107 / 133
PHASE4ー偶然と言う名の…ー
97
しおりを挟むバタン!!カチッ
羽毛田を先に入れて自分が入ったことで勢いよく扉を閉めてロックをかける直人
「オイオイそんなに勢いよく閉めるなんてあんたも疲れ…」
ガンッ
ドスン!!
「えっ…?」
羽毛田は何が起きたのか理解するのに時間を要した
何故なら数秒前まで立って話をしていた自分が今仰向けで床に倒れていてその上に馬乗りになってる話し相手
身体も痛いが左目の上も同じように痛い
どうやらあいつが扉を閉めた時に振り返ったあの瞬間に頭突きを喰らってよろけたところを足払いで倒されたってところか…
「クソッ、痛えな…それにしても冷静ぶってたやつの本性がこれか、やっぱり感情を見せないやつは何考えてるかわからねえから嫌いだぜ…」
倒れながらも馬乗りになってる直人に言葉を放つがどうも様子がおかしい…
「オイオイ何だよ、こんな状態なのにだんまりか…」
「少し黙っていてくれないか?」
途端に直人の手が羽毛田の口周りを鷲掴みにする
かなりの力が込められているようで羽毛田も痛みを訴えながらもがく
「ンーンー!(痛えよこの野郎!!どんだけ力込めてんだよこいつ!!)」
10秒弱の間だったが怒りのこもったような鷲掴みから解放された羽毛田
「ってえ…お前加減ってもんをしらね…ってオイ!?」
フンフンフン…
スウゥゥゥゥ!!!っはぁスンスンスン
「ななな!!?何してんだオイ!!」
スンスンスンっくぅ!!!
スンスンスン!!
スンスンあぁ!!!
この雄の酸っぱい感じ癖になるううう!!!
ハァハァハァ…スンスンスン
「や、やめ!やめろオイ気持ちわりいこいつ!!!
ってまてその手に持ってるのは…」
「動くと身体に傷つくからね」
カチカチカチ
ザッ、ザッ…
慣れた手つきで羽毛田のTシャツをカッターで破る直人
汗塗れで密着していた服を破り引きちぎり…
むわあぁ…
スンスンスンああ…ハァハァハァスンスンスン!!!
レロレロレロレロうっ…ハァハァハァレロレロレロレロ!!!
「うわあ…うわあああ!!!」
直人の行動ひとつひとつが徐々にエスカレートしていく姿に少しずつ恐怖心が生まれていく羽毛田
10
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
そばにいてほしい。
15
BL
僕の恋人には、幼馴染がいる。
そんな幼馴染が彼はよっぽど大切らしい。
──だけど、今日だけは僕のそばにいて欲しかった。
幼馴染を優先する攻め×口に出せない受け
安心してください、ハピエンです。
食事届いたけど配達員のほうを食べました
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
なぜ自転車に乗る人はピチピチのエロい服を着ているのか?
そう思っていたところに、食事を届けにきたデリバリー配達員の男子大学生がピチピチのサイクルウェアを着ていた。イケメンな上に筋肉質でエロかったので、追加料金を払って、メシではなく彼を食べることにした。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
振られた腹いせに別の男と付き合ったらそいつに本気になってしまった話
雨宮里玖
BL
「好きな人が出来たから別れたい」と恋人の翔に突然言われてしまった諒平。
諒平は別れたくないと引き止めようとするが翔は諒平に最初で最後のキスをした後、去ってしまった。
実は翔には諒平に隠している事実があり——。
諒平(20)攻め。大学生。
翔(20) 受け。大学生。
慶介(21)翔と同じサークルの友人。
【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる