313 / 585
金と銀の玉の章
91
しおりを挟む
店ではユリアーナやジュニアの対応はレッドが受け持った。シルバーとゴールディは生活に必要な物を揃えなければならなかったからアキラはこの二人の世話で手一杯だった。
「パジャマとかも欲しいのですが」
シルバーが言う。
「そういうのは別の店。そういうところに寄るから。ここではアウター揃えるんだ」
「そうそう、靴とか」
シルバーは言いながらのんびり座っている。
「シルバー、自分の選んでよ?」
「あ、そうだねぇ」
ゴールディは普段用のワンピースを数着選び、靴は店員さんに合わせてもらっていた。ワンピースの下に着るストッキング類はここでもあるが、下着を売ってる店の方がいいものがあるよ、と自分の買い物をさっと済ませたユリアーナが教えてくれる。
「ってか下着とかパジャマの女性用品売ってる店は私とゴールディで行くからね?アキラはシルバーのお世話焼いてて。終わったらギルドの食堂でね」
ユリアーナがサクサク仕切っている。
シルバーののんびりした買い物に付き合ってからアキラとシルバーがギルドの食堂に着いた頃にはゴールディもユリアーナもテーブルに着いていた。
「ゴールディの服類、いくらかかった?」
「エドモンドが請求書持ってくるって。だから私の持ち出しはなし」
「了解。ゴールディ、いいのあった?」
「あった。あと、ニーアさんにお礼のスカーフ買ったの。アキラの支払いになっちゃうけど」
「問題ないよ」
アキラが答える。全員が合流してマルクを待つ。今日はマルクはウルリッヒ商会の手伝いだった。ジュニアとユリアーナは別々に同じ課題の試験を受けることになった。コアのダンジョンの第三層のボスのドロップ品の肉を取ってくること、であった。ボスのドロップ品なので二人でパーティを組んで規定数の肉を手に入れればいい、という事だった。
エドガーはあと数回の納品で既定のポイントになりそうだった。ルトガーはいくつかの採取業務をチェックしていた。依頼で受ける訳ではなく納品でポイントになるものを調べていたそうだ。もうクラスも上がっているので以前のようなポーション草の納入などはととんどポイントにならないので、ルトガーは色々みてみたがこれ、というものはなかったと。ただモンスターを地道に狩ってポイント稼ぐのが結局は早いかな、と結論付けたようだった。今日も少し持っていた、オールが魔法戦を教えてくれていた時に狩ったものを納入してポイントをつけてもらったという。
「ユリアーナとジュニアがダンジョン潜るときにでも様子を見に行ってくる。今の最下層なんかだとソロで狩っていくと良い感じだろうし」
ルトガーはそう結論付けた。
「最下層だとB級だとポイント一桁とかだけどC級だと二桁着くからましかな。まったりするならランディとエドガーと三人でいくといいよ」
ヴァイキーは時々、魔剣の為だけにコアのダンジョンの最下層、8階層に潜っている。そこは日によって比率は変わるがワイルドビッグボアとワイルドビッグブルがいるて、この辺りで人気のワイルドボア、ワイルドブルの肉がドロップするので拠点の食料庫は充実していた。
ボアの皮やブルの皮も人気の素材なのでどちらがドロップしても素材的に美味しい、という場所であった。
「みんなが色々決まってるなら、俺とシルバーは海の姫様捜しかな?」
拠点のリビングで色々話している時にアキラはそういってシルバーを見る。
「そうですね。デヴィッドが帰ってきて、クロを連れてきてもらってから、ですね」
「クロとも打ち合わせはしておきたい、か」
シルバーは頷いた。
「あと全員で顔合わせるなんてめったにないんでクロが来るの待ちたいんです」
シルバーの言葉にもアキラは
「そっか。全員集まるの、俺初めてだ」
と喜んだ。
「んならその日は宴会だな」
とレッドも乗る。ゴールディはふわふわ笑っている。
「パジャマとかも欲しいのですが」
シルバーが言う。
「そういうのは別の店。そういうところに寄るから。ここではアウター揃えるんだ」
「そうそう、靴とか」
シルバーは言いながらのんびり座っている。
「シルバー、自分の選んでよ?」
「あ、そうだねぇ」
ゴールディは普段用のワンピースを数着選び、靴は店員さんに合わせてもらっていた。ワンピースの下に着るストッキング類はここでもあるが、下着を売ってる店の方がいいものがあるよ、と自分の買い物をさっと済ませたユリアーナが教えてくれる。
「ってか下着とかパジャマの女性用品売ってる店は私とゴールディで行くからね?アキラはシルバーのお世話焼いてて。終わったらギルドの食堂でね」
ユリアーナがサクサク仕切っている。
シルバーののんびりした買い物に付き合ってからアキラとシルバーがギルドの食堂に着いた頃にはゴールディもユリアーナもテーブルに着いていた。
「ゴールディの服類、いくらかかった?」
「エドモンドが請求書持ってくるって。だから私の持ち出しはなし」
「了解。ゴールディ、いいのあった?」
「あった。あと、ニーアさんにお礼のスカーフ買ったの。アキラの支払いになっちゃうけど」
「問題ないよ」
アキラが答える。全員が合流してマルクを待つ。今日はマルクはウルリッヒ商会の手伝いだった。ジュニアとユリアーナは別々に同じ課題の試験を受けることになった。コアのダンジョンの第三層のボスのドロップ品の肉を取ってくること、であった。ボスのドロップ品なので二人でパーティを組んで規定数の肉を手に入れればいい、という事だった。
エドガーはあと数回の納品で既定のポイントになりそうだった。ルトガーはいくつかの採取業務をチェックしていた。依頼で受ける訳ではなく納品でポイントになるものを調べていたそうだ。もうクラスも上がっているので以前のようなポーション草の納入などはととんどポイントにならないので、ルトガーは色々みてみたがこれ、というものはなかったと。ただモンスターを地道に狩ってポイント稼ぐのが結局は早いかな、と結論付けたようだった。今日も少し持っていた、オールが魔法戦を教えてくれていた時に狩ったものを納入してポイントをつけてもらったという。
「ユリアーナとジュニアがダンジョン潜るときにでも様子を見に行ってくる。今の最下層なんかだとソロで狩っていくと良い感じだろうし」
ルトガーはそう結論付けた。
「最下層だとB級だとポイント一桁とかだけどC級だと二桁着くからましかな。まったりするならランディとエドガーと三人でいくといいよ」
ヴァイキーは時々、魔剣の為だけにコアのダンジョンの最下層、8階層に潜っている。そこは日によって比率は変わるがワイルドビッグボアとワイルドビッグブルがいるて、この辺りで人気のワイルドボア、ワイルドブルの肉がドロップするので拠点の食料庫は充実していた。
ボアの皮やブルの皮も人気の素材なのでどちらがドロップしても素材的に美味しい、という場所であった。
「みんなが色々決まってるなら、俺とシルバーは海の姫様捜しかな?」
拠点のリビングで色々話している時にアキラはそういってシルバーを見る。
「そうですね。デヴィッドが帰ってきて、クロを連れてきてもらってから、ですね」
「クロとも打ち合わせはしておきたい、か」
シルバーは頷いた。
「あと全員で顔合わせるなんてめったにないんでクロが来るの待ちたいんです」
シルバーの言葉にもアキラは
「そっか。全員集まるの、俺初めてだ」
と喜んだ。
「んならその日は宴会だな」
とレッドも乗る。ゴールディはふわふわ笑っている。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
64
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる