上 下
14 / 21
メイ Ⅲ

3*

しおりを挟む

 イツキの言葉通り、一度も抜かないままに何度も何度も精液を注がれ続けた。

もう俺の腹はパンパンで・・・イツキにしこりを擦られ最奥を突き上げられる度に、中がヒクヒクと痙攣するように蠢く。いつの間にか、最初は分からなかった快感を自覚出来るようになっていた。そしてあきらかに感度も上がっているようだ。

生ハメヤバい。

中の滑りも良くなっていたからか、イツキのチンコに貫かれたまま体を裏返され、背後からガンガン攻められた。

俺は顔を布団に押し付け、本能のままに尻を高く上げ、イツキの抽挿を受け入れる・・・溢れ出る精液は結合部分で泡立ち、グチュグチュと卑猥な音を立てている。けど俺はそんな犯されているような状況に堪らなく興奮してしまった。

「あぁ、メイはこうして背後から貫かれるのが好きなのかな?そんなにお尻を突き出して・・・」

イツキが軽くペチリと俺の尻を叩く。

「はうっっ!!」

「ははっ、めちゃくちゃ締まるんだけど?そうか、じゃあこれは?」

背後から手が伸びて来て、乳首をギュッと強く摘まれた。それと同時に思いっきり奥を突き上げられる。

「ひっあぁぁぁぁぁぁっ!!!」

その瞬間。俺のチンコからはもうほとんど透明の液体がこぷりと溢れ出た。

イキすぎて辛いのに、わけが分かららなくなった俺は、涎を垂らしながら喘ぐだけ。

「・・・メイはオレに虐められるとすごく感じるみたいだね。あぁ、オレたちは体の相性も最高みたいだ。だってオレはメイの泣き顔にありえないほど興奮するから。
大事にしたいはずのメイを虐めて喜ぶなんて、自分でもどうかと思ってたけど・・・これはメイを心身ともに満足させる為に必然な性癖だったんだね。
メイ、メイ、オレたちは何もかもすべてお互いを必要としているんだ。オレたちは二人で一つなんだよ。イツメイは永遠なんだ。メイ、メイ、愛してる」

・・・イツキが何かヤバい事を語っているようだが、俺にはそれを理解する余裕なんてない。

もう俺は・・・イツキから与えられる快楽を感じるだけの存在で・・・そう自覚した俺は・・・生涯イツキだけを受け入れようと・・・つまりはイツキという個人だけを愛する覚悟を決めたんだ・・・・・・


 快楽に蕩けきった俺はイツキに全てを委ねた。

あまりよく覚えていないけど、俺の腹がタプタプすぎてヤバかったから、とりあえず風呂場で出そうって事になって・・・布団の上に引いてた精液塗れのバスタオルに包まれて、2階からお姫様抱っこでイツキに運ばれた。

階段が怖かったから必死でイツキにしがみついて。そしたらイツキが嬉しそうにキスして来て・・・ラブラブかっ?そうだよラブラブだよ!って心の中でノリツッコミ。

その間にも尻穴からは精液が垂れて来て気が気じゃなかったけど。かろうじてバスタオルが吸収してくれた。

で、風呂場に着き、浴槽に手を付いた俺の尻穴をイツキが広げると、中からとろとろと溢れ出た大量の精液が流れ落ちる。それが洗い場から排水口へと白い道を作っているのを見て、どんだけ俺の中に出したんだよっ?!って今さらながら怖くなった。

けど、それを指で掻き出しながら、

「オレの精液を尻穴から垂れ流すメイ・・・あぁ、最高にエロいよ。さっきまでオレのが入っていたから、まだポッカリと穴が開いて捲れ上がったままだね。中の真っ赤な腸壁からオレが出した白い精液が出て来るんだ。ほんとエロいなぁ・・・
こら、そんなに締め付けちゃ出せないよ?まぁ、本当は出さずにメイの体にオレの体液を吸収して欲しいけど、お腹壊しちゃうもんね」

なんて、イツキがエロい口調で実況中継するから、羞恥でまた妙な気分になってしまった。しかも指が掻き出す為っていうより、俺を感じさせる動きをするんだよ。あきらかにしこりを押したり。更に乳首まで弄られたらその気になるよね?

それに案の定イツキのチンコはまた復活してバキバキになってるしさっ!!何回俺の中に出したと思ってんだ?絶倫かよ?!

 結局また「挿れて」とか言ってしまった俺。背後からハメられてから、何と上半身を抱いて引き起こされて、イツキの上に座るような体勢にされてしまった。

えっと、いわゆる背面座位ってやつ??

これがまた、チンコがめちゃくちゃグッポリ奥まで入ってもう・・・おまけに背後から乳首やチンコも弄られ放題。更に俺の羞恥を煽る言葉責め。

「メイ、まだ二回目なのにグッポリと奥までチンコを咥えてやらしいね。それに乳首を弄るとめちゃくちゃ締まるし、やっぱりメイはビッチだったんだ。あぁ、メイ、メイ、オレだけのビッチ・・・ほら、こんな目にあってるにチンコはビンビンだし・・・扱いて欲しいの?オレに奥まで貫かれながらチンコも乳首も扱かれてイキまくりたいの?
貪欲だなぁ!いいよ、全部してあげる。ほら、ほら、気持ち良くなって?オレがいくらでもイカせてあげる・・・」

死ぬかと思った。

もう何も出ないのに中がうねって快感が蓄積されて・・・俺は多分、中イキってヤツをしてしまったんだ。

出して終わりってわけじゃない、ひたすら続く快感は怖かった。もうイキたくないのに、中はもちろん太ももまで痙攣し、足がピンと伸びる。腰はカクカクと揺れて止まらない。体だけが暴走してしまっている感じだ。更に目の前がチカチカして、視界がグルグルとまわる。そんな未知の過ぎる快楽に付いていけず・・・俺の意識は飛んだ・・・
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

性的に奔放なのが常識な異世界で

霧乃ふー  短編
BL
幼い頃、ふとした瞬間に日本人の男子学生であることを思い出した。ファンタジーな異世界に転生したらしい俺は充実感のある毎日を送っていた。 ある日、家族に成人を祝ってもらい幸せなまま眠りについた。 次の日、この異世界の常識を体で知ることになるとは知らずに幸せな眠りに微睡んでいた……

ダメですお義父さん! 妻が起きてしまいます……

周防
BL
居候は肩身が狭い

ヤリチン無口な親友がとにかくすごい

A奈
BL
 【無口ノンケ×わんこ系ゲイ】  ゲイである翔太は、生まれてこの方彼氏のいない寂しさをディルドで紛らわしていたが、遂にそれも限界がきた。  どうしても生身の男とセックスしたい──そんな思いでゲイ専用のデリヘルで働き始めることになったが、最初の客はまさかのノンケの親友で…… ※R18手慣らし短編です。エロはぬるい上に短いです。 ※デリヘルについては詳しくないので設定緩めです。 ※受けが関西弁ですが、作者は関東出身なので間違いがあれば教えて頂けると助かります。 ⭐︎2023/10/10 番外編追加しました!

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた

やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。 俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。 独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。 好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け ムーンライトノベルズにも掲載しています。

恥ずかしがる僕をその気にさせようと、恋人が外堀を埋めてきました

あるのーる
BL
恥ずかしがってキスもさせてくれない受けに自分に慣れさせようと考えた攻めが、慣れるための握手から始め、最終的に淫語ハメ請いをするほど焦らす話です。(全7話)

これって普通じゃないの?~お隣の双子のお兄ちゃんと僕の関係~

syouki
BL
お隣の5歳上のお兄ちゃんたちと兄弟のように育ってきた僕の日常。 えっ?これって普通じゃないの? ※3Pが苦手な方は閉じてください。 ※下書きなしなので、更新に間があきます。なるべくがんばります。。。(土日は無理かも) ※ストックが出来たら予約公開します。目指せ毎日!! ※書きながらかなりエロくなりました…。脳内ヤバいですwww ※エールをしてくれた方、ありがとうございますm(_ _)m 

デリヘルからはじまる恋

よしゆき
BL
デリヘルで働く春陽と、彼を指名する頼斗。いつも優しく抱いてくれる頼斗を、客なのに好きになってしまいそうで春陽はデリヘルを辞める。その後外でばったり頼斗と会い、家に連れ込まれめちゃくちゃされる話。 モロ語で溢れています。

平凡腐男子なのに美形幼馴染に告白された

うた
BL
平凡受けが地雷な平凡腐男子が美形幼馴染に告白され、地雷と解釈違いに苦悩する話。 ※作中で平凡受けが地雷だと散々書いていますが、作者本人は美形×平凡をこよなく愛しています。ご安心ください。 ※pixivにも投稿しています

処理中です...