次代の魔王は生まれた翌日運命の恋に落ちる

ルコ

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番外編 前世のショウ×ルイのその後

ルイ 終*

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 何故か先にイカされ、予定が狂った僕はショウに抗議して言ってしまった。

「僕が口でしてあげる」と・・・

そんなつもりじゃなかったんだけどなぁ?何て言うか、ちょっとペロッと舐めてみてもいいかな?くらいの、そしたらショウは喜んでくれるかな?程度の気持ちだったんだ。

なのにめちゃくちゃ期待に満ち溢れた顔で見つめられて・・出来ないとか言えないよね?!

僕はおずおずとショウのモノに手を這わせる。

えっ??!

「ちょっと待って??何このサイズ?!無理、無理だって!僕にこんなの入らないよ・・・」

涙目で訴えるも、更に大きくなるショウのモノ。

「煽るなって!!」

煽ってないからっ!本心だからっ!!

けど、嘘つきにはなりたくなかったのですでに先走りで濡れている先っぽをペロペロと舐めてみる。んっ?!変な味・・けど、不思議と嫌ではなかった。

そのままペロペロと先だけではなく本体にも舌を這わしてみる。支えがないとやりにくかったので、片手で根元を握ってチラッとショウの顔を見ると目が合う。
ショウが「うっ!」と声を上げた。

え?更に大きくなってない?!ちょっとマジでこれ挿れるのって物理的に無理だと思うんだけど・・自分以外のモノが勃った状態って見た事ないけど、あきらかに大きいよね?!う~ん、魔王サイズって感じ?あれだよ、僕が書いてる小説でショウは次代の魔王様だから!こっちではこのショウのモノを魔王様と呼ぼう。

そんなバカな事を思いながら、はむっと魔王様を咥えてみる。

「ちょ、ちょっとルイ?!もういいって!ヤバい。そのビジュアルだけでイク!口離してっ?!」

魔王様なのに口の中でピクピクしているのが可愛くて、そのまま頭を上下に動かしてみた。その瞬間、魔王様の先端が膨らみ、僕の口の中に勢いよく吐精した。

その量と勢いでむせてしまい、口の中の精液を吐き出してしまう・・風呂場で良かった・・・えっ?ショウがギラギラした目で僕を凝視しているんだけど?!

「・・オレの精液まみれのルイ・・・くそエロすぎんだろっ??!!!ヤバい、もう無理。理性とか知らね。」

切羽詰まった表情のショウにシャワーで口を濯がされ、顔と体の精液と泡を流される。そして脱衣所から持って来たバスタオルに包まれ、ざっと自分の体を拭いたショウにお姫様抱っこで部屋へと連行された。

布団の上にそっと下ろされる。ショウは自分の頭と体を乱暴にバスタオルで拭き、僕の頭と体は丁寧に優しく拭いてくれた。

そして、噛み付くようにキスをされる。僕の口内をまるで食らいつくすかのように、激しくショウの舌が動き回る。唇の端からはどちらのものか分からない唾液が垂れ、それでも気にせずお互いに貪り続けた。

長い長いキス、頭がぼうっとして体の力が抜ける。ショウがやっと唇を離し、僕の顔を見つめて言った。

「ごめん。がっつき過ぎてるのは自分でも分かってるけど、もうがまん出来ない。ルイ、好きだよ。愛してる。オレにすべてをちょうだい?」

必死な顔でそう言うショウが愛おしくて、僕はショウの背中に手をまわし耳元で囁く。

「いいよ、全部ショウのものにして?」
 
再度、深く深くキスをされた。その後、ショウの唇は僕の首筋、鎖骨を伝って乳首に到達。片方の乳首をチロリと舌先で舐められ、もう片方は指で摘まれコリコリと弄られる。

「ひゃんっ?!ヤダ、くすぐったい。」

そう抗議するも、しばらく執拗に乳首を弄られ、だんだんと気持ち良くなって来た。

「ちょっと感じてきた?ふふ、可愛い。このピンクの乳首をずっと舐めて弄ってみたかったんだ。最初は慎ましく可愛かったけど、すぐにエロく育ったね。」

いつの間にか僕の乳首は、ショウの唾液に濡れ、赤く色付きピンピンに勃ち上がっている。
ショウの指で軽く弾かれ、下半身にビリっと電流が走る。僕のモノも完全に勃っていた。
 
「また勃っちゃった?可愛い。イカしてあげたいけど、あんまりイキ過ぎると疲れて寝ちゃいそうだし、後ろを解しながら、ね?」

そう言ってショウは指にゴムをはめ、手のひらにローションを垂らした。いよいよか。緊張はするけど相手はショウだし安心して身を任せられる。あの魔王様が入るかどうかは別だけど・・

人肌に暖められたローションを尻穴のまわりに塗り込まれる。そっちに気を取られて元気がなくなってきた僕のモノをショウがパクリと咥えた。

「えっ?!ウソ?」

さっきの僕の行為とは比べ物にならないくらい、的確に感じるポイントを攻められ、僕のモノも一気に元気になる。いつの間にか指が一本尻穴に挿れられていたが、モノへの刺激が強烈で全く気にならなかった。

根元は輪っかを作った指で扱かれ、唾液をためた口をジュポジュポと上下に動かされると、イキそうになる。尻穴の指は二本に増え、何かを探すように動かされている。僕の内壁のお腹側の一部に指が触れた瞬間、ビリリっとすごい衝撃が体を駆け巡った。

「ひっ?!何これ??ヤダ、怖い、やめて!」

僕のモノから口を離してショウが言う。

「大丈夫。そのしこりはルイが気持ちいい場所だから。前立腺って聞いた事ない?最初は刺激がキツいかもしれないけど、安心して感じて?」

あぁ、本当に前立腺ってあるんだ。
一度口を離したショウは、僕のモノの先端を舌でグリグリと刺激し、チラッと僕の顔に視線をよこす。その完璧に整った顔が僕のモノを舐めているのはかなりのインパクトで・・この綺麗で誰もが憧れてやまない男を独占している優越感と、完璧な男を汚す背徳感でむちゃくちゃ興奮してしまった。

「ショウ、僕もうイッちゃう・・口離して?」

そう言った瞬間、逆に僕のモノを喉の奥まで咥え込み、尻穴に入れた指でグリっとしこりを押した。目の前がブラックアウトしたような衝撃とともに僕は吐精した。

「ひあっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ショウが僕のモノを吸い上げ、精液を絞り取る。喉がゴクリと動き、全部飲み干してしまったのが分かった。

「の、飲んじゃったの??!」

「ごちそうさま。ユイのならいくらでも飲めるな。で、ほら?指が三本入ってるの分かる?ユイの穴はオレを受け入れてくれてるんだ。嬉しいなぁ。」 

心底嬉しそうにそんな事を言われて困ってしまう。けど、二回も出した僕はいっぱいいっぱいで、さっきショウが言ったみたいに疲れて寝ちゃいそうだ。

「・・ショウ、大丈夫そうならもう挿れて?僕、本当に寝ちゃいそうだし・・・」

「?!!もうっ!煽るなって言ってるだろっ?!」

そう言ってショウは指を抜き、ビッキビキな魔王様にゴムを着けローションを塗す。手のひらにもローションを出し、尻穴のまわりにも追加した。

「後ろからの方が楽らしいけど、オレはルイの顔を見て前からしたい。ルイはどっちがいい?」

「ん、僕も顔が見える方がいい・・」

正面から二人で抱き合い、ショウが僕の頭を撫で、軽くキスをする。

「なるべくゆっくり挿れるから。」

魔王様の先端が僕の穴にゆっくりとゆっくりと入って来る。どうしても力が入ってしまう僕に、ショウはいつもの深いキスをしてくれた。このキスでいつも体の力が抜けてふにゃふにゃになっちゃうからね。

いい感じで力が抜け、頭がぼうっとして来た瞬間、グッと奥まで突き入れられた。奥を無理矢理拓かれメリメリと内壁が引き裂かれるような痛み。

「んぐっ!!!」

悲鳴はショウの舌に絡め取られる。しばらくそうして舌を絡め合い、いつの間にか流れていた涙をショウが指で拭ってくれた。唇が離れる。

「ルイ、全部入ったよ?あぁ、夢みたいだ。オレがルイの中にいる。」

僕の下腹を撫でるショウ。恥ずかしいからやめて欲しい・・だんだんと馴染んで来たのか、異物感はすごいけど痛みは落ち着いて来たみたい。

「ショウ、動いていいよ?馴染んで来た気がするから・・・」

「もうっ!!だから煽るなってっ!!」

ゆっくりと腰を動かすショウ。うん、何とか大丈夫そう・・って、穴に集中してたら、急に乳首を摘まれた。

「ひゃんっ?!」

さっき散々弄られたせいか、すごく敏感になってる気がする。乳首をコリコリと弄られる度に穴がキュンキュンしてしまう。

「ルイは乳首が感じるんだね?触る度に締め付けてきてたまんない・・」

ショウに強めにギリっと乳首を捻りあげられ、同時に魔王様でしこりを突かれた僕はわけが分からなくなってしまった。

「ひぃっ?ヤダ、ヤダ、何これ?あっ、あっ、あぁぁぁぁ!!!」

「ルイ、感じてるの?初めてでそんなに感じてくれて嬉しい・・あぁ、ルイ、ルイ、最高だよ!オレ、気持ち良すぎてすぐにイッちゃいそう・・・」

更に奥まで突かれ、しこりを擦られるのとはまた違う快感?に酔いしれる。そう、僕は初めてなのに、痛みと異物感だけでなく、あきらかに快感も拾っていたんだ。しばらく揺さぶられているうちにそれは明確な快感に変わっていった。

「ショウ、ショウ、僕も気持ちいいみたい・・・」

前への刺激も欲しくなって、自然とショウの腹に僕のモノを擦り付ける。それに気付いたショウがモノを握って扱いてくれた。おまけに乳首も舐められ、全部気持ち良くて・・・尻穴もキュンキュンして止まらない。

「ひぁっ!!あぁ、ショウ、ショウ、こんなの僕おかしくなっちゃうよぉ・・・んんっ!ヤダ、しこり突かないで!奥も、奥もいい!!もうイッちゃう・・あぁっ!あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

未だかつて経験した事のない凄まじい快感に身を任せ、ショウの腹に向かって吐精した・・ショウの魔王も僕の中で更に膨らみ、ゴム越しに熱い液体が放出されるのを感じる。

「あぁ、ルイ、好き、大好き、愛してる。最高だよ。好きすぎてどうしていいか分かんない・・・」

「うん、僕もショウが大好きだよ・・」

それだけ言うのが精一杯で、僕の意識は飛んだ。


 目が覚めると、体は綺麗になっていた。お風呂に入れてくれたのかな?横には僕を抱きしめるショウ。
何だか嬉しくなって抱きつくと、すぐに起きたショウにキスをされ、嫌だって言ったのに朝から貪られてしまった・・穴も乳首も体中あちこち痛いのに。

ぷりぷり怒る僕に、寝ぼけてて理性が働かなかったと平謝りのショウ。まぁ、僕も求められて嬉しかったから結局受け入れたんだし、すぐに仲直り。しばらく、僕の体が回復するまではしないって約束もした。


 そんな感じで、小説に逃げなくても現実で幸せになった僕。

でも、小説は書き続けてるんだ。異世界のショウと僕はまだ五歳だから、そのまま仲良くラブラブなままで成長していく予定。

どっちの世界でもショウと結ばれるなんて、僕は最高に幸せ者だよね!



「番外編 前世のショウ×ルイのその後」 完




ーーーーーーーーーー

 ここまでお読み頂き本当にありがとうございました。

最終話がめちゃくちゃ長くなってしまってすみません。

前世編のショウ×ルイも幸せになってくれて何よりです。むしろこっちがメインになってしまった感w 
この続きならまだまだ書けそうなんですが…

異世界編の成長記録はとりあえず挫折してしまいましたが、今後何らかの形で再開出来ればと思っています。

このような中途半端な作品にお付き合い頂き感謝です。

ありがとうございました。


8/18、ファンタジーの方で、カグラが無双する物語を始めました。エロなしですが、こちらでは書けなかった異世界での十五歳のショウとルイも登場します。
もしよろしければ「双子の兄×幼馴染(男)のカプを横目で見ながらあたしは好きに生きます」もよろしくお願いいたします。


ルコ





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