【本編完結】伝説の最強ドラゴンは心優しき白猫を溺愛す

ルコ

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エドナ診療所

ティム1*(後半に軽め)

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 くそっ!!ドラゴンの谷だけじゃなく、最南の島まで行かなければらなくなったのが遅れた原因だ。腹立たしい。

サムというあの男がエナに告白した瞬間、ノンが「今すぐドナとエナのもとへ戻ろう。」とオレを促した。ノンはドナと繋がりっぱなしだったので一部始終を見ていたようだ。

ドラゴンの谷からなら瞬間移動一回で魔族の国まで戻れるが、最南の島はものすごく遠いので数回に分けて瞬間移動しなければならない。その数分の間に、エナは手首を掴まれて抱き寄せられキスまでされそうになり、ドナもサーバルにのしかかられた。

サムもサーバルも殺してやりたかったが、エナに止められた。とりあえず拘束魔法でグルグル巻きにし、エナの兄のコウに引き渡す。もちろん、ノンにボコボコにされたサーバルも一緒に渡した。

コウは複雑そうな顔をしてオレに言う。

「ティム様ですね?カグラちゃんから大体の話は聞いています。色々と思うところはありますが、今日はエナを助けて頂きありがとうございました。
それと、サムはオレの後輩でもあるので、監督不行き届きだった事はあやまります。こいつは騎士団で罰を受けさせます。それで改心しなければクビになるでしょう。
お怒りは分かりますが、とりあえずはこれで治めてください。」

「あぁ、分かった。エナの事については日を改めて父君と兄君にあいさつさせてもらいたい。」

「ふっ、兄君はやめてください。コウで結構ですよ。それではまた日を改めて。」

コウはサムとサーバルを蔦魔法で引きずりながら帰って行った。

エナが床にペタリと座り込む。かわいそうに。怖い思いをさせてしまった。

「はぁ。気が抜けちゃった。」

そんなエナを患者用のベッドに連れて行こうと抱き上げると、オレに抱きついて来た。

「・・ちょっとこうしててもいい?」

可愛すぎるだろ。

「あぁ、もちろんだ。何ならずっとこのままでもいい。」

心の底からそう思う。

「ふふっ、僕ね?サムさんに抱き寄せられてすごく嫌だった。鳥肌まで立ったんだよ?キスされそうになった時には気持ち悪くて吐きそうだった。
初対面のティムとした時は気持ち良かったのにね?」

「エナ・・・」

オレはエナを強く抱きしめる。

「怖かったね。ごめんね、オレがもう少し早く来てたら、あんなヤツに触れさせたりしなかったのに。けど、嬉しい。オレとキスした時は気持ち良かったんだ?」

「うん、そうみたい。僕、他の誰ともキスしたりしたくない。けど・・ティムとはした・・・んふぅっ?!」

そんな事を言われて我慢出来るはずがない。

オレはエナを抱きかかえたまま口付けた。歯列を割って押し入った舌であらゆる所を舐めまわす。この前感じていた上顎は特に念入りに。お互いの舌を絡め貪りあっていると、どちらの物か分からない混じり合った唾液が口の端から溢れ、エナの顎を伝って胸元に落ちていく。

急いでベッドにエナを下ろし、シャツのボタンをはずす。
垂れた唾液を指ですくいエナの乳首に塗りつけた。

「ひぅっん?!」

「二回目なのに、ここもちゃんと感じるようになってエナは優秀だね?可愛い。好き、大好きだよエナ。オレの番。」

しばらく指でエナの乳首を弄んでいると、エナがハフハフと呼吸を荒げながら言う。

「はぁっ、はぁっん、えっと、僕、よく分かんないけど・・今ってその気になってるんだと思う・・・けど・・最後まではやっぱり怖い・・・」

「嬉しい。エナ、充分だよ?エナが心底オレを欲しいって思ってくれるまで、いつまでも待つよ。最後までは絶対しない。けど、その手前までならしていい?」

「うん・・?良く分からないけど・・怖くなって無理って言ったらやめてくれる?なら・・いいよ?」

「うん。約束する。エナが本当に嫌がったり怖がったりしたら絶対にそれ以上しない。」

「なら、好きにして?無理なら言うから・・・」
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