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ユイ シグの部屋 Part3 〜エピローグ
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しおりを挟む目が覚めて昨日の痴態を思い出し、死ぬほど恥ずかしくなる。
シグが最初にイッた所まではちゃんと覚えてるけど、その後・・とてつもなく恥ずかしい言葉を言いまくった気がする・・で、確かシグがもう一回イッたんだ。
うわぁ!!恥ずっ!!!
けど、体は綺麗になってるし、髪の毛も洗われてる??
とりあえずトイレに行こうとベッドから下りた瞬間、足が立たなくて座り込んでしまった。
何これ??!うぅっ、穴も乳首も痛い・・
「ユイ、大丈夫ですか?すみません。昨日はユイが可愛い過ぎて自分を止める事が出来ず、無理をさせてしまいました。
足腰が立たないんでしょ?トイレですか?
私が責任を持って連れて行きますね。」
・・ヤリ過ぎて足腰が立たないとか本当にあるんだね・・・?今日が日曜日で良かったよ。
シグに抱きかかえられ、トイレに下ろしてもらい座ったまま用を足す。手を洗ってまた抱っこでベッドに戻った。
シグが、昨日作ってあったおにぎりとペットボトルのほうじ茶を持って来てくれた。ありがたくベッドの上で食べる。
マジで介護だな!!
それからもう一度眠り、昼前に起きた時には何とか立てるようになっていた。
よしっ!昼ご飯を作ろう!!
「シグ、俺が昼ご飯を作るよ。」
パソコンを見ているシグに言う。
「えっ?大丈夫ですか?もっと寝ていても構いませんよ?私が何か作りますし。」
「大丈夫。そんなたいした物は出来ないけど。」
さっ、米も無洗米だから簡単だ。炊飯器に米と水を入れ、軽くかき混ぜて暫く吸水させる。
一時間半後に炊き上がるように設定したらいいかな?
じゃあ一時間くらいは暇なので、メッセージのチェックをする。
カグヤからだ!!カイさんとどうなったんだ??うっわぁ!!!
「シグ!シグ!カグヤがカイさんと付き合う事になったって!!!」
「やはりそうなりましたか・・・いやはや、すごいですねカグヤ様は。」
「今日帰ったら聞いてみるよ!けど、カイさん大丈夫かな?カグヤ、逆レイプとかしてないだろうな・・?」
「例えそうであっても、カイ様が勃ってそれが成立したのであればすごい事ですよ。」
「あっ、レンさんと冬崎先輩にも報告しよう!」
グループチャットで大いに盛り上がった。
ご飯もそろそろ炊き上がりそうなので料理をしよう。って言っても、ベーコンエッグを作るだけなんだけどね。
丼によそったご飯の上に昨日買って来たカット野菜のレタスを乗せ、その上に半熟に仕上げたベーコンエッグを乗せる。上にネギ(これもカットネギだ)、鰹節、揚げ玉、もみ海苔をかけて出来上がり。醤油をかけて食べるんだ!
昨日シグが作ってくれたワカメスープも温めて、と。
「シグ、ご飯出来たよ!」
「おおっ!これはすごく美味しそうじゃないですか?!」
「醤油をかけて食べてね。好みでマヨネーズも足して?後、ブラックペッパーや、一味、七味かけても美味しいよ。」
「はい!いただきます!!
・・あぁ、めちゃくちゃ美味しいです!!」
「ははっ、不味くなりようがない料理だからね。」
「いえいえ、このトッピングがまた絶妙ですね!全てが醤油と卵に合う!!」
「うん、母さんが体調悪い時とかに出てくる超簡単だけど美味しいメニュー。これなら俺にも作れるから真似したんだ。」
「はぁ、ユイは本当に最高に可愛いくて良い子で、才能もあって、料理のセンスまであるんですね。私、昨日から幸せ過ぎて死んでしまいそうです。それとも、もう死んでいてここは天国ですか?!」
「もう、何言ってんの?縁起でもない。
ねぇシグ、昨日お風呂に入れてくれたの?あのユニットバスに二人は入れないよね?」
「あぁ・・とりあえずユイをバスタブに入れて、頭が落ちないようトイレ側から支えシャワーで流しました。
髪の毛を洗うのが一番大変でしたね。洗面台の方に頭を乗せて、美容院みたいにして洗いました。おかげさまで寝る時にユイのサラサラの髪を堪能出来て、努力が報われましたよ。」
「うわぁ、何かごめん。」
「いえいえ、あの状態のユイのお世話をするのは至福のひと時ですよ。ですが、やはり湯船にユイと二人で浸かりたいので引っ越ししましょう!」
「は?その為だけに??」
「その為だけで、充分な理由です。」
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