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DAY5
95 ※
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腰を支えていた水元の手が尻に降りてくる。割れ目の部分に指を挿し入れ、響野の意思を問うように尾底骨をなぞり、下の窄まりへと移動した。
「あ……」
ぞくぞくと背筋を駆け上がる別の快楽がわき上がってきて、上体が仰け反った。
「これ、気持ちいい?」
水元の指は穴の周囲を探るように執拗に動く。それに反応してますます自分の前が硬くなっていくのを感じた。恥ずかしくてたまらないのに、彼に握られた響野のものは先走りでぬるつき、腰は相手の指を受け入れるように勝手に後ろへ突き出される。
「気持ちいい……」
答えると、水元は響野をバスルームの壁と向かい合って立つように誘導して後ろから強く抱きしめた。
「ゆっくりやるから」
遠慮がちにささやく声は、なぜか泣きそうにかすれている。
抱きたいなら抱きたいと、最初から言えばいいのに。
朦朧とした意識のすみでそう思った。
自分はどっちでもいい。水元になら何をされても良かった。
だが、背後から伸びてきた水元の手に前を強く握られると、またしても複雑なことは考えられなくなる。
先ほどよりも激しく手を前後させながら、水元は明確な侵入の意思を持って響野の後ろを探りはじめた。コンドームをはめた中指が、ローションの助けも借りてするりと中に入り込み、本人が宣言した通りにゆっくりと響野の内側をくつろげていく。
「あ……」
ぞくぞくと背筋を駆け上がる別の快楽がわき上がってきて、上体が仰け反った。
「これ、気持ちいい?」
水元の指は穴の周囲を探るように執拗に動く。それに反応してますます自分の前が硬くなっていくのを感じた。恥ずかしくてたまらないのに、彼に握られた響野のものは先走りでぬるつき、腰は相手の指を受け入れるように勝手に後ろへ突き出される。
「気持ちいい……」
答えると、水元は響野をバスルームの壁と向かい合って立つように誘導して後ろから強く抱きしめた。
「ゆっくりやるから」
遠慮がちにささやく声は、なぜか泣きそうにかすれている。
抱きたいなら抱きたいと、最初から言えばいいのに。
朦朧とした意識のすみでそう思った。
自分はどっちでもいい。水元になら何をされても良かった。
だが、背後から伸びてきた水元の手に前を強く握られると、またしても複雑なことは考えられなくなる。
先ほどよりも激しく手を前後させながら、水元は明確な侵入の意思を持って響野の後ろを探りはじめた。コンドームをはめた中指が、ローションの助けも借りてするりと中に入り込み、本人が宣言した通りにゆっくりと響野の内側をくつろげていく。
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