑なのだ。そしてモンスターの気配がわさわさしているが1つ1つの気配は小さい。これならブレスで焼き払えるか?とアキラが考えた途端コアから念話が飛ぶ。
『アキラのブレスはだめだよ。燃え尽きちゃうから』
アキラは読まれてるなぁと思う。もう一言コアから飛んでくる。
『魔法は使っていいよ。ただ竜の魔法より、人の魔法で攻略してほしい。そうじゃないとデーターがとれない』
『注文おおいな』
『そりゃそうよ。直接注文できるのもアキラ達だけだもん、人のデータ欲しいし。ちゃんと解析して次に増やす階層の参考にする』
『了解。俺が使っていいのは物理だけだね?』
コアから同意の波動が送られてくる。
『床ぶち抜かなかったらね』
コアが少し楽しそうだ。
「ルトガー、気配感知はできる?」
アキラの声にルトガーは頷く。
「出来るししてる。呪いとかの気配はない。えーとね」
そういってルトガーが方眼紙をヨアヒムに要求すると画板ごとヨアヒムは渡してきた。
「こんな感じかな」
ルトガーが方眼紙の上にいくつかの丸を描く。
「こんな感じで群れの配置がある感じ。殆どの群れは均質な感じなんだけど、これとこれとこれだけ真ん中に異質な感じのものがある」
ヨアヒムはその絵を見てから小さくうーんと呟く。
「ちょっと様子見てくる。入り口の広間で飯の用意でもしててくれ。ジュニア、行くぞ」
ヨアヒムはジュニアを連れて森の中に入っていった。
「カイ、任せていいか?俺は森のサイズ見てくる」
アキラはそう言うと森の縁を歩いて距離を測り始めた。暫くhしてアキラが入口の所に立っている。
「ヴァイキー、今いける?」
「いいけど。なに」
二人はごにょごにょ話していてアキラとヴァイキーは同じ速度で反対側に歩いている。エドガーはそれをみている。不思議場事にアキラはヴァイキーが歩いて行った側がから、ヴァイキーはアキラが歩いて行った側から表れた。エドガーが思いっきり疑問符を張り付けた顔になる。
「な」
「ああ」
ヴァイキーとアキラは頷きあっている。暫くしてヨアヒムとジュニアが帰ってきた。
まずは食事、ということでカイが作ってくれた、肉と野菜を適当に切って作ったスープとマジックボックスから取り出したバゲットで食事をすます。
ヨアヒムとジュニアからは森の中は普通に森ではあるが、歩きやすい道と歩きにくい道がある。構造的に迷路になっているようで目に見える道を選ぶのは意味はなさそう。ルトガーが察知した気配を撃破していくのが一番意味がありそう、と。
魔剣トラヴィスがヴァイキーの腰から声を出す。
「それはな、レアモンスターもなにもかも血をすすってた魔剣がいたからだ」
ヨアヒムが揶揄う。
「ま、皆眼の色変わったよね」
カイが言う。ジュニアは俺は違うぞ、という顔になる。既にジュニアの腕では太刀打ちできず、皆の戦いっぷりをみつつドロップ品を拾う役目になっていたが肉ゾーンでは皆バーサーカーと化しドロップ品が多くジュニアは必死で拾っていたのだ。肉ゾーンと言っても直前の7階層目は少しギミックがあったので8階層目に誰も来てなかったのも皆がバーサーカーと化していた一因であった。
「次の10階は真面目にやるよ、……なんじゃ、こりゃ」
アキラが10階層に足を踏み入れて驚く。一面の緑なのだ。そしてモンスターの気配がわさわさしているが1つ1つの気配は小さい。これならブレスで焼き払えるか?とアキラが考えた途端コアから念話が飛ぶ。
『アキラのブレスはだめだよ。燃え尽きちゃうから』
アキラは読まれてるなぁと思う。もう一言コアから飛んでくる。
『魔法は使っていいよ。ただ竜の魔法より、人の魔法で攻略してほしい。そうじゃないとデーターがとれない』
『注文おおいな』
『そりゃそうよ。直接注文できるのもアキラ達だけだもん、人のデータ欲しいし。ちゃんと解析して次に増やす階層の参考にする』
『了解。俺が使っていいのは物理だけだね?』
コアから同意の波動が送られてくる。
『床ぶち抜かなかったらね』
コアが少し楽しそうだ。
「ルトガー、気配感知はできる?」
アキラの声にルトガーは頷く。
「出来るししてる。呪いとかの気配はない。えーとね」
そういってルトガーが方眼紙をヨアヒムに要求すると画板ごとヨアヒムは渡してきた。
「こんな感じかな」
ルトガーが方眼紙の上にいくつかの丸を描く。
「こんな感じで群れの配置がある感じ。殆どの群れは均質な感じなんだけど、これとこれとこれだけ真ん中に異質な感じのものがある」
ヨアヒムはその絵を見てから小さくうーんと呟く。
「ちょっと様子見てくる。入り口の広間で飯の用意でもしててくれ。ジュニア、行くぞ」
ヨアヒムはジュニアを連れて森の中に入っていった。
「カイ、任せていいか?俺は森のサイズ見てくる」
アキラはそう言うと森の縁を歩いて距離を測り始めた。暫くhしてアキラが入口の所に立っている。
「ヴァイキー、今いける?」
「いいけど。なに」
二人はごにょごにょ話していてアキラとヴァイキーは同じ速度で反対側に歩いている。エドガーはそれをみている。不思議場事にアキラはヴァイキーが歩いて行った側がから、ヴァイキーはアキラが歩いて行った側から表れた。エドガーが思いっきり疑問符を張り付けた顔になる。
「な」
「ああ」
ヴァイキーとアキラは頷きあっている。暫くしてヨアヒムとジュニアが帰ってきた。
まずは食事、ということでカイが作ってくれた、肉と野菜を適当に切って作ったスープとマジックボックスから取り出したバゲットで食事をすます。
ヨアヒムとジュニアからは森の中は普通に森ではあるが、歩きやすい道と歩きにくい道がある。構造的に迷路になっているようで目に見える道を選ぶのは意味はなさそう。ルトガーが察知した気配を撃破していくのが一番意味がありそう、と。
0
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
[完結]回復魔法しか使えない私が勇者パーティを追放されたが他の魔法を覚えたら最強魔法使いになりました
mikadozero
ファンタジー
3月19日 HOTランキング4位ありがとうございます。三月二十日HOTランキング2位ありがとうございます。
ーーーーーーーーーーーーー
エマは突然勇者パーティから「お前はパーティを抜けろ」と言われて追放されたエマは生きる希望を失う。
そんなところにある老人が助け舟を出す。
そのチャンスをエマは自分のものに変えようと努力をする。
努力をすると、結果がついてくるそう思い毎日を過ごしていた。
エマは一人前の冒険者になろうとしていたのだった。
ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~
名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる