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幕間 2
新しいおもちゃは心躍る
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アルは現在冒険者自治区にいる事、これから暫くダンジョンに潜る事を連絡する。そろそろ送られてきた銀の葉もなくなりそうだった。
「……ロクサーヌ先輩に蝶手紙送ってみましょうか?」
アルが銀の葉を眺めている時にマドレーヌが訊いてきた。
「何故?」
「ここから送れるなら蝶々手紙の先輩の石をグランサニュー公爵に持ってもらって私の石をアルが持てばいい」
アルはマドレーヌの発言にああ、と理解を示した。
「ので試すね」
マドレーヌは石を利用した蝶々手紙をさくさくとロクサーヌに送った。
「先輩が気が付くかは……自信ないな。これで手紙送るの2回目、かな?」
「女の子ってやり取りしないの?」
アルが訊ねる。ミシェル妃が後輩の令嬢とやり取りしていた事を覚えていたのだ。マドレーヌは首を傾げながら答えをひねり出した。
「ほら……、私も先輩もその、女子らしい側面って余りないタイプだったんで」
アルも多少は理解できた。弟の従姉のロクサーヌの事も知っていたし一緒に旅していくうちにマドレーヌの事も多少は理解したからだ。
「ああ、うん」
女性らしいといえばロゼの方が女性らしい。ただ率直すぎるので面食らう事はある。
「騎士団仕様の連絡方法とかも習ったけどこれだけ距離があると」
「使えないね」
4人はギルド本部に入っている冒険者用の店で色々見繕っていた。マドレーヌは軽めのボウガンを手に入れた。
「ボウガン、使えるんだ」
「うん。学校では弓より成績良かったけど、冒険者用の重いのが多くて。使えなくはないんだけど精度が落ちるから」
アルとエディは女性陣が何を見るより武器を見ていて喜んでいるのが冒険者なんだなぁとしみじみ思った。
「俺、マドレーヌちゃんが喜々としてドレスを選んでる所想像できなんだが」
エディの呟きにアルが同意する。
「奇遇だな、俺もだ」
そんなことをいう二人も愛用の剣やショートアックスの為の砥石や手入れ用具を手に入れてほくほくしていた。また4人は武器をギルドの調整部に預けて調整してもらっていた。
「ボウガンも調整してもらいたいから調整部行ってくる。あと買うのなんだっけ」
「防具、服そっち方面とここは最新の物がそろってるようだから野営道具も見たいんだが」
アルの言葉にエディとロゼも頷いた。
「そっか。……でもお腹すかない?」
「そろそろ昼か」
エディもお腹は空いていたらしい。
「じゃ一旦食堂で集まろう」
しかし言い出しっぺのマドレーヌは食堂に来なかった。一枚のメモがアル達に渡される。
『ちょっと職人さんに捕まってマジックバッグを見せる事になった。先に宿にかえってて』
と連絡だけが来た。心配した3人は注文した食事をキャンセルし調整部へと向かった。
「……ロクサーヌ先輩に蝶手紙送ってみましょうか?」
アルが銀の葉を眺めている時にマドレーヌが訊いてきた。
「何故?」
「ここから送れるなら蝶々手紙の先輩の石をグランサニュー公爵に持ってもらって私の石をアルが持てばいい」
アルはマドレーヌの発言にああ、と理解を示した。
「ので試すね」
マドレーヌは石を利用した蝶々手紙をさくさくとロクサーヌに送った。
「先輩が気が付くかは……自信ないな。これで手紙送るの2回目、かな?」
「女の子ってやり取りしないの?」
アルが訊ねる。ミシェル妃が後輩の令嬢とやり取りしていた事を覚えていたのだ。マドレーヌは首を傾げながら答えをひねり出した。
「ほら……、私も先輩もその、女子らしい側面って余りないタイプだったんで」
アルも多少は理解できた。弟の従姉のロクサーヌの事も知っていたし一緒に旅していくうちにマドレーヌの事も多少は理解したからだ。
「ああ、うん」
女性らしいといえばロゼの方が女性らしい。ただ率直すぎるので面食らう事はある。
「騎士団仕様の連絡方法とかも習ったけどこれだけ距離があると」
「使えないね」
4人はギルド本部に入っている冒険者用の店で色々見繕っていた。マドレーヌは軽めのボウガンを手に入れた。
「ボウガン、使えるんだ」
「うん。学校では弓より成績良かったけど、冒険者用の重いのが多くて。使えなくはないんだけど精度が落ちるから」
アルとエディは女性陣が何を見るより武器を見ていて喜んでいるのが冒険者なんだなぁとしみじみ思った。
「俺、マドレーヌちゃんが喜々としてドレスを選んでる所想像できなんだが」
エディの呟きにアルが同意する。
「奇遇だな、俺もだ」
そんなことをいう二人も愛用の剣やショートアックスの為の砥石や手入れ用具を手に入れてほくほくしていた。また4人は武器をギルドの調整部に預けて調整してもらっていた。
「ボウガンも調整してもらいたいから調整部行ってくる。あと買うのなんだっけ」
「防具、服そっち方面とここは最新の物がそろってるようだから野営道具も見たいんだが」
アルの言葉にエディとロゼも頷いた。
「そっか。……でもお腹すかない?」
「そろそろ昼か」
エディもお腹は空いていたらしい。
「じゃ一旦食堂で集まろう」
しかし言い出しっぺのマドレーヌは食堂に来なかった。一枚のメモがアル達に渡される。
『ちょっと職人さんに捕まってマジックバッグを見せる事になった。先に宿にかえってて』
と連絡だけが来た。心配した3人は注文した食事をキャンセルし調整部へと向かった。
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