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はじめに

この世界の説明

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この物語は、前作「冷血王子ちゃんの身から出た受難」から五年後、前前作「腹黒王子ちゃんは異世界でも完璧魔王に溺愛される」から六年後の世界です。

そしてその異世界は、更に前の二作、「腹黒王子ちゃんのカタルシス」と「腕白王子ちゃんの純真と甘い調教」のキャラが勢揃いして異世界にいたら?というif的な物語の世界になります。

それらの物語を読まなくても分かるように、そして特殊な設定についての説明を兼ねて、前前作のあらすじ?を書いておきます。前作、前前作をお読みいただいた方はスルーなさってください。
前作の説明は冒頭の「あれから六年 アスラ1」で書いています。

今作もどうぞよろしくお願いします。

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前前作の主人公アスラは、ある日突然前世の記憶を思い出した。
俺って前世の俺(「腹黒王子ちゃんのカタルシス」の主人公 冬崎明日楽)が受験勉強の息抜きに書いた、身近な人が丸ごと存在する異世界ファンタジーの世界に転生しちゃった人??

この世界では俺が書いた通り、俺の前世の恋人キョウが魔王になっていた。

人族なのに契約精霊(下記◎に説明あり)を持つ俺と人族王子のユイくんは、二十年近く途絶えた魔族と人族の国交を回復する為、勇者と大使として魔王様に会いに行く。そう、討伐とかじゃなくて話し合いに行くんだよ。
別に魔族が悪ってわけじゃないからね。単なる種族の違いだ。

そして国交は回復。俺は魔王のキョウと、ユイくんは魔王様親衛隊長のシグと結ばれる。

他にも、先代魔王様のジュンさん(キョウの父親)と先代王妃様のレンさんのCPや、レンさんのお姉さんのランさん、その息子のリンくんとコウくんCP、キョウの妹のカグヤちゃんなど、仲良しの魔族もたくさん出来て、俺は魔族の国の王妃として楽しく幸せに暮らしているんだ。

◎この世界には、上位魔族が契約出来る精霊がいる。契約精霊は基本猫科動物の姿をしていて、翼を持つ。
精霊は契約者に憑依が出来る。憑依をすると精霊が契約者の中に入り、猫科動物の耳と尻尾、翼が生えた獣人?となる。完全憑依となると契約者と精霊が混じって別人格(ほとんどは契約者よりで大差なし)となり、戦闘能力が上がる。
名前もアスラと契約精霊のリイでアスリイなどと変わる。

精霊の格は猫科動物の強さ通り。純白、漆黒は珍しく、翼だけでも白、黒の単色は格も高い。


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補足。

☆人族で契約精霊がいるのはアスラと、人族の王子ユイ(「腕白王子ちゃんの純真と甘い調教」の主人公)だけ。
そもそも、人族と魔族の違いは魔法が使えるか否か。故に、魔法が使え、契約精霊までいるアスラとユイには、どこかで魔族の血が混じっていると思われる。言わば先祖返り的な存在。


☆この世界は、冬崎明日楽が異世界小説として、ゆる~く設定した世界。
明日楽のイメージとしては、中世ヨーロッパを魔法によって近代化した感じ。
同性婚も普通に認めてられている。
 

☆食事事情は、現代日本の洋食がメイン(ハンバーグにライス的な)。
ガチな和食や中華は一般的ではない(料理マニアは作る?)が、お弁当文化はあり、おにぎり、卵焼き、から揚げなどは普通にあるという謎設定。しょうが焼きは微妙なゾーンw
醤油、味噌は普通にあります。


☆今作も割と独立した物語なので、前世の人間関係等分からなくても大丈夫かと思います(この物語の途中でも、前世編で少し説明が入ります)。
が、気になる方は「腹黒王子ちゃんは異世界でも完璧魔王に溺愛される」の冒頭、「始まりの森」の1と2にまとめていますので、そこだけでも読んでいただければ分かりやすいかと思います。

その後は、基本それぞれの相手に出会ってイチャイチャ、えちえちするだけですw


☆前作までの固定CPは

魔王 キョウ×勇者 アスラ
魔王様親衛隊長 シグ×人族王子 ユイ
前魔王 ジュン×上位魔族 レン
アキの息子 コウ×ランの息子 リン
上位魔族ナオ×上位魔族ヒロ

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