13 / 21
メイ Ⅲ
2*
しおりを挟むイツキの指がじっくりと俺の中を掻き混ぜる。あぁ、思いっきりチンコを扱いて射精したい。なのにイツキが俺の中でイキそうになるまで禁止だと?
なら、仕方ねぇ・・・
「・・・もうイツキのチンコ挿れて」
イツキが俺の股から顔を上げ、ニヤリと笑って指を抜いた。
「んっ、はぁぁぁんっ!!」
ズルリと体内から排出される感覚に思わず声が漏れる。
あぁ、クッソ!またこいつの思い通りになってしまった・・・でも、悔しいけどこれ以上我慢は出来ない。
「仰せのままに」
イツキは、今度は王子様かと思うような笑顔で、まるでどこかの姫の手を取りキスをするような優雅さで・・・その笑顔と仕草に似合わない、おのれのバキバキのチンコにローションをぶっかけた。更に俺の尻穴にもローションを追加して塗り込んでいく。
・・・こいつ、ずっとバキバキのままだったのかっ?!!!
その状態でひたすら優しく俺の尻穴を舐めまくるだけなんて・・・
自制心が鋼かよっ?
ヤリたい盛りの男子高生のはずだよね?!
よく分からないが尊敬の念すら抱いてしまう。だって俺はもう射精したくて堪らない。その為にはこのグロテスクな凶器をも受け入れる・・・ってまぁ、俺はもうこれが入った後の快感も知ってしまったから言えるんだけど。
「・・・早く来いよ」
軽く目を見開いたイツキは、俺の頭を撫でながらそのバッキバキの切先を、グズグスの穴へと当てがった。
もう入口は充分すぎるほど解れていたので、先っぽだけはすぐに入った。だが、張り出た雁首の部分を飲み込むのは二回目の俺には厳しく、苦しくて生理的な涙が溢れる。その涙を唇で吸い取りながら、イツキはゆっくりと腰を進めて行った。
「ぐうっ、んはぁっ!はぁっ、はぁっ・・・」
深く呼吸をすると、少し楽かもしれない。それにこの前と違ってゴムがないからか、張り出た雁首がしこりを擦ると、ものすごくダイレクトに刺激が伝わって来る・・・これは、気持ちいいのか?あまりにも直接的すぎて脳が体の感覚に追いつかない。
後、熱い。生チンコは熱かった。この前より熱が直に感じられて、イツキの猛りを粘膜で受け止めている感がすごい。
うん、これはちょっと幸せかもしれない。
ゆっくりじわじわと、何とか最奥まで到達したイツキがうっとりとした顔で言う。
「はぁぁ、メイの中がヤバい・・・ゴムがないだけでこんなに違うんだ・・・粘膜と粘膜が擦れて・・・温かい。あぁ、メイを直に感じられて幸せ・・・またイツメイになれたね」
イツメイはもういい。気に入るな。
けど、その前の言葉は・・・まぁそうだな。俺もそう思うよ。馴染むまで待ってくれているイツキの背中に手を回し、耳元で俺は囁く。
「イツキ、俺が反応するのはお前だけだ。あーちゃんの乳を揉んでも・・・柔らかくて至福の感触だったけども・・・ヤリたいとは思わなかった。勃つ気配すらなかったよ。キスだってお前以外とは出来ねぇわ。心配しなくても、俺はもう女の子を抱こうって気にはならねぇよ」
イツキの凶悪チンコが俺の中で更に膨らんだ。
「ちょっ、お前、これ以上デカくすんなよっ?!!」
「メイが煽るのが悪い!!」
イツキの腰が激しく動き出す。さっきまでの鋼の自制心はどこに行った?!
急に揺さぶられ、限界を超えて広がりめくれあがる尻穴は痛く苦しかったが、だんだんと俺の体は快感を拾い出す。
「あっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁっ!!」
強すぎる刺激も、何度も何度も繰り返されると、ちゃんと気持ちいいと認識出来るようになるんだな。しこりはもちろん、奥を突かれるのも堪らない・・・あぁ、これは紛れもなく快感だ。激しい抽挿に合わせ、俺の腰も自然に動いてしまう。
あっ、チンコが腹に擦れて気持ちいい・・・これなら触らなくてもイケそ・・・と思ったら、イツキの指が根元をギュッと掴みやがった。
「えっ?何で?!離せ!イケそうだったのにっ!!」
「だから、お仕置きだって言ってるだろ?メイはオレに中出しされながらイクんだよ。もうちょっと我慢しろ」
いやいやいや、鬼畜かよっ?!
けれどイツキも限界が近いようで、余裕のない抽挿が続く。パンパンと肉と肉がぶつかり合う音に聴覚を犯され、必死に腰を振るイツキの姿に視覚を奪われ・・・そして、粘膜と粘膜が直に絡み合う内壁の触覚へとすべての感覚が集約される・・・
「も、もう無理だよぉ・・・イキたい・・・あっ、あぁぁぁぁぁ!!イツキ、イツキ、イツキっ!!!」
そう叫んだ瞬間イツキの指が緩み、俺のチンコが解放される。そしてそのまま上下に扱かれると同時に、俺の中の最奥に熱い熱い液体がビュービューとぶちまけられた・・・その感触とともに俺のチンコからも精液が噴出する。
「あぁ、メイ、メイ、メイ・・・好きだよ。メイの中に出せて嬉しい・・・これでメイはオレだけのものだ。メイの内臓や粘膜までもオレの体液で満たして・・・あぁ、もっと、もっと、溢れても溢れても、何度でもメイの中をオレで満たしてあげる・・・」
3
お気に入りに追加
498
あなたにおすすめの小説
ゲーム世界の貴族A(=俺)
猫宮乾
BL
妹に頼み込まれてBLゲームの戦闘部分を手伝っていた主人公。完璧に内容が頭に入った状態で、気がつけばそのゲームの世界にトリップしていた。脇役の貴族Aに成り代わっていたが、魔法が使えて楽しすぎた! が、BLゲームの世界だって事を忘れていた。
悪役令息物語~呪われた悪役令息は、追放先でスパダリたちに愛欲を注がれる~
トモモト ヨシユキ
BL
魔法を使い魔力が少なくなると発情しちゃう呪いをかけられた僕は、聖者を誘惑した罪で婚約破棄されたうえ辺境へ追放される。
しかし、もと婚約者である王女の企みによって山賊に襲われる。
貞操の危機を救ってくれたのは、若き辺境伯だった。
虚弱体質の呪われた深窓の令息をめぐり対立する聖者と辺境伯。
そこに呪いをかけた邪神も加わり恋の鞘当てが繰り広げられる?
エブリスタにも掲載しています。
罰ゲームでパパ活したら美丈夫が釣れました
田中 乃那加
BL
エロです
考えるな、感じるんだ
罰ゲームでパパ活垢つくってオッサン引っ掛けようとしたら、めちゃくちゃイケメンでどこか浮世離れした美丈夫(オッサン)来ちゃった!?
あの手この手で気がつけば――。
美丈夫×男子高校生
のアホエロ
ハイスペックストーカーに追われています
たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!!
と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。
完結しました。
不良少年は可愛がられるだけのペットになりました
霧乃ふー 短編
BL
別邸の地下に今日も向かう。
そこにいるのはこの間買った不良少年だ。親に見放されて闇で売りに出された少年をペットとして今日も可愛がることにする。
クラスのボッチくんな僕が風邪をひいたら急激なモテ期が到来した件について。
とうふ
BL
題名そのままです。
クラスでボッチ陰キャな僕が風邪をひいた。友達もいないから、誰も心配してくれない。静かな部屋で落ち込んでいたが...モテ期の到来!?いつも無視してたクラスの人が、先生が、先輩が、部屋に押しかけてきた!あの、僕風邪なんですけど。
美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる