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明日の月は綺麗でしょうね。

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 「お前俺が話しかけてやってんのに、何手振ってんだよ!!!!!」

 まりもはキレているのか、僅かに見える顔が真っ赤になっている。

 (話しかけてやってるって………怒鳴り散らしているだけだろうに…………。)

 「俺が手を誰に振ろうが、俺の勝手だと思うが?俺は、君の所有物ではない。」
 「うるさい!!!!何訳わかんない事言ってんだよ!!!!」

 今度は俺に向かって拳を振り上げてきた。

 「おっと」

 間一髪で避けた。
 避けたのは良かったんだが…………

 「うわ!!」
 「うおっ」

 俺が避けた事によって、まりもは俺の斜め後ろに居た常円寺に抱きつく形で倒れた。

 「いって…何すんだよ!!!!!」

 まりもは常円寺の上に乗ったまま怒鳴ってる。

 すると…………


キャャャャーーーーーー!!!!

 親衛隊であろう生徒の叫び声が………












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