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PHASE3ー遠すぎる憧れー
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しおりを挟む「えっ…今何て言うた?もしかして人としてどうなんとか言ったんか??
いやいや!こりゃ傑作や!!
翔やんアンタ、ホンマにおめでたい奴やわ!!
大っぴらに言うも何もこっちは見て感じたことをそのまま伝えとるだけやで?
んで結果的に全部図星だったってことで頭沸騰してるんやと思うけどな、そもそもそれって誰が悪いん?
俺か?いや…どう考えても翔やん自身に問題ありやろ
それとな、薄々感じとったとかしょーもない言い訳なん聞きとうないわ
あんま適当なことぬかさん方がええで
てかホンマに気付いてるなら改善しいや!!
見て見ぬふりしとるだけやないか!!
誰も指摘しないし大丈夫~問題ない~なんか!?
アホちゃうか自分!脳みそガキのままかいな!」
「ッ、てめえ!!」
「ちょちょストーップ!!!」
口の悪さも相まって煽りまくっているヒカルだが言っている内容に嘘はなく、翔にとっては確かに見て見ぬふりをしていたことばかりでどれもこれもがグサグサと刺さる言葉ばかりだ
しかし一方的に言われ続けていたこともあって翔がついにヒカルに手を出そうとした瞬間、二人の言い争いを見ていたギャラリーの数人が慌てて止めに入る
「やめろ離せ!!ヒカルてめえ!!!」
「ダメです!このまま暴力沙汰になったらもっと大変なことになりますって!!」
「おおこわ!!すまんすまん、なんか向こうが言葉発する度にツッコミどころしかなかったからとまらへんかったわ!アハハ!」
「ヒカル君も煽らないで!!」
「まあ…そもそもホンマに親父さんの背中追いかけて力入れとるんなら、こんなとこで一日中時間潰してる場合やないで翔やん」
「うるせえ!学業を両立するのが復帰の約束なんだから仕方ねえだろ!!」
「まーたそうやって人のせいにするんか!!
時間は有限やで、そんなチンタラしてたら親父さんところか俺にすら追いつけへんで!!マジで舐めんなよ!」
「ヒカル君!!!」
「オイオイ一体何の騒ぎだ!?!?」
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