王道学園の堅物風紀委員長は天然無知なヤンキー君が好きらしいです。

明日の月は綺麗でしょうね。

44

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44の話しは一度公開しましたが、内容が変だったので、書きかえたものを公開してます。












　俺と時雨は嫌々ながらも生徒会の前へ行く。
　
　「……なんだ、天下の風紀委員長様じゃないか、何か用か？」

　生徒会長が悪い笑みを浮かべながらそう言う。

　「お前らに用などあるはずないだろう。」

　俺は自分でも冷たい目になっているのが分かっているが言葉を放つ。

　「チッ、じゃあなんだ食堂になんか滅多に来ないだろ。」

　一気に不機嫌になると、眉間に皺を寄せている。

　「お前らこそ、生徒会全員でゾロゾロと……何しに来た？」
　「質問を質問で返すな。チッ、俺達は変わった転校生が居ると聞いたから来ただけだ。」
　「私は嫌でしたけどね。」

　副会長が心底不愉快な顔をしている。

　「「ええー！なんで？いいじゃん、話さなかったらいいだけなんだから！」」

　なるほど、見たところ嫌がっている副会長を庶務が無理やり連れてきた感じだな。

　（それにしても、わざわざ転校生を見に来るなんて、どれだけ暇なんだ………？）

　「それで？
俺達の理由は言ったぞ。お前らは何しに来たんだ？」