【本編完結】腕白王子ちゃんの純真と甘い調教

ルコ

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番外編 ナオ×ヒロ

ヒロ 終

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 目が覚めると、もう朝だった。
ベッドはシーツも綺麗で、僕の体もベタベタしていない。酷い有様だったはずなのに。横を見るとナオの逞しい体。

もしかしてお風呂で洗ってくれた?中出しもしまくったから、あのままだと確実にお腹が痛くなったはず・・掻き出してくれたのかな?

今更だけど、ここまで激しく、しかも生でヤったのは久しぶりで、後処理とか考えてなかった・・ちょっと、いやかなり恥ずかしい。

一人で悶えてると、ナオが起きてしまった。

「ごめん。起こしちゃったね?・・昨日の後処理も・・・」

「いや、イカせまくって飛んだ恋人の世話をするとか、男冥利につきるだろ?最高に幸せだったよ。風呂で洗って中を掻き出してると、寝てるのに反応するのが可愛いくて可愛いくて・・・」

「うわぁっ?!!やめて?やめて!!」

「最高だよ、オレのお姫様は。」

「・・僕、もう四十歳だからお姫様とかキツいよ・・・やめて?」

「いや、ヒロはいくつになっても可愛いお姫様だよ。見た目もそんな変わってないし。」

「・・・ありがとう。けど、歳をとるのも悪くないって思ったよ。昨日から、自分の若い頃を思い出してるんだけど、あの頃の思い出を持ってナオと生きていけるんだから。それに僕たちそんなに変わってないしね。」
 
「あぁ、そうだな。変わったのはカイくらいだ。」

「そうそう!カイにはびっくりしたね!!あの子、カグヤちゃんを見たら納得したけど。」

カイは、MAGを結成してから二年後に加入したもう一人のギターだ。当時まだ十七歳だったが、すごい爆音でかき鳴らす超絶技巧のギターは、何というか諸刃の剣だった。他の音が食われる。あれと一緒に演れる同世代はいなかっただろう。けど、MAGのメンバーは全員そんな柔じゃない。

カイが加入したからといって、アキの立場が悪くなる事もなかった。アキのちゃんとしたギターがあってこそ、自由なカイのギターが生きるんだ。それをカイ本人も分かっていて、アキにリスペクトしていたからMAGでやっていけたんだと思う。

そんなカイは完全なゲイでバリタチだった。レンに惚れていて、レンがジュンと付き合い出してからも諦めきれずちょっかいを出す問題児でもあったんだよな。
何やかんや言いつつもジュンを崇拝しているカイ。ジュンの娘で性格もジュン似、なのに顔はレンに似ているなんて、理想でしかないだろう。そしてカグヤちゃん自体、女だって事が些細に思える程のキャラなんだから。

「あの頃は毎日が輝いていて、すごく楽しかったけど、今も幸せだからね。で、ユイくんみたいな新しい才能を見ると嬉しくなる。未来が楽しみ。
見た目の素材も良いから、あの子と彼氏のシグくんに似合うアクセを作りたくなったな。」

「あぁ、いいんじゃないか?あのシグって奴はドSだろw ユイの裸に似合うアクセを作ってやれよ。喜ぶと思うぞ。」

「・・悪趣味だけど、似合うだろうね。ユイくんの裸にアクセか・・・ちょっと本気で作ろうかな?」

「おっ、それが成功したらアダルト業界に売り込むか!ニップルクリップとか、コックリングとか売れるんじゃね?」

「そんなあからさまなのは作る気はないけど・・裸を綺麗に見せるアクセ的な?ゲームに出てくる踊り子みたいな?それのメンズアクセとか・・・」

うん、何かすごくいい感じにインスピレーションがわいてきた。ユイくんに感謝だな。

その後、ユイくん用に作ったアクセが本当にアダルト業界で大ヒットするんだけど、それもまた未来のお話。




「番外編 ナオ×ヒロ」  完



ーーーーーーーーーー

 お読み頂き、本当にありがとうございました。

おっさん×おっさんですが、四十歳になったところで若い頃と性格もやる事もそんなに変わらないと思うんですよねw

また何か続きが書ければ更新いたしますので、その際にはよろしくお願いいたします。

後、異世界バージョンの別主人公での物語も完結しております。
異世界での、アキの息子×ランの息子のお話です。
もしよろしければそちらも覗いてみてくださいませ。


ルコ

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