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シグ シグの部屋 Part3

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 ユイと二人で家に帰って参りました。
途中でスーパーに寄って食料も買い込みましたし、明日ユイが帰る夕方までは家に篭れます。

それにしても、カグヤ様もまたキョウ様の妹様に相応しいお方でした。あの方が我が校に在学しておれば、必ず新たな親衛隊が結成された事でしょう。

「シグ、何かごめんね。カグヤ強烈だったでしょ?」

「いえいえ、お会い出来て、お眼鏡にかなって本当に良かったです。カグヤ様も素晴らしい方だと思いますよ。」

「そう?なら良かったけど。」

明日の朝にも食べられるようご飯を多めに炊いて、まずおにぎりを作ります。後、わかめスープも多めに二日分作っておきましょう。
これで明日の朝ご飯は大丈夫ですね。

今日の晩御飯には炒飯を作ります。ボリュームが出るように、豚肉を入れました。後は買って来たコロッケやから揚げを食卓に置きます。

「ユイ、ご飯が出来ましたよ。レパートリーが少なくて申し訳ございませんが。」

「うううん?作ってくれてありがとう!俺もあんまし料理出来ないからな~けど明日の昼は俺が作るよ!」

「そんな!無理をなさらないでくださいね。ユイの手料理なんて嬉しすぎて鼻血が出そうですが。」

「いや、たいしたものは作れないから期待しないで?!
んっ!炒飯もスープも美味しいよ。」

「それは良かったです。」

「ねぇ、あれからカグヤとカイさんどうなったと思う?」

「そうですねぇ、私は根っからのゲイですので、女性に興味はないんですが、カグヤ様はとても魅力的だと思います。ですからカイ様もゲイですがそうなる可能性はあるかと?少なくとも試してみられるんではないでしょうか?」

「えっ??シグ、もしかしてカグヤとしたいの?
俺、例え話でもマジで嫌なんだけど。」

「ユイ!妬いてくださるのですか?あぁ、そんな事あるわけないでしょう!
それだけカグヤ様が一人の人間として魅力があるというだけの話で、私がカグヤ様としたいわけでは絶対にありません!!」

「ほら、カグヤには魅力あるんだろ?何か俺面白くない。」

あぁ、本当に何て可愛いんでしょいか??!!ちょっと拗ねて口を尖らせている姿の愛らしい事!!

「カグヤ様にどれだけ魅力があろうと、キョウ様の事をどれだけ崇拝しようと、私が愛しているのはユイただ一人ですよ?!」

そう言って抱きしめると、顔を赤らめて私の胸に押し付けて来ました。
あぁっ!ご飯の途中ですが、抱いてもいいでしょうか??!

「あっ!メッセージだ!レンさんかな?」

あぁ!離れていかないでください!!

「わぁ!ジュン様、大爆笑だって!!
一応娘だし、歳が離れた自分のバンドのメンバーと、ってのは多少腹が立つけど、それ以上にカイさんが年下の女性に振り回されてるって事実が面白いみたい。万が一付き合う事になったらカグヤを祝福するって!で、カイさんの前で大爆笑するって?!
良かった、のかな??」

「良かったじゃないですか。ほら、ご飯を食べてしまいましょう。」

「うん。」

良かった。ユイの機嫌も直ったようですね。

それから暫くユイは、レン様やアスラ様にメッセージを送っておりましたので、私もFXのトレードを致しました。
基本、朝学校に行く前に為替のチェックと注文をし、夜にFXのトレードをしております。後はちょくちょくスマホで確認するくらいですね。
デイトレーダーと申しましてもこれくらいの感じでやっております。


さて、そろそろいいですかね?


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