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PHASE5ー欠落ー
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しおりを挟む「それは確かにそうなんだけど…」
「何やさっきからモゴモゴして…とっとと言わんかい!」
「その茂森監督について黒い噂とか業界内で囁かれてるようなことって何かないか?」
「うーん…あれだけの大御所で長いことやってる割には何も聞かんなあ
でもわざわざそんな探りを入れるっちゅうことは翔やんの中では何か手がかりがあるってことやろ、違うか?」
「勿論だ、何ならこの前茂森監督本人に直接その件について聞いたよ」
「はあ!?直接聞いたって正気なんか??
翔やん…いくらワイから情報を聞き出したいからってあんまりデタラメ言ったらアカンで!!」
「デタラメなんかじゃない、それに録音もしてある
必要なら一部始終を聴くか?」
バシッ
思わずヒカルは翔の頭に平手打ちをした
「痛っ!何すんだよ」
「おま…急に踏み込みすぎや!!
思わずシバきそうになったわ!!
他の人間なら自分の立場欲しさに知らぬを突き通したり無言を貫いてなかったことにするようなことを正面突破なんて無鉄砲にもほどがあるわ!!」
「俺だって悩んだよ…だけど悩んだままじゃ今の仕事に支障もでるからさ
ひと思いに聞いてみたんだよ!!」
「ハァ…昔遊んでた時にちょいちょいトラブルに巻き込まれてたきっかけの変な正義感が、まさかこの歳になってこんな形でまた現れるとはな…
それで?真っ向勝負して相手は口を割ったんか?」
「否定はしてなかったね、肯定していたわけでもないけど堂々としてたよ
逆にその噂を聞いてどう思ったってこっちに問いかけてくるくらいにね」
「あくまで真相を知るのは本人のみやからな…噂で聞いた程度の相手にはどっしり構えてるやろな
それで?その真相を知りたいっていうのが本題か?」
「いや実はそこはもういいというか…ある意味真相を知ったというか…」
「また歯痒い言い方やな、どういうことや?」
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