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PHASE4ー偶然と言う名の…ー
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しおりを挟む「オハナシヲ…」
「クソッ…これ以上はダメだ!!無理矢理ここにいたところで何も解決できない…今日は諦めるか…」
さすがにこの状況ではどうしようもないということを悟った羽毛田はロボットに病院を徘徊していた理由と塩谷の空きスケジュールを聞いて病院を後にした
「あーあ、条件反射で行動しても現実はそんなに甘くないか…ああモヤモヤするな!こんな日はパチンコだ!!」
結局塩谷直人に接触することができず病院からのシャトルバスを使って駅前に戻る羽毛田
「シャトルバスがあるなら最初から使うべきだったぜ…まあ気を取り直してひと勝負といきますかあ!!」
先程までのことが嘘のように羽毛田は大音量が流れている店内へと吸い込まれていった
…
「ふぅ…今日も完璧なオペだった」
キーボードで手早く今日の記録をまとめてサッと白衣を脱ぎ身支度をしている直人
「塩谷先生、今日も見事なオペでした!!
実は今日最初のオペ患者の方から是非塩谷先生にお礼をしたいとの言伝を受けたですがいかがいたしましょう?」
「ああ、あの貿易商の息子さんか…
是非ともありがたく頂戴したいと思いますので体調が落ち着いた頃に顔を見せますとお伝え下さい
それと、まだ数日は術後の痛みもありますのでくれぐれも安静にと」
「承知しました、そのように伝えておきます」
「よろしく…そういえば少し前に病院内に不審者がいたとのメッセージがきていたが何か知ってるかね?」
「いえ、私もメッセージを確認しましたがその時間帯は潮先生と共にオペをしている最中でしたので何も…」
「同じ空間にいたのだから知るよしもないよな…では私はこれで失礼するよ、お疲れ様」
いつにも増して淡々と話してすぐに病院を去る直人
しかし直人はその不審者が何故か自分とコンタクトをとろうとしていることが腑に落ちない様子だった
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