【完結】山狼族の長はツンデレ黒猫を掌中に収める


 俺の名前はアスミ。黒猫で漆黒の翼を持つ精霊、ミイと契約している二十歳の上位魔族だ。
いつも通り山に入った休日の朝、俺の頭の中に突然前世の記憶が蘇った。前世での俺の名前は五十嵐 明日望(いがらし あすみ)。二十歳までの記憶しかないが、その歳で死んだ記憶もない。だから本当に前世かどうかも分からない・・・・・・
 
何がどうなってんの??

これって異世界転生ってヤツでいいの?!!

で、更に思い出したんだがこの世界って、俺が作家のASURA先生から引き継いで書いていた小説の世界じゃね??!

 昔、山の奥深くで群れを成して暮らしていたという、狼の契約精霊を持つ上位魔族が率いる部族、通称「山狼族(さんろうぞく)」。前世の俺は、気になっていた歳上の男性、ケンショーさんをその長に設定した小説を書いていた。

で、この世界の俺は、今では絶滅したかもと言われる山狼族を探しているわけで・・・

 これは、前世では恋なのかいまいち自覚していなかった俺が、この世界でケンショーさんにガッツリ捕まり溺愛される物語。


ーーーーーーーーー

☆ 自作「異世界でも腹黒王子ちゃんは完璧魔王に溺愛される」から続く異世界と同じ世界ですが、この作品だけでもお読みいただけるようになっています。

☆最初の章「前世の記憶」は、これまでの物語の説明が多いです。お読みいただいた事のある方は流し読みしてください。

☆R18回には*をつけます。

☆契約精霊が憑依した翼の生えた獣人の姿でのR-18がある予定です。

☆設定等、ゆるゆるです。寛大な心でお読みいただけると助かります。

☆そこまで長くはならない予定です。
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