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番外編 ジュン×レンの過去と日常

ジュン *

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 あぁ、クソっ!余裕がないにも程がある。

キルに先を越されたおれは、レンを自室に連れ込んだ。マジで口説き方なんて知らねぇ、実力行使だ。

レンが女と別れたと聞いて安堵する。他に愛する存在がいないのなら、おれに惚れさせてやる。男か女かなんて些細な差でしかない事をレンに分からせてやろう。

おれはレンにキスをした。

最初から全力で攻める。驚いて少し開き気味だった唇に舌をねじ込み、レンの口腔内を貪りつくす。上顎や内頬を舌先でなぞり、舌を絡め、レンの弱い所を探す。

強張っていたレンの体の力が抜けた。
おれはレンを抱きしめ、そっとベッドに倒す。

レンを見つめて聞いてみる。

「嫌だったか?」 

「い、嫌じゃないけど・・・」

「嫌じゃないならやめてやんねぇよ。」

もう一度深いキスをする。
そのまま頬や首筋を撫で、服をはだけ、レンの乳首を摘んでやる。

レンの体がビクリと跳ねるが、そのまま押さえつけてキスを続けた。
しばらくクリクリと乳首を捏ねていると、レンのモノが硬くなっていくのが分かる。

キスを続けたまま下半身に手を這わす。逃げようと身を捩るがかまわず押さえつけ、下着の隙間から入れた手でレンのモノを直接握ってやる。
数回扱くとレンの腰が揺れ始め、先走りが溢れて来た。

そこでようやくレンの唇を解放してやった。潤んだ瞳に蕩けた顔。

クソっ!エロいな。堪んねぇわ。

おれはもう一度レンに聞く。

「男は嫌か?」

「・・・男は嫌だけど、魔王様は嫌じゃない・・かも・・・?」

「ん、ならやめてやんねぇ。魔王様じゃなくて、ジュンだ。おれにだけ、ジュンにだけ感じてろ。」

レンのモノを扱きながら乳首を舐める。しばらく優しく舐めてからカリッと噛んでやった。

「はうっんっ!ヤダ、イッちゃうよ。」

「イケよ。ほら。」

服を全て脱がし、先走りを指に絡めて根元まで塗り、キツめにレンのモノを握りなおして上下に扱く。
レンもそれに合わせて腰を振り出した。

エロすぎて今すぐ突っ込みたくなるが、我慢してレンをイカす事に集中する。乳首を強めに摘み、軽く引っ張った瞬間、レンは勢いよく吐精した。

おれにかかった蜜を、レンに見せつけながら舐める。周りに飛び散った蜜は洗浄魔法で綺麗にした。

「ヤダ、そんなの舐めないで・・魔王さ、ジュンさんの色気がヤバいんですけど・・・」

「おれからしたら、お前がエロすぎてヤバいけどな。マジで想像以上だわ。もう絶対止まらねぇからな。」

「えっ?!ちょっと待って?俺処女だからね?女の子としかしたことないから・・・」

「エロい処女とか最高すぎんだろ!!おれ、もうお前だけでいいわ。他のヤツなんか抱かないから、レンの処女をくれ。で、付き合ってくれ。」

「えぇっ??!!あの魔王様が浮気しないとか信じられない・・・」

「絶対にしない。今決めた。何ならキルとクーを呼ぶか?憑依してヤレば、相手が考えてる事が本気かどうか分かるぞ?」

「い、いや、最初はジュンさんだけがい・・はうっ?!」
 
「煽るなっ!!洗浄!」

おれはレンの尻穴に洗浄魔法をかけ、香油も取り出す。

「ほ、本当に挿れる気?無理だと思うんですけど・・俺そんなつもり全くなかったし・・・」

「じゃあ、最初はこっちを舐めながら解してやるよ。レンは気持ち良くだけなってろ。」

そう言っておれは自分の手のひらに香油を垂らしながら、レンのモノを口に咥えた。

「えっ?うそ?!」

イッたばかりのモノの先端に舌先を這わせ蜜の残りを舐めとる。裏筋を舌でなぞり、根元を片手で扱けば、あっという間に硬くなっていく。

レンがそっちに気を取られている間に、手のひらに出した香油を尻穴の周りに塗り込み、指を一本差し込んだ。流石にキツイな。香油を増やし、しばらく馴染ませる。
然程抵抗がなくなってから二本に増やし、中を探ってみる。指が届く腹側にあるしこりを擦ってやると、レンのモノが完全に勃ち上がった。

すぐにイッてしまわないように加減をしながらモノをしゃぶり、しばらくその状態で、指で念入りに穴を解していく。

「はぁ、ん、んあ!もう無理、イキたい・・イカせて・・・」

頭を上下に動かし、喉の奥までモノを飲み込みながら根元を手で扱いてやる。その間に指を三本に増やし、中でバラバラに動かすと、しこりに触れた。

「ひっ?!あぁぁぁぁぁ!!」

レンが吐精する。吐き出した蜜をゴクリと飲み込む。他の男が出した精液なんざ飲む気にもならなかったが、レンの蜜ならいくらでも飲めるな。

「の、飲んじゃったの?魔王様が俺のを・・」

「おう、ごちそうさん。で、ジュンだって言ってんだろ?ほら、レン、お前の穴はもう指三本飲み込んでるぞ?痛いか?」

「えっ?!ウソ?変な感じはするけどそんなに痛くはない・・かな?」

指を動かし、さっき見つけたしこりを擦ってやる。

「んあっ!!ヤダそこ、何かピリッてする。」

「大丈夫、ここはレンが気持ち良くなれる所だからな。そろそろいいか?」

指を抜いて、おれのバキバキに勃ち上がったモノに香油を垂らし、先端をそっと押し付けた。

「ちょっと待って?!!!何それ?!!デカ過ぎない?!どう考えても無理だよね??!!!」

「大丈夫、ゆっくりゆっくり挿れてやるから。ほら、先が入った。」

本当に少しずつ少しずつ挿入していく。指で広げた所までは順調に進んだが、そこから先は未開の地だ。
レンの頭を撫でキスをする。最初に見つけておいたレンが弱い上顎を舐め、舌を絡める。少し体の力が抜けたので、モノを先に進める。

そのままキスとじわじわ挿入を続け、長い長い時間をかけてレンの奥まで辿り着いた。

「よく頑張ったな。全部入ったぞ。」

「ウソっ??あの大きすぎるのが入ったの??そんなに痛くなかったよ?圧迫感はすごいけど。」

「時間をかけたらからな。後、ほんのちょっとだけ拡張の魔法もかけた。そろそろ動いていいか?流石におれも限界なんだが。」

「う、うん。」

ゆっくりと腰を動かす。大丈夫そうなのでだんだんと速度を上げる。美味そうな小さな突起が目に入り、二つとも舐めて可愛がってやると、穴がキュッと締まった。

「ひゃんっ!あっ、ダメ、んん・・」

ヤバい。レンがエロすぎて手加減出来ねぇ。今まで我慢していた反動が来た。

「乳首舐められるのが好きか?めちゃくちゃ締まったぞ?もっと虐めて欲しいのか?」

乳首をコリコリと強めに弄り、尖りきった所に歯を立てる。

「あっ、あっ、やめて!またイッちゃう!!お尻も何かキュンキュンする・・」

「ちょっと待て!煽るなっ!エロすぎんだろ?!!おれも無理だわ、一回出すぞ!」

腰をガンガン振ってレンの尻穴を犯す。パチュパチュと肌がぶつかる音と、ズッチャズッチャと粘膜が擦れる音が部屋に鳴り響く。

おれがレンの中に大量の白濁を撒き散らした瞬間、レンもまた吐精した。しかもちょっと中イキもしているみたいだ。それに気付いたおれのモノがまた硬くなる。自分が出した白濁で滑りが良くなったレンの穴に抜き差しを繰り返す。しこりを突いてやるとレンの体がビクビクと痙攣した。

マジかよ?!

さっきまで処女だったのに本気でドライでイッてるのか??!

堪んねぇなっ!!

もう他のヤツなんか抱きたくもない。レン一人で充分だ。それからイキっぱなしになってるレンにおれもまた二回出した。

おれはレンを抱きしめて言う。

「レン、愛してる。お前だけで、いや、お前だけがいい。おれの唯一になってくれ・・・」

全く柄でもない。愛してるなんて初めて言ったかもしれねぇ。カコにさえ好き止まりだ。

本当に愛した人物を抱くとこんなにも満ち足りた気分になるのか・・

おれは更に強く強くレンを抱きしめた・・・
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