上 下
21 / 40
ツリーハウスで

ケンショー1*

しおりを挟む

 オレの背中に愛おしい番の腕が回された・・・あぁ、もうクソ可愛い。何なんだよこのツンデレ黒猫はっ?!

口を開けば文句ばかり言うくせに、キスをすればすぐに蕩ける。処女だったのにな。しかも、オレ好みのめちゃくちゃいい反応をするんだ。

噛みつかれた舌を健気に突き出し、唾液を塗り込まれた乳首を捏ねるオレの背中に手を回して来て・・・

最高でしかないだろ?

体でデレる。言い得て妙だと思うんだが。

「何かムカついて来た。もうヤダ。いきなりがっつくエロ狼の相手なんかしてらんねーから・・・っ!!」

そう言って解かれたアスミの手を、魔法で拘束し再度オレの背中に回させる。

「おい、こら、おっさん!!魔法は反則だ。やめろ!俺はそんな気分じゃなくなっ・・・んんっ」

「せっかくアスミちゃんがオレに抱きついてくれたのに、心の声が漏れてしまって申し訳ない・・・自分の不甲斐なさにへこんでるオレにやり直しさせてくれ。あぁ、アスミちゃんはそのまま感じてくれたらいいからな。」

オレは、少し前に唾液を塗り込んだせいで、テラテラと濡れて光っているアスミの可愛い胸の尖りを摘んだ。そしてもう片方には舌を這わす。

「ひっ、あぁぁぁんっ!!バカやめろ・・・」

小さな粒が赤く色付き、ピンピンに尖っていく。初めての時から反応が良かったからな。感じやすく可愛い尖りを舌先でグリグリと穿り、もう片方も指で押し潰すように捏ねてやると、硬くなった粒が唾液で滑ってコロコロ逃げる。

「やぁぁぁぁぁっ!!」

オレの背中にある手に力が入り、軽く爪を立てるアスミ。黒猫に引っかかれるのは本望だ。もう拘束魔法は解いてあるのに。

 気を良くしたオレはアスミのズボンと下着も脱がせ、アスミの下半身を愛でていく。薄い腹を撫で、そのまま手を後ろに滑らせ可愛い尻も撫でてやれば、自然とアスミの腰が浮いた。

そうなれば、触ってくれとばかりに、しっかりと勃ち上がったアスミのモノが主張してくる。先走りで濡れた先端を親指でクルクルと撫でまわし、人差し指も蜜で濡らす。指で輪を作り、竿に馴染ませるようズルリと根元まで下ろせば、アスミの口から嬌声が漏れた。

「ひうっ!!いやぁぁぁぁっ!!!」 

そのまま数回扱いてやると、更にいい声で啼く。

「ひっあぁぁぁんっ!!もうヤダ、すぐにイキそ・・・ヤバいってっ!!んんん、あぁぁぁぁぁ・・・」

当然オレのモノも完全に臨戦態勢だ。正直今すぐ突っ込みたいが、アスミに無理をさせるわけにはいかない。

これは一回抜いておいた方がいい。

そう思ったオレは、二人のモノを合わせて手で包み込み、一緒に扱いていく。蜜が溢れる先端の粘膜同士を擦り付けながら強めに扱くと、未知の快感にアスミが喘ぐ。

「んあっ!!ダメだって!こんな・・・の・・・すぐにイキそ・・・ひうっ!あっ、あっ、あぁぁぁっ・・・」

「あぁ、気持ちいいな。オレもすぐにイキそうだわ・・・うっ、マジでヤベぇ・・・」

手の動きを速め、もう片方の手のひらを二本のモノの上に被せる。お互いの先走りでグッショリと濡れた先端を撫で、そのままギュッと握りその部分も扱くともう堪らない。

「あぁぁぁんっ!!んぐっ・・・」

アスミの口から漏れる声を、オレの体内へと吸収するかのように唇を塞ぐ。

じゃないと、オレも喘いでしまいそうだ。

二人で腰を押し付け合い、手を速め・・・お互いの口内を貪りながら・・・オレたちは同時に果てた。

 グッタリとしたアスミに軽く回復魔法と洗浄魔法をかけ、オレの手に出された大量の蜜をアスミの尻穴に塗りつける。蜜に濡れた指をそのまま一本差し込めば、アスミが戸惑いの声を上げる。

「い、いや、あんたも今出したじゃん!ちょっと休めよっ?!俺も休憩してーしっ!!」

「心外だなぁ。アスミちゃんはオレが一回でへばるへぼ狼だと思ってんの?最初の時にアスミちゃんが寝落ちしたからって、一回で自重したのが間違いだったか?
やっぱり挿れっぱなしでヤリまくれば良かった」

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】王子の婚約者をやめて厄介者同士で婚約するんで、そっちはそっちでやってくれ

天冨七緒
BL
頭に強い衝撃を受けた瞬間、前世の記憶が甦ったのか転生したのか今現在異世界にいる。 俺が王子の婚約者? 隣に他の男の肩を抱きながら宣言されても、俺お前の事覚えてねぇし。 てか、俺よりデカイ男抱く気はねぇし抱かれるなんて考えたことねぇから。 婚約は解消の方向で。 あっ、好みの奴みぃっけた。 えっ?俺とは犬猿の仲? そんなもんは過去の話だろ? 俺と王子の仲の悪さに付け入って、王子の婚約者の座を狙ってた? あんな浮気野郎はほっといて俺にしろよ。 BL大賞に応募したく急いでしまった為に荒い部分がありますが、ちょこちょこ直しながら公開していきます。 そういうシーンも早い段階でありますのでご注意ください。 同時に「王子を追いかけていた人に転生?ごめんなさい僕は違う人が気になってます」も公開してます、そちらもよろしくお願いします。

忌むべき番

藍田ひびき
恋愛
「メルヴィ・ハハリ。お前との婚姻は無効とし、国外追放に処す。その忌まわしい姿を、二度と俺に見せるな」 メルヴィはザブァヒワ皇国の皇太子ヴァルラムの番だと告げられ、強引に彼の後宮へ入れられた。しかしヴァルラムは他の妃のもとへ通うばかり。さらに、真の番が見つかったからとメルヴィへ追放を言い渡す。 彼は知らなかった。それこそがメルヴィの望みだということを――。 ※ 8/4 誤字修正しました。 ※ なろうにも投稿しています。

逃した番は他国に嫁ぐ

基本二度寝
恋愛
「番が現れたら、婚約を解消してほしい」 婚約者との茶会。 和やかな会話が落ち着いた所で、改まって座を正した王太子ヴェロージオは婚約者の公爵令嬢グリシアにそう願った。 獣人の血が交じるこの国で、番というものの存在の大きさは誰しも理解している。 だから、グリシアも頷いた。 「はい。わかりました。お互いどちらかが番と出会えたら円満に婚約解消をしましょう!」 グリシアに答えに満足したはずなのだが、ヴェロージオの心に沸き上がる感情。 こちらの希望を受け入れられたはずのに…、何故か、もやっとした気持ちになった。

【本編完結】伝説の最強ドラゴンは心優しき白猫を溺愛す

ルコ
BL
 僕の名前はエナ。歳は二十歳。精霊の白猫、ドナと契約している上位魔族だ。 僕は戦闘には向いていない。魔族でも人族でもドラゴン族でも魔物でも、傷つけるのは嫌なんだ。 だから、得意の回復魔法を活かして、ちょっとした怪我や病気を治す診療所をやっている。回復魔法を使えない魔族も多いから、それなりに繁盛している。 恋愛にも興味はなく、ただ淡々と病人や怪我人を治すだけの日々・・だったのに、突然ドラゴンの王族、ティムという名の美丈夫(人型)が現れて、「エナ、君はオレの番だ。どうかオレと付き合ってくれ。」なんて言われてしまい・・・えっ?ドナ?!何でティムの契約精霊に抱っこされてるの?!もう精神的に繋がってる(=精神的に性交してる)ってどういう事っ?!  これは、心優しい魔族の青年が、一途なドラゴンの王子に求愛され、溺愛されていく物語。 ーーーーーーーーー ☆「異世界でも腹黒王子ちゃんは完璧魔王に溺愛される」と、それ以降の二作、そして前作のファンタジー「双子の兄×幼馴染(男)のカプを横目で見ながらあたしは好きに生きます」からの続編的な物語ですが、こちらだけでもお読みいただけるようになっています。 ☆R18には*をつけます。エロ多めかも? ☆設定等ゆるゆるです。寛大な心でお読みいただけると助かります。

王子様のご帰還です

小都
BL
目が覚めたらそこは、知らない国だった。 平凡に日々を過ごし無事高校3年間を終えた翌日、何もかもが違う場所で目が覚めた。 そして言われる。「おかえりなさい、王子」と・・・。 何も知らない僕に皆が強引に王子と言い、迎えに来た強引な婚約者は・・・男!? 異世界転移 王子×王子・・・? こちらは個人サイトからの再録になります。 十年以上前の作品をそのまま移してますので変だったらすみません。

【完結】糸と会う〜異世界転移したら獣人に溺愛された俺のお話

匠野ワカ
BL
日本画家を目指していた清野優希はある冬の日、海に身を投じた。 目覚めた時は見知らぬ砂漠。――異世界だった。 獣人、魔法使い、魔人、精霊、あらゆる種類の生き物がアーキュス神の慈悲のもと暮らすオアシス。 年間10人ほどの地球人がこぼれ落ちてくるらしい。 親切な獣人に助けられ、連れて行かれた地球人保護施設で渡されたのは、いまいち使えない魔法の本で――!? 言葉の通じない異世界で、本と赤ペンを握りしめ、二度目の人生を始めます。 入水自殺スタートですが、異世界で大切にされて愛されて、いっぱい幸せになるお話です。 胸キュン、ちょっと泣けて、ハッピーエンド。 本編、完結しました!! 小話番外編を投稿しました!

彼女が心を取り戻すまで~十年監禁されて心を止めた少女の成長記録~

春風由実
恋愛
当代のアルメスタ公爵、ジェラルド・サン・アルメスタ。 彼は幼くして番に出会う幸運に恵まれた。 けれどもその番を奪われて、十年も辛い日々を過ごすことになる。 やっと見つかった番。 ところがアルメスタ公爵はそれからも苦悩することになった。 彼女が囚われた十年の間に虐げられてすっかり心を失っていたからである。 番であるセイディは、ジェラルドがいくら愛でても心を動かさない。 情緒が育っていないなら、今から育てていけばいい。 これは十年虐げられて心を止めてしまった一人の女性が、愛されながら失った心を取り戻すまでの記録だ。 「せいでぃ、ぷりんたべる」 「せいでぃ、たのちっ」 「せいでぃ、るどといっしょです」 次第にアルメスタ公爵邸に明るい声が響くようになってきた。 なお彼女の知らないところで、十年前に彼女を奪った者たちは制裁を受けていく。 ※R15は念のためです。 ※カクヨム、小説家になろう、にも掲載しています。 シリアスなお話になる予定だったのですけれどね……。これいかに。 ★★★★★ お休みばかりで申し訳ありません。完結させましょう。今度こそ……。 お待ちいただいたみなさま、本当にありがとうございます。最後まで頑張ります。

異世界で大切なモノを見つけました【完結】

Toys
BL
突然異世界へ召喚されてしまった少年ソウ お世話係として来たのは同じ身長くらいの中性的な少年だった だがこの少年少しどころか物凄く規格外の人物で!? 召喚されてしまった俺、望月爽は耳に尻尾のある奴らに監禁されてしまった! なんでも、もうすぐ復活する魔王的な奴を退治して欲しいらしい。 しかしだ…一緒に退治するメンバーの力量じゃ退治できる見込みがないらしい。 ………逃げよう。 そうしよう。死にたくねぇもん。 爽が召喚された事によって運命の歯車が動き出す

処理中です...