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ダンジョン攻略の章
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「マーカーを付けたので、このっ魔道具を持って移動するといい。そうすれば今、ここに生えている最上級ポーション草の位置がわかる。この草原にある最上級草の反応を探査して関連付けしてあるから、わかりやすいと思う」
「ありがとう」
オールの魔力探査の広さにエドガーは驚いた。
「すげぇ」
「ま、モンスターよりは探査しやすいよ。植物は動くことが少ないかなね」
エドガーは目を丸くしてる。
「動く植物なんているの?」
「そうだな、いるよ。例えば昔の話だけどグリーナーが」
エドガーとオールが話始めたのでヨアヒムとアキラは早速男策に出かける。
二人が夕食に帰った来た時にはエドガーもポーション草と上級ポーション草を集めて、干して乾燥できる形でまとめていた。
ヨアヒムがマーカーを見て気が付いたのだが結局最上級ポーション草は中心から渦巻で生えているように見える、と。渦巻型だと断定するには数が少ないけども、とも。
「ま、ここに最上級の草が生えてるのは内緒にしておくけどな。一般の冒険者が入ってくる場所には生えることはないようだし」
「採取元の独占はよくある話だ」
オールの言葉にヨアヒムが頷きながら応える。
「まぁな。おれが鉱山見つけたのもそういう採取場所を探してる最中だったからな。あの旅は色々幸運に恵まらたよ。エルフの隠里みつけて、鉱山見つけて。鉱山にドワーフの集落呼べて」
「あの集落が引っ越したのってヨアヒムが原因か。元の鉱山が鉛系だから金もあんまり手に入らなくて困ってたんだよ、あそこの集落」
「知ってたから、見つけた鉱山に招いたんだよ。最初はダイヤモンドだけだったんだけど、山の他の鉱脈がミスリルだったんだ。びっくりしたよ」
「ずいぶん都合のいい場所だったな」
アキラの感想にヨアヒムも頷いた。
「人生の全幸運をつぎ込んだな、あの山に。おかげでまだ嫁も来ない」
「え?ヨアヒムまだ奥さんいないの?」
「15の時作った子供はいるけどな。いいところのお嬢さんで産んですぐに他所の国に嫁に行ったらしい。それも知らずに10年、頑張って仕送りしたさ。…10年でその家が言った額の仕送りをしてな。これは鉱山のおかげでなんとかなったんだけどな・10年後に全部返ってきた。当主が死亡で代替わりしてな、お嬢さんの従兄とかいったな、今の当主、そのお嬢さんが俺が冒険者になってすぐに多額の結納金と共に海を隔てた国に嫁に行ったあげく、子供と共に亡くなったって聞かされた。本当の所はわからんが…、なんで嫁と思ってた女が自分の前から居なくなったのはきつくてな」
エドガーは小さい声で
「そっか」
と言い、ほかのメンバーも静かにしていた。
「ま、今の暮らしは好きだし、これはこれでいいもんだ。クランハウスのおかげで何となく家族みたいな人間関係もできてるしな」
「…帰ったら俺ら兄弟、父親の所に顔だすよ。この間も咳ひどかったし、様子見てくる」
「オヤジさん、どうしたの?」
アキラが聞いてきたのでエドガーはどうも熱病からこっち、体調が思わしくなようだ、と
話す。
「じゃ、明日俺らが採取に出た後に作れるように滋養強壮の丸薬と咳止めのシロップの作り方をノートに書くからそれにしたがって作っとくといい。丁度いいことにここにはポーション草も傷薬用の草も山ほどあるからな。それ以外の材料は用意しておくから」
「はい、わかりました、師匠」
「俺もこんな素直な弟子なら欲しいなぁ」
オールが言い、皆少し笑った。
「ありがとう」
オールの魔力探査の広さにエドガーは驚いた。
「すげぇ」
「ま、モンスターよりは探査しやすいよ。植物は動くことが少ないかなね」
エドガーは目を丸くしてる。
「動く植物なんているの?」
「そうだな、いるよ。例えば昔の話だけどグリーナーが」
エドガーとオールが話始めたのでヨアヒムとアキラは早速男策に出かける。
二人が夕食に帰った来た時にはエドガーもポーション草と上級ポーション草を集めて、干して乾燥できる形でまとめていた。
ヨアヒムがマーカーを見て気が付いたのだが結局最上級ポーション草は中心から渦巻で生えているように見える、と。渦巻型だと断定するには数が少ないけども、とも。
「ま、ここに最上級の草が生えてるのは内緒にしておくけどな。一般の冒険者が入ってくる場所には生えることはないようだし」
「採取元の独占はよくある話だ」
オールの言葉にヨアヒムが頷きながら応える。
「まぁな。おれが鉱山見つけたのもそういう採取場所を探してる最中だったからな。あの旅は色々幸運に恵まらたよ。エルフの隠里みつけて、鉱山見つけて。鉱山にドワーフの集落呼べて」
「あの集落が引っ越したのってヨアヒムが原因か。元の鉱山が鉛系だから金もあんまり手に入らなくて困ってたんだよ、あそこの集落」
「知ってたから、見つけた鉱山に招いたんだよ。最初はダイヤモンドだけだったんだけど、山の他の鉱脈がミスリルだったんだ。びっくりしたよ」
「ずいぶん都合のいい場所だったな」
アキラの感想にヨアヒムも頷いた。
「人生の全幸運をつぎ込んだな、あの山に。おかげでまだ嫁も来ない」
「え?ヨアヒムまだ奥さんいないの?」
「15の時作った子供はいるけどな。いいところのお嬢さんで産んですぐに他所の国に嫁に行ったらしい。それも知らずに10年、頑張って仕送りしたさ。…10年でその家が言った額の仕送りをしてな。これは鉱山のおかげでなんとかなったんだけどな・10年後に全部返ってきた。当主が死亡で代替わりしてな、お嬢さんの従兄とかいったな、今の当主、そのお嬢さんが俺が冒険者になってすぐに多額の結納金と共に海を隔てた国に嫁に行ったあげく、子供と共に亡くなったって聞かされた。本当の所はわからんが…、なんで嫁と思ってた女が自分の前から居なくなったのはきつくてな」
エドガーは小さい声で
「そっか」
と言い、ほかのメンバーも静かにしていた。
「ま、今の暮らしは好きだし、これはこれでいいもんだ。クランハウスのおかげで何となく家族みたいな人間関係もできてるしな」
「…帰ったら俺ら兄弟、父親の所に顔だすよ。この間も咳ひどかったし、様子見てくる」
「オヤジさん、どうしたの?」
アキラが聞いてきたのでエドガーはどうも熱病からこっち、体調が思わしくなようだ、と
話す。
「じゃ、明日俺らが採取に出た後に作れるように滋養強壮の丸薬と咳止めのシロップの作り方をノートに書くからそれにしたがって作っとくといい。丁度いいことにここにはポーション草も傷薬用の草も山ほどあるからな。それ以外の材料は用意しておくから」
「はい、わかりました、師匠」
「俺もこんな素直な弟子なら欲しいなぁ」
オールが言い、皆少し笑った。
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