【完結】冷血王子ちゃんの身から出た受難

はじめに

前作の説明

　この物語は前作「腹黒王子ちゃんは異世界でも完璧魔王に溺愛される」の一年後で、別主人公視点での物語になります。前作のキャラが普通に登場します。

「腹黒王子ちゃんは異世界でも完璧魔王に溺愛される」は、その前の二作品、「腹黒王子ちゃんのカタルシス」と「腕白王子ちゃんの純真と甘い調教」のキャラが勢揃いして異世界にいたら？というif的な物語です。

特殊な設定があるので、前作の説明を書いておきます。前作をお読みいただいた方はスルーなさってください。

今作もどうぞよろしくお願いします。

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前作の主人公アスラは、ある日突然前世の記憶を思い出した。
俺って前世の俺(「腹黒王子ちゃんのカタルシス」の主人公 冬崎明日楽)が受験勉強の息抜きに書いた異世界小説の世界に転生しちゃった人？？

この世界には、上位魔族が契約出来る精霊がいる。契約精霊は基本猫科動物の姿をしていて、翼を持つ。
精霊は契約者に憑依が出来る。憑依をすると精霊が契約者の中に入り、猫科動物の耳と尻尾、翼が生えた獣人？となる。完全憑依となると契約者と精霊が混じって別人格(ほとんどは契約者よりで大差なし)となり、戦闘能力が上がる。
名前もアスラと契約精霊のリイでアスリイなどと変わる。


補足。

人族で契約精霊がいるのはアスラと、人族の王子ユイ(「腕白王子ちゃんの純真と甘い調教」の主人公)だけ。
そもそも、人族と魔族の違いは魔法が使えるか否か。故に、魔法が使え、契約精霊までいるアスラとユイには、どこかで魔族の血が混じっていると思われる。言わば先祖返り的な存在。

この世界は、冬崎明日楽が異世界小説として、ゆる～く設定した世界。
明日楽のイメージとしては、中世ヨーロッパを魔法によって近代化した感じ。
同性婚も普通に認めてられている。

食事事情は、現代日本の洋食がメイン(ハンバーグにライス的な)。
ガチな和食や中華は一般的ではない(料理マニアは作る？)が、お弁当文化はあり、おにぎり、卵焼き、から揚げなどは普通にあるという謎設定。しょうが焼きは微妙なゾーンw
醤油、味噌は普通にあります。


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　今作は割と独立した物語なので、前世の人間関係等分からなくても大丈夫かと思います。

が、気になる方は「腹黒王子ちゃんは異世界でも完璧魔王に溺愛される」の冒頭、「始まりの森」の1と2にまとめていますので、そこだけでも読んでいただければ分かりやすいかと思います。

その後は、基本それぞれの相手に出会ってイチャイチャ、えちえちするだけですw

固定CPは
魔王 キョウ×勇者 アスラ
魔王様親衛隊長 シグ×人族王子 ユイ
前魔王 ジュン×上位魔族 レン

今作では出て来ないかもしれませんが、ナオ×ヒロも前世ではCPです。


次の登場人物紹介を見て？？と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
前世(腹黒王子ちゃん、腕白王子ちゃんの二作品)とは登場人物の年齢が辻褄合わせの為微妙に違います。

特にキョウとアスラの年齢が六歳も違うのは、前世でアスラが書いた小説で、「カコが、すでに多大なる魔族の力を持ったキョウとカグヤの意思を尊重して一人で出て行く」という設定にした為、その時のカグヤをせめて三歳くらいまでは成長させないとどうしようもなかったからです。その後でアスラと同い年のユイを産まなきゃいけないし・・・(大汗)